国道503号(こくどう503ごう)は、熊本県高森町から宮崎県日向市に至る一般国道である。
概要
九州山地を貫く国道であるが、ほとんどの場所が別の国道と重複しているため、実体区間として存在するのは西臼杵郡五ヶ瀬町と東臼杵郡諸塚村を結ぶ飯干峠の区間のみである。単独区間は全体を通じて幅員が狭く、ほとんどが未整備・未改良区間であるため、走行の際は対向車に十分注意する必要がある。特に、飯干峠付近は標高が1,000 m以上あるため、冬季は路面凍結・積雪によるチェーン規制、雨季は災害による通行止め、大型車通行規制等の交通規制がたびたびあるので注意を要する。また、道路工事等による交通時間規制が行われていることがあるので注意が必要。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
歴史
- 当時の宮崎県道21号五ヶ瀬諸塚線が一般国道に昇格し、現在に至る。
路線状況
重複区間
道路施設
橋梁
- 宮崎県
- 荒谷橋(耳川、東臼杵郡諸塚村 - 東臼杵郡美郷町、国道327号重複区間内)
- 八重原大橋(耳川、日向市、国道327号重複区間内)
- 富高橋(富高川、日向市、国道327号重複区間内)
トンネル
起点から
- 熊本県
- 起雲山トンネル:延長91 m、1985年(昭和60年)竣工、阿蘇郡高森町(国道265号重複区間)
- 内山トンネル:延長72 m、1987年(昭和62年)竣工、阿蘇郡高森町(国道265号重複区間)
- 高森3号隧道:延長88 m、1976年(昭和51年)竣工、阿蘇郡高森町(国道265号重複区間)
- 高森4号隧道:延長102 m、1979年(昭和54年)竣工、阿蘇郡高森町(国道265号重複区間)
- 高森5号隧道:延長160 m、1981年(昭和56年)竣工、阿蘇郡高森町(国道265号重複区間)
- 高森6号隧道:延長100 m、1982年(昭和57年)竣工、阿蘇郡高森町(国道265号重複区間)
- 高森7号隧道:延長56 m、1981年(昭和56年)竣工、阿蘇郡高森町(国道265号重複区間)
- 高森8号隧道:延長58.5 m、1987年(昭和59年)竣工、阿蘇郡高森町(国道265号重複区間)
- 高森9号隧道:延長54 m、1978年(昭和53年)竣工、阿蘇郡高森町(国道265号重複区間)
- 高森峠隧道:延長589 m、1975年(昭和50年)竣工、阿蘇郡高森町 - 上益城郡山都町(国道265号重複区間)
- 笹尾隧道:延長93 m、1982年(昭和57年)竣工、上益城郡山都町(国道265号重複区間)
- 二瀬本隧道:延長392 m、上益城郡山都町(国道265号重複区間)
- 宮崎県
- 五ヶ瀬隧道:延長179 m、1974年(昭和49年)竣工、西臼杵郡五ヶ瀬町(国道218号重複区間)
- 赤谷隧道:延長44 m、1984年(昭和59年)竣工、西臼杵郡五ヶ瀬町(国道218号重複区間)
- 吐の川(はきのかわ)トンネル:延長118 m、2004年(平成16年)竣工、東臼杵郡諸塚村
道の駅
地理
通過する自治体
交差する道路
交差する鉄道
峠
脚注
注釈
出典
関連項目
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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