起点付近(北九州市若松区本町二丁目)。奥が芦屋方面
終点付近(福岡市東区香住ヶ丘一丁目)。奥が和白方面
国道495号(こくどう495ごう)は、福岡県北九州市若松区から福岡市東区に至る一般国道である。
概要
起点の北九州市若松区若松駅前から若松発電所前交差点までは臨海部の工業地帯を通過する幹線道路であり、ひびきコンテナターミナルへのアクセス道路となっているため、大型車の交通量が多い。若松市街地を回避して戸畑区側から臨海部へ至る新たなルートとして若戸トンネルが整備された[1]。国道制定当時は若松市街地を中川通り、大井戸通りを経て脇ノ浦入口交差点へ至る旧県道のルートで設定されていた。その後芦屋町のジグザグ区間を除き福津市までの区間は、おおむね玄界灘に沿い、都市部から離れているため、比較的交通量の少ない快走路である。なお若松駅前から芦屋町までは国道199号・福岡県道26号北九州芦屋線を経由する方が格段に便利である。福津市から福岡市東区までの区間は、かつての国道3号であり、交通量が多くよく渋滞する。福岡市内の4.1 kmには「和白通り」との福岡市道路愛称が付けられている。1990年代後半までは海の中道、志賀島方面への分岐となる「和白」交差点付近が週末を中心に非常に混雑し、県内屈指の渋滞ポイントとなっていたがアイランドシティを経由する道路、新宮町からのアクセス道路として福岡県道537号湊下府線、福岡県道538号湊塩浜線の整備、また和白交差点より都心方面への4車線化が完成したことなどによりかなり改善されている。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
- 福岡県告示により当時の福岡県道63号若松芦屋線と、福岡県道26号北九州芦屋福岡線のうち遠賀郡芦屋町から福岡市東区までの区間が国道に昇格して現在に至る(県道26号のうち残された北九州市から遠賀郡芦屋町の区間は福岡県道26号北九州芦屋線となった)。
路線状況
芦屋町内の経路変更
2015年(平成27年)以前、芦屋町の市街地では一車線区間を含むクランク状の細い街路を経由していた。道路利用者への案内をわかりやすくするため、2014年(平成26)年3月に福岡県と芦屋町の間で「町道と国・県道の振替えに関する協定書」が締結され、準備が整った路線から順次、実際の交通に合わせる形で福岡県道や芦屋町道との間で管理換えを行った上で経路変更されることになった[5]。この協定に基づき、2015年(平成27年)3月31日には芦屋橋西交差点から白浜町交差点までの区間(旧道は福岡県道27号直方芦屋線と芦屋町道に)と緑ヶ丘交差点から浜口公民館前交差点までの区間(旧道は芦屋町道に)の経路が変更された[6]。2016年(平成28年)4月1日には浜口町交差点から芦屋ボートレース場前交差点までの区間がショートカットから芦屋浜口南交差点経由へと変更され、それまでの福岡県道26号北九州芦屋線と福岡県道285号浜口遠賀線の一部が国道495号に編入され、旧道は芦屋町道に移管された[7]。
別名
- 若松コスモス街道(北九州市)
- 埋め立て地を通過する安瀬変電所前交差点 - 脇ノ浦入口交差点間の沿道にボランティアの協力を得てコスモスが植えられ、9月から10月にかけて花を咲かせて多くの人に親しまれたことからこのように呼ばれた。この事業は2011年度で終了し、濃い緑の森の形成を目指してドングリ等の植樹が進められている[8]。
- 旧国道3号線
- 旧県道26号線
- 和白通り(福岡市)
バイパス
- 竹並バイパス(北九州市若松区頓田 - 同区蜑住(あますみ))
- 若松発電所前交差点 - 竹並交差点間は都市計画道路12号線の一部として2005年4月5日に供用開始[9]。都市計画道路12号線はそのまま南に進み市道折尾頓田線として北九州学術研究都市方面に向かうが、国道495号竹並バイパスは竹並交差点で西に折れる。竹並交差点 - 稲国交差点間は都市計画道路竹並芦屋線として整備されており、当初2010年度に整備完了予定であった[10]が事業は遅延し、2014年12月10日に竹並交差点 - 火の坂交差点間(延長1.4 km)が開通した[11]。残る火の坂交差点 - 稲国交差点間(延長800 m)も2018年5月15日に4車線化供用し、全線が4車線化開通となった[12]。
道の駅
地理
通過する自治体
交差する道路
交差する鉄道
脚注
注釈
- ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ 2003年4月1日、宗像市に編入。
- ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
出典
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
国道495号に関連するカテゴリがあります。
|
---|
通過市区町村 |
|
---|
主要交差点 |
- 老松公園前
- 桟橋通り
- 砂津
- 三萩野
- 筒井町
- 日吉
- 香椎駅前3丁目
- 堅粕1丁目
- 東光2丁目
- 立花寺北
- 原田
- 永吉
- 姫方町
- 東櫛原
- 東町
- 大島
- 西上町
- 中央通
- 舞尾
- 水道町
- 代継橋
- 近見
- 須屋高架橋
- 新南部
- 松原
- 松橋町曲野
- 萩原町
- 古城
- 米ノ津
- 出水IC入口
- 餅井
- 多田
- 大小路町
- 市来農芸高前
- 小山田町
- 照国神社前
|
---|
バイパス |
|
---|
道路名・愛称 | |
---|
道の駅 | |
---|
主要構造物 | |
---|
自然要衝 | |
---|
旧道 | |
---|
関連項目 | |
---|
|
---|
1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
---|
|
|
101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
---|
|
|
201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
---|
|
|
|
|
|
|
|