国道144号(こくどう144ごう)は、群馬県吾妻郡長野原町から長野県上田市に至る一般国道である。
概要
群馬県北西部の吾妻郡長野原町から西へ向かい、長野県との県境にある鳥居峠(標高1,362 m)を越え、長野県上田市内を走る国道18号まで東西に結ぶ延長約44 kmの路線。群馬県側は別名「長野街道」ともよばれる。起点は、JR東日本羽根尾駅前にある羽根尾交差点で、ここは本路線と国道145号、国道146号が交わる全国町村の中でも珍しい国道連番3路線の起点となっており、木造で「国道三起点」と書かれた立派なモニュメント(案内塔)が建てられている[1][2]。起点より長野県の菅平口まで続く峠越えの区間は、国道406号と重複するほか、上田市街地郊外で上信越自動車道 上田菅平インターチェンジと接続し、終点付近の住吉交差点では国道18号上田バイパスと交差する。
地域高規格道路上信自動車道(群馬県渋川市 - 吾妻郡長野原町 - 長野県東御市付近)の構想区間に並行しており、国道144号としてはそのうち長野原町から嬬恋村までの長野原嬬恋バイパスが事業化している。
2019年(令和元年)の令和元年東日本台風(台風19号)により、群馬県吾妻郡嬬恋村大字大笹地内において、鳴岩橋などが被災、付近が一時不通となった。非常災害に認定されたことから、直轄権限代行により群馬県に代わって、国主導で橋の架替事業が行われていた[3]。2022年(令和4年)12月10日に鳴岩橋が完成し、本復旧ルートでの通行が可能となった[4]。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[5][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
路線状況
重複区間
- 国道406号(群馬県吾妻郡長野原町・羽根尾交差点(起点) - 長野県上田市・菅平口交差点)
道路施設
橋梁
- 新三原橋(吾妻川、群馬県吾妻郡嬬恋村大字三原 - 大字芦生田)
- 新田代橋(吾妻川、群馬県吾妻郡嬬恋村大字田代)
地理
通過する自治体
交差する道路
- 群馬県吾妻郡長野原町
- 群馬県吾妻郡嬬恋村
- 長野県上田市
主な峠
脚注
注釈
- ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ 2006年3月6日に上田市ほか2町1村が合併して上田市発足。
- ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
出典
関連項目
外部リンク
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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