国道239号(こくどう239ごう)は、北海道網走市から紋別市、紋別郡興部町、名寄市、苫前郡苫前町を経て、留萌市に至る一般国道である。
概要
北海道の東部に位置しオホーツク海に面する網走市から、西部に位置し日本海に面する留萌市まで、道内北部を東西に横断する延長約344 kmの一般国道の路線で、1953年(昭和28年)に指定されたものでは最長である。北見山地の天北峠や天塩山地の士別峠・霧立峠を越えながら、途中、名寄市がある名寄盆地を通過する。オホーツク海側の網走 - 紋別 - 興部間は国道238号との重複、名寄 - 士別間は国道40号との重複、日本海側の苫前 - 留萌間は終点まで国道232号と重複する。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
路線状況
通称
- 天北国道 : 国道238号交点 - 天北峠
- 下川国道 : 国道40号重用区間を除く天北峠 - 国道275号交点
- 観月国道 : 国道275号交点 - 霧立峠
- 霧立国道 : 霧立峠 - 国道232号交点
重複区間
道路施設
トンネル
- 霧立峠の地滑りなどの危険個所や落石・雪崩などによる通行規制区間の回避・解消を目的とした霧立防災事業の一環で建設。2021年11月に竣工、2022年12月より士別市方面へ向かう上り線のみトンネルを通行するセパレート方式で供用中で、2023年現在は全面切り替えに向けた工事が続けられている[12][13]。
道の駅
地理
通過する自治体
交差する道路
オホーツク総合振興局
- 網走市
- (国道238号との重複区間は省略)
- 紋別郡興部町
- 紋別郡西興部村
上川総合振興局
- 上川郡下川町
- 名寄市
- (国道40号との重複区間は省略)
- 士別市
- 雨竜郡幌加内町
留萌振興局
- 苫前郡苫前町
- (国道232号との重複区間は省略)
- 留萌市
峠
- 天北峠 西興部村上興部 - 下川町一の橋 除雪は常に2車線が確保されている
- 士別峠 士別市温根別 - 幌加内町北星
- 霧立峠 幌加内町添牛内 - 苫前町霧立 夜間除雪なし
脚注
注釈
- ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ 2009年10月5日に2町が合併して紋別郡湧別町発足。
- ^ a b c d e f g h i 2022年3月31日現在
- ^ 地名は「萌」の字を使っているが、路線名はかつての留萠本線と同様「萠」であった。
出典
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
国道239号に関連するカテゴリがあります。
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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