国道342号(こくどう342ごう)は、秋田県横手市から宮城県登米市に至る一般国道である。
概要
秋田県横手市を通る国道13号十文字バイパスの佐賀会沖田交差点から東へ向かい、岩手県一関市を経由して北上川に沿って南下し、宮城県登米市の国道45号までを結ぶ一般国道路線。一関市内では、東北自動車道一関ICと接続し、一関市 - 登米市間は、一関街道ともよばれる。秋田県と岩手県の県境には奥羽山脈があり、栗駒山の北側の山腹を越えてゆく。
岩手県では、災害が発生した場合に優先的に交通の確保を図る緊急輸送道路にも指定されている重要路線であり、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)津波からの「復興支援道路」に位置付けられている[1]。また、岩手県内陸南部の工業団地と宮城県沿岸北部に位置する石巻港を結ぶ物流ルートであるとともに、世界遺産である平泉から日本三景で知られる松島や三陸復興国立公園を結ぶ観光ルートでもある[2]。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[3][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
国道指定以前
横手・一関間
一関・登米間
- 1954年(昭和29年)
- 1月20日 - 県道一関登米線の一部、県道登米一関線および県道登米石巻線の一部が、一関柳津線(岩手県一関市 - 宮城県本吉郡柳津町(現・登米市))として主要地方道の指定を受ける[8]。
- 8月16日 - 岩手県より一関石巻線として県道に認定される[9]。
- 12月27日 - 宮城県より一関石巻線として県道に認定される[10]。
- 1964年(昭和39年)12月28日 - 県道一関石巻線の一部が、一関津山線(岩手県一関市 - 宮城県本吉郡津山町(現・登米市))として主要地方道の指定を受ける[7]。
国道指定以後
路線状況
バイパス
重複区間
- 国道13号(秋田県横手市安田(起点) - 横手市十文字町佐賀会・新古内交差点)
- 国道397号(秋田県横手市十文字町佐賀会・新古内交差点 - 雄勝郡東成瀬村・合居橋交差点)
- 国道4号(岩手県一関市・大槻交差点 - 一関市十二神)
- 国道284号(岩手県一関市十二神 - 一関市・新大町交差点)
- 国道398号(宮城県登米市・新小路交差点 - 長谷山三差路)
道の駅
冬季閉鎖区間
- 岩手県一関市厳美町真湯温泉(真湯ゲート) - 秋田県雄勝郡東成瀬村椿川(椿川ゲート)間
地理
通過する自治体
交差する道路
道路施設
主な橋梁
トンネル
脚注
注釈
出典
参考文献
- 秋田県
- 建設部道路課(起点終点) (1 April 2015). 路線起点終点調書 (PDF) (Report). 秋田県. 2016年5月29日閲覧。
関連項目
外部リンク
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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