国道356号(こくどう356ごう)は、千葉県銚子市から我孫子市に至る一般国道である。
概要
千葉県北部の銚子市、香取市、成田市、印西市を経て我孫子市に至る総延長約127キロメートル (km) 一般国道の路線で、北総地域の重要な幹線道路のひとつに位置づけられている[1]。起点の銚子市から、ほぼ全線にわたって利根川と並行し、香取市から印西市にかけての区間では堤防に沿って進む。その後、手賀沼付近を通り、終点の我孫子市に至るルートで、その大半が2車線区間であるが、市街地区間となる印西市木下地区および香取市佐原地区では部分的に4車線区間となる。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
路線状況
印西市から我孫子市にかけては並行する千葉県道・茨城県道170号我孫子利根線青山バイパスの方が線形が良いため、自動車(特に大型車)はそちらへ迂回している。この路線は、千葉県道路愛称名において利根水郷ラインが制定されているが、同区間では県道の方に制定されている[6][7]。
全線を銚子街道を踏襲しており、そのため旧道など市街地を通過する道路は道幅が狭く、線形も悪い箇所が多数存在する。我孫子市のJR我孫子駅のすぐ西側で、道路がループする坂道があるところは、最高速度が20 km/hに規制されており、一般国道の中でも制限速度が最も低い区間のひとつに数えられる[8]。我孫子市内の国道356号は歩道や車道の幅員が狭く、また人家が連坦し整備が進まないことから、朝夕の交通混雑が激しい状況となっている[1]。
我孫子市の既成市街地の交通混雑緩和と周辺地域の生活環境の向上を図るためバイパス整備が進められており、2020年(令和2年)3月までに印西市側の一部区間を暫定2車線で供用開始している[1]。引き続き、残区間整備のための用地取得が進められている[1]。
バイパス
- 銚子バイパス(銚子市大橋町 - 銚子市小船木町)(延長3.3 km供用)
- 東庄銚子バイパス(銚子市小船木町 - 東庄町新宿)
- 小見川東庄バイパス(東庄町新宿 - 香取市小見川)
- 香取小見川バイパス(香取市小見川 - 香取市津宮)
- 篠原拡幅(佐原市篠原 - 佐原市佐原イ)(延長0.6 km暫定2車線供用)
- 佐原バイパス(香取市佐原 - 神崎町神崎本宿)
- 下総神崎バイパス(神崎町神崎本宿 - 成田市西大須賀)
- 安食バイパス(栄町安食 - 印西市平岡)
- 印西バイパス(印西市木下東 - 我孫子市布佐)
- 我孫子バイパス(印西市大森 - 我孫子市大作新田)(延長4.8 km、暫定2車線供用)
道路施設
橋梁
- 中央大橋(黒部川、香取市小見川)
- 北賑橋(小野川、香取市佐原イ)
- 寺田橋(香取市佐原イ - 佐原ホ)
- 水源橋(香取市佐原ホ)※国道356号旧道
- 根木名橋(根木名川、成田市新川)
- ふじみ橋(長門川、栄町安食 - 栄町和田)※安食バイパス
- 長門橋(長門川、印旛郡栄町 - 印西市)※国道356号旧道・利根水郷ライン
- 弁天橋(弁天川、印西市)
- 弁天大橋(弁天川、印西市)※印西バイパス
道の駅
地理
通過する自治体
交差する道路
沿線
ギャラリー
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
国道356号に関連するカテゴリがあります。
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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