国道472号(こくどう472ごう)は、富山県射水市から岐阜県郡上市に至る一般国道である。
概要
起点から北陸自動車道小杉ICまでと高山市内の国道41号重複区間内は4車線(片側2車線)であるが、それ以外の区間は1 - 2車線である。
富山県富山市八尾町栃折の国道471号交点から岐阜県高山市清見町大原の国道257号交点までの約140 kmは、他の国道との重複区間である。このうち、国道471号との重複区間である、岐阜・富山県境付近の楢峠を含む区間は、豪雪地帯の山越えであるため、6月 - 11月までしか通行できない。さらに、頻繁に側壁崩壊・路肩欠損するため、これらの復旧が終わり実際に通行できるのは冬期通行止直前のごくわずかの期間であることが多い。また、高山市荘川町三尾河から同市清見町楢谷までの区間については、車道が通じていない。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
路線状況
別名
- 郡上街道
- 飛騨街道
- 白川街道
- せせらぎ街道(郡上市、高山市)
- 飛騨美濃道路(岐阜県郡上市明宝奥住 - 高山市清見町大原)
バイパス・改良事業など
- 婦中バイパス(富山県富山市婦中町長沢 - 富山県婦負郡八尾町奥田、延長3.6 km) - 一部開通済み
- 正間茗ケ島道路(富山県富山市八尾町正間 - 同市八尾町茗ケ島、延長2.6 km) - 一部開通済み
- 三尾河バイパス(岐阜県高山市清見町麦島 - 同市荘川町三尾河、延長7.5 km) - 一部開通済み
重複区間
- 国道359号(富山県富山市婦中町外輪野 - 富山市婦中町長沢・長沢(西)交差点)
- 国道471号(富山市八尾町栃折 - 岐阜県飛騨市古川町野口)
- 国道360号(岐阜県飛騨市河合町角川 - 飛騨市宮川町大無雁・河合橋東詰)
- 国道41号(岐阜県飛騨市古川町野口 - 高山市上岡本町3丁目・上岡本町南交差点)
- 国道158号(岐阜県高山市上岡本町3丁目・上岡本町南交差点 - 高山市荘川町三尾河)
- 国道257号(岐阜県高山市荘川町三尾河 - 高山市清見町大原)
- 国道256号(岐阜県郡上市八幡町旭・八幡大橋南交差点 - 郡上市八幡町城南町・城南町交差点(終点))
このうち、国道360号と重複する岐阜県飛騨市河合町角川 - 同市宮川町大無雁は、国道471号とも重複している。
道の駅
主要構造物
車両通行不能区間
- 岐阜県高山市荘川町三尾河 - 同市清見町麦島
- 当区間は車道が通じておらず、この区間を結ぶ三尾河バイパスを建設中であるが、2011年から工事が中止され2024年現在も再開されていない。
- また、道路時刻表では楢峠が不通扱いになっている。
地理
通過する自治体
交差する道路
主な峠
- 楢峠(標高1,220 m):岐阜県飛騨市
- 小鳥峠(標高1,002 m):岐阜県高山市
- 松ノ木峠(標高1,086 m):岐阜県高山市
- 新軽岡峠(標高1,150 m):岐阜県高山市
- 坂本峠(標高979 m):岐阜県高山市 - 岐阜県郡上市
脚注
注釈
- ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ 2004年3月1日に3町4村が合併して郡上市発足。
- ^ a b 2005年4月1日 - 富山市・婦負郡婦中町・細入村・山田村・上新川郡大沢野町・大山町と新設合併し、富山市となる。
- ^ a b 2004年2月1日に吉城郡古川町、神岡町、宮川村、河合村と合併して飛騨市となった。
- ^ a b 2005年2月1日に高山市ほか2町7村が合併して高山市発足。
- ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
出典
関連項目
外部リンク
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バイパス | |
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道路名・愛称 | |
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自然要衝 |
楢峠 - 小鳥峠 - 松ノ木峠 - 軽岡峠 - 坂本峠
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道の駅 | |
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主要構造物 | |
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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