国道487号(こくどう487ごう)は、広島県呉市から広島市南区に至る一般国道である。
概要
広島県呉市から南下して瀬戸内海に浮かぶ倉橋島、江田島など瀬戸内の島々を周回して、広島市南区の宇品から南区役所前の国道2号へと結ぶ、延長約64 kmの一般国道で、途中に海上区間があり、江田島内と、江田島 - 宇品間にある。主な経由地は、呉市音戸町(倉橋島)、江田島市(能美島・江田島)である。とりわけ、海上自衛隊の関連施設が目立つ地区を経由する[1]。
本州と倉橋島を結ぶ橋は音戸大橋(おんどおおはし)と呼び、海峡を航路が通るため3層のループ状になっている。この海峡は平清盛が開削したことで知られる。広島市の区間は「宇品通り」と呼び、道路の中央に広島電鉄宇品線の電車が走る。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
路線状況
別名
バイパス
重複区間
- 国道31号(呉市・本通二丁目交差点(起点) - 本通一丁目交差点)
- 国道2号広島南道路(広島市南区・元宇品入口交差点 - 宇品海岸3丁目交差点)
海上区間
海上区間は、江田島市にある能美島高田港 - 江田島津久茂港間と、江田島切串港 - 広島市広島港の2区間がある。高田港 - 津久茂港には交通手段はなく、切串港 - 広島港に瀬戸内シーライン(旧称・ファーストビーチ)と上村汽船のフェリー路線が就航する[1]。倉橋島を連絡する音戸大橋と早瀬大橋は海上に架かる橋であることから、この橋を海上区間としてカウントされることもあり、この場合は一般国道では最多となる4区間を有する海上国道となる[1]。
道路施設
橋梁
- 警固屋高架橋(呉市警固屋)※警固屋音戸バイパス
- 第二音戸大橋(呉市警固屋 - 同市音戸町坪井)※警固屋音戸バイパス
- 音戸大橋(呉市警固屋 - 同市音戸町引地)
- 早瀬大橋(呉市音戸町早瀬 - 江田島市大柿町大君)
トンネル
- 警固屋トンネル(呉市警固屋)※警固屋音戸バイパス
- 音戸トンネル(呉市音戸町大字音戸 - 同市音戸町渡子)
- 若宮トンネル(呉市音戸町藤脇)※藤脇バイパス
- 切串隧道(江田島市江田島町)
交通量
24時間交通量(台) 道路交通センサス
観測地点 |
平成22(2010)年度
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呉市警固屋7丁目2番 |
18,808
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呉市音戸町鰯浜2丁目 |
11,548
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江田島市大柿町大君 |
09,356
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江田島市大柿町大原 |
07,330
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江田島市能美町中町長石 |
07,128
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江田島市江田島町宮ノ原1丁目 |
03,429
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江田島市江田島町中央1丁目 |
05,590
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江田島市江田島町小用4丁目 |
02,613
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広島市南区宇品海岸二丁目 |
04,234
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(出典:「平成22年度道路交通センサス」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)
地理
通過する自治体
交差する道路
脚注
注釈
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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