国道29号 起点
兵庫県姫路市 上太田ランプ付近
国道29号 終点
鳥取県鳥取市 秋里交差点
(国道53号別線)
国道29号(こくどう29ごう)は、兵庫県姫路市から鳥取県鳥取市に至る一般国道である。
概要
山陽地方と山陰地方を連絡する路線で、古くから播磨から因幡への交通の主要を担ってきた。兵庫県側では因幡街道、鳥取県側では若桜街道または播州街道と呼ばれている。また、起点で国道2号、終点で国道9号にそれぞれ接続しており、陰陽連絡路線(陰陽連絡国道)のうちの1つである。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
姫路と鳥取とを結ぶ国道の起源は、1885年(明治18年)の内務省告示第6号「國道表」の国道22号「東京より鳥取県に達する路線」である。ただしこの路線は、姫路で現国道2号と分岐した後、龍野市(神岡追分)までは現29号のルートを通るが、その先は現国道179号、国道373号、国道53号のルートで鳥取に至っていた。1886年(明治19年)11月9日に戸倉峠を経由する現在のルート(若桜往来)に変更された(変更後の國道表)。
年表
下伊勢ランプより北では、キロポストは旧道時代のものを引き続き使用している(姫路西バイパスのキロポストと連続していない)
路線状況
バイパス
通称
重複区間
国道482号との重複
鳥取県八頭郡八頭町
- 国道429号(兵庫県宍粟市波賀町有賀・斉木口交差点 - 上野中交差点)
- 国道482号(鳥取県八頭郡若桜町浅井 - 八頭郡八頭町・安井宿交差点)
- 国道53号別線・国道373号別線(鳥取県鳥取市・吉成交差点 - 秋里交差点(終点))
- 国道9号(鳥取県鳥取市・南隈交差点 - 秋里交差点(終点))
道路施設
道の駅
- 兵庫県
- 上記のほか、かつては道の駅山崎(宍粟市山崎町今宿)も存在したが、2013年(平成25年)3月いっぱいまでに廃止された。
- 鳥取県
地理
国道53号との分岐
鳥取県鳥取市宮長
通過する自治体
交差する道路
- 兵庫県(近畿地方整備局管内)
- 鳥取県(中国地方整備局管内)
- 国道482号(八頭郡若桜町浅井 -(重複)- 八頭郡八頭町・安井宿交差点)
- 国道53号(※国道53号重複=国道373号)(鳥取市・吉成交差点)
- 国道53号別線(※国道53号別線重複=国道373号別線)(鳥取市・吉成交差点 -(重複)- 秋里交差点終点)
- 国道9号(鳥取市・南隈交差点 -(重複)- 秋里交差点終点)
通過する路線バス
主な峠
- 戸倉峠(標高900 m):兵庫県宍粟市 - 鳥取県八頭郡若桜町
ギャラリー
-
兵庫県姫路市林田町
-
兵庫県宍粟市山崎町
-
-
鳥取県境
鳥取県八頭郡若桜町
-
-
国道29号 終点標識
鳥取県鳥取市南隈
南隈交差点
[注釈 2]
脚注
注釈
- ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ a b 南隈交差点(国道9号交点)に国道29号終点の案内標識が設置されているが、指定区間を指定した一般国道の指定区間を指定する政令および道路区域を定めた中国地方整備局告示では秋里交差点が終点である。
- ^ 2005年(平成17年)10月1日に1市3町が合併してたつの市発足。
- ^ a b 2005年4月1日に4町が合併して宍粟市発足。
- ^ 2005年3月31日に3町が合併して八頭郡八頭町発足。
- ^ a b c d e f 2022年(令和3年)3月31日現在
- ^ 1954年(昭和29年)7月1日に姫路市へ編入。
出典
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
国道29号に関連するカテゴリがあります。
|
---|
1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
---|
|
|
101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
---|
|
|
201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
---|
|
|
|
|
|
|
|