国道135号
国道135号(こくどう135ごう)は、静岡県下田市から伊豆半島東海岸を経由して、神奈川県小田原市に至る一般国道である。
概要
起点の下田市から、伊豆半島東側に位置する伊東市、熱海市などを経て、相模灘に沿って北上し、終点の小田原市に至る路線である。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
路線状況
バイパス
西湘バイパス石橋IC - 真鶴道路のバイパス整備
西湘バイパス石橋ICから真鶴道路までの区間はバイパス道路が整備されておらず、2005年度(平成17年度)の道路交通センサスによれば休日は1時間平均で上下線合わせて2,000台以上が走行している。当該区間は地元住民の生活道路でもあるため、1981年(昭和56年)より小田原市、真鶴町と湯河原町は協議会を設置して国や神奈川県へ西湘バイパスの延伸を申し立てた。しかし日本道路公団およびその業務を継承した中日本高速道路側に動きは見られないため、2008年(平成20年)2月8日に神奈川県は当初予算案の中で当該区間のバイパス道路整備計画を示した。
整備計画では当該区間を西湘バイパスの延伸ではなく、神奈川県が主体となり国道135号のバイパスを整備するものとなっている。2008年度(平成20年度)に基礎調査を実施し、2009年度(平成21年度)以降に設計、都市計画決定やルート選定を実施する。神奈川新聞によると静岡県熱海市もこの計画について歓迎の意向を示すコメントを出している[7]。
拡幅事業
静岡県熱海土木事務所では平成20年代後半の供用に向けて、伊東市吉田の三の原入口交差点 - 同市川奈の殿山交差点において、4車線化拡幅事業中である[8]。
有料道路
無料開放
道路施設
道の駅
交通量
道路交通センサスより
地名 |
2005年 |
2010年 |
2015年
|
下田市外ヶ岡 |
17,262 |
16,494 |
16,705
|
河津町浜 |
08,973 |
08,352 |
08,850
|
東伊豆町稲取 |
10,867 |
11,095 |
11,825
|
伊東市赤沢 |
13,218 |
12,336 |
11,660
|
伊東市富戸 |
18,369 |
18,569 |
18,903
|
伊東市川奈 |
21,446 |
20,109 |
21,728
|
伊東市玖須美 |
13,369 |
13,016 |
13,542
|
伊東市東松原町 |
17,248 |
17,029 |
18,954
|
伊東市湯川 |
21,759 |
21,993 |
24,094
|
伊東市宇佐美 |
13,371 |
14,039 |
13,044
|
熱海市下多賀 |
19,225 |
19,594 |
19,809
|
熱海市熱海 |
19,734 |
19,181 |
20,420
|
熱海市東海岸町 |
17,381 |
18,031 |
18,670
|
熱海市泉 |
14,209 |
20,203 |
19,505
|
湯河原町吉浜 |
24,152 |
23,060 |
22,982
|
真鶴町岩 |
08,002 |
15,623 |
16,422
|
小田原市石橋 |
27,121 |
29,747 |
29,169
|
地理
通過する自治体
交差する道路
ギャラリー
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静岡県賀茂郡東伊豆町
-
静岡県賀茂郡河津町
-
静岡県伊東市湯川
-
静岡県境 静岡県熱海市泉元門川分
-
神奈川県足柄下郡真鶴町
大規模な交通障害
- 連絡を受けた神奈川県警察などが出動、運転手を救出して後部座席に乗せたところ、高波にパトロールカーがさらわれ、相模湾へ流出する被害となった(全員脱出して無事)[9]。
- 2021年(令和3年)7月3日 - 梅雨前線に伴う豪雨に伴い、熱海市伊豆山地区の山麓で、土石流が発生した(熱海市伊豆山土石流災害)、逢初川を伝うように家屋を破壊しながら、相模湾まで達した。その途中の当道の逢初橋付近においても数台の車・バスを巻き込みながら道路や周辺の建物が土砂で覆い尽くされ、通行不能となる(並走する熱海ビーチラインなどもこの豪雨によって通行止めとなっており、熱海市 - 湯河原町間の自動車での移動は大幅な迂回が必要となった。東海道線も7月4日昼過ぎまで運転を見合わせており、発生当日は熱海市 - 湯河原町間が完全に遮断されていた)[10]。行方不明者の捜索や復旧作業が行われ、2021年(令和3年)7月29日15時に、26日ぶりに通行止めが解除された[11]。
脚注
注釈
- ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
- ^ 1971年に市制施行して下田市発足。
出典
関連項目
外部リンク
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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| 101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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| 201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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