国道241号(こくどう241ごう)は、北海道川上郡弟子屈町から帯広市に至る一般国道である。
概要
北海道の東部、摩周のふもと川上郡弟子屈町市街地から西へ、阿寒摩周国立公園内の阿寒湖をはじめとする湖沼群の南を抜けて上足寄を経て、帯広市街地に至る延長172 kmの一般国道の路線で、主な通過地は、釧路市阿寒町、足寄郡足寄町、河東郡上士幌町、河東郡士幌町である。なかでも、阿寒摩周国立公園内を抜ける弟子屈 - 上足寄間の約69 kmの道路は「阿寒横断道路」の別名でもよばれ、沿道に阿寒湖温泉や神秘的な湖沼群があるほか、雄阿寒岳などの火山群がそびえる観光ルートにもなっている。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
路線状況
通称
- 川上郡弟子屈町の国道243号分岐 - 釧路市阿寒町の区間の通称。釧路市と足寄町の市町界以東の釧路総合振興局内の単独区間を指す。
- 足寄郡足寄町 - 帯広市の国道38号交点の区間の通称。釧路市と足寄町の市町界以西の十勝総合振興局内の単独区間を指す。
- 新通(音更町内)
- 木野大通(音更町内)
- フロンティア通(音更町内)
バイパス
重複区間
- 国道240号(釧路市阿寒湖畔)
- 国道242号(足寄郡足寄町・足寄駅前 - 郊南1丁目交差点)
- 国道273号(帯広市・大通北1丁目交差点 - 河東郡上士幌町・上士幌交差点)
- 国道274号(足寄郡足寄町・郊南1丁目交差点 - 河東郡士幌町・士幌交差点)
道路施設
主な橋梁
- 摩周大橋(釧路川、川上郡弟子屈町)
- 両国橋(利別川、足寄郡足寄町)
- 紅葉橋(美里別川・足寄湖、足寄郡足寄町)
- 音更橋(音更川、河東郡音更町)
- 共和橋(音更川、河東郡音更町)※帯広北バイパス
- 十勝大橋(十勝川、河東郡音更町 - 帯広市西一条北)
- 平原大橋(十勝川、河東郡音更町 - 帯広市西十七条北)※帯広北バイパス
道の駅
地理
阿寒横断道路区間の沿線のほとんどは、ヒグマやエゾシカ、キタキツネなどの野生動物も多く生息する阿寒摩周国立公園の原生林の広がる山岳地域の中にある。途中、ペンケトー、パンケトーと呼ばれるふたつの湖を展望できる双湖台や、雄阿寒岳、雌阿寒岳を望む双岳台などの展望台駐車場がある。
通過する自治体
交差する道路
釧路総合振興局
- 川上郡弟子屈町
- 釧路市
十勝総合振興局
- 足寄郡足寄町
- 河東郡上士幌町
- 河東郡士幌町
- 河東郡音更町
- 帯広市
帯広北バイパス
主な峠
- 永山峠(川上郡弟子屈町 - 釧路市)
- 足寄峠(釧路市 - 足寄郡足寄町)
脚注
注釈
- ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ 2005年10月11日に釧路市ほか2町が合併して釧路市発足。
- ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
国道241号に関連するカテゴリがあります。
- 国土交通省北海道開発局
- 釧路開発建設部
- 帯広開発建設部
- 足寄道路事務所が釧路市・足寄町界 - 河東郡上士幌町上士幌東3線(上士幌15区交点)を管理。
- 帯広道路事務所が河東郡上士幌町上士幌東3線(上士幌15区交点) - 帯広市大通北1丁目(大通北1終点)および帯広市西17条北1丁目19番1(西17北1終点)を管理。
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通過市町村 |
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バイパス | |
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愛称・別名 |
阿寒横断道路・足寄国道・新通・木野大通・フロンティア通
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主要構造物 |
摩周大橋・両国橋・紅葉橋・音更橋・共和橋・十勝大橋・平原大橋
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道の駅 | |
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自然要衝 | |
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関連項目 | |
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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