国道377号(こくどう377ごう)は、徳島県鳴門市から香川県観音寺市に至る一般国道である。
概要
鳴門市から東かがわ市白鳥までは海沿いを通る国道11号と同一の経路をたどっているが、白鳥で国道11号と分かれてからは香川県の内陸部を経由して観音寺市までを結んでいる路線である。
2012年(平成24年)の払川トンネル開通以降、センターラインの無い狭い区間は東かがわ市入野山から五名に至る区間と五名払川の一部、さぬき市多和の一部、綾歌郡綾川町枌所東の一部にあるのみでそれ以外の区間はおおむね2車線が確保され走りやすくなっている。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
歴史
路線状況
バイパス・拡幅事業
道路幅員が狭小で大雨などの際に通行規制が多い区間を解消するため、改良事業が実施されている。
- 五名バイパス
- 払川拡幅事業
- 払川(はらいがわ)拡幅事業は、東かがわ市五名からさぬき市多和にかけて事業中の延長3,010 mの拡幅事業である。
- 1996年(平成8年)に着手し、大窪トンネルを含む640 mが2006年(平成18年)7月29日に開通[5]し、はらいがわトンネルや五名大橋を含む900 mが2012年(平成24年)7月24日に開通[6]。
重複区間
- 国道11号(徳島県鳴門市撫養町木津・ 鳴門IC入口交差点(起点) - 香川県東かがわ市白鳥・田高田交差点)
- 国道318号(香川県東かがわ市白鳥・田高田交差点 - 東かがわ市西山・西山交差点)
- このため、起点から西山交差点までの案内表示に国道377号の表示は無い。
- 国道193号・国道492号(徳島県美馬市脇町清水 - 香川県高松市香川町安原下・鮎滝交差点)
- 国道32号(香川県丸亀市綾歌町栗熊東・新羽床口交差点 - 仲多度郡まんのう町買田・買田東交差点)
道路施設
トンネル
橋梁
- 五名大橋(L=172 m、2012年〈平成24年〉7月24日完成)
道の駅
地理
起点方向からの国道193号合流地点は[7]やインターネット地図の一部[8]で三木町内となっているものもあるが、平成22年徳島県道路現況調書によると徳島県内の実延長(重複区間を含まないキロ数)が0.023 km[9]となっていることや、昇格前の県道の路線名[注釈 9]、実際の県境看板の様子(記事内写真参照)などから、23 mのみ単独区間が徳島県美馬市を通過しているとして取り扱う。
通過する自治体
交差する道路
沿線
主な峠
- 大坂峠(香川県東かがわ市五名)
- 清水峠(香川県木田郡三木町)
- 伊予見峠(香川県仲多度郡まんのう町 - 香川県三豊市)
脚注
注釈
- ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ a b c 2005年10月11日から観音寺市の一部。
- ^ a b c 2003年4月1日から東かがわ市の一部
- ^ a b 2006年1月10日から高松市の一部。
- ^ a b 2005年3月22日から丸亀市の一部。
- ^ 2006年3月20日から仲多度郡まんのう町の一部。
- ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
- ^ a b 2005年3月1日から美馬市の一部。
- ^ 昭和59年徳島県道路現況調書によると、国道昇格前の引田清水線の徳島県管理区間の距離が0.023 kmであり一致する
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
国道377号に関連するカテゴリがあります。
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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