松嶋 菜々子(まつしま ななこ、1973年〈昭和48年〉10月13日 - )は、日本の女優、ファッションモデル。
神奈川県横浜市出身。セブンス・アヴェニュー所属。夫は俳優の反町隆史。
略歴
1973年10月13日に神奈川県横浜市で生まれる。高校1年の終わりごろ、ファッション雑誌『ViVi』の読者モデルにスカウトされ、両親の反対を説得しデビュー。労働省のポスター、ViViに専属モデルとして掲載される。
1991年、日本マクドナルドの『てりやきバーガー』キャンペーンのテレビCMに出演し、話題となる。同年11月、『なるほど!ザ・ワールド』の放送10周年とタイアップした旭化成水着マスコットガールに選ばれ、1992年度の第17代『旭化成せんいキャンペーンモデル』に選ばれる[4]。『なるほど!ザ・ワールド』に旭化成せんいキャンペーンモデルとして出演。また同年、アサヒビールの飲料部門(アサヒ飲料)のイメージガールに選ばれ[4]、1992年度のイメージガールとなる[5]。
1992年、18歳から女性ファッション雑誌『ViVi』の専属モデルを務める。当時はバブル崩壊の時代を反映し、バブル期に流行ったボディコン(ボディ・コンシャス)に対抗したキャッチコピー「ハートコンシャス・サンプレイ」というものだった。同年、テレビドラマ『社長になった若大将』(TBS)で女優デビュー。
1994年から1995年にかけて、バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』(フジテレビ)のコント「近未来警察072」でイジられ役のナナ隊員として出演し、知名度を上げていく。
1995年にテレビCM『アベニール・サリュー』(日産)での「お~ま~た」の台詞とミニスカートの脚線美が話題を呼び、指名の仕事が急増。
1996年、NHKの連続テレビ小説『ひまわり』のヒロイン役に抜擢。約2000人が参加したオーディションで、朝ドラが初主演作[2]。メジャー女優にステップアップし、以降はポスト・トレンディ女優の代表格となる[1]。
1997年、当時所属していた事務所から独立する。松下電工(現パナソニック)のCMイメージキャラクター『きれいなおねえさん』の2代目を務め、好感度No.1女優に選ばれた。水野真紀に続く『きれいなおねえさん』に扮して話題となった[3]。
1998年、映画『リング』で映画初主演を果たし、主演映画『リング』での演技により第22回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞する。同年にテレビドラマ『Sweet Season』(TBS)に出演。テレビドラマ『GTO』(関西テレビ)の冬月あずさ役で人気を博す。ドラマも大ヒットとなった。
1999年、3本の連続ドラマ(『救命病棟24時』(フジテレビ)、『魔女の条件』(TBS)、『氷の世界』(フジテレビ))は、いずれもヒットし、話題となった。同年に『第50回NHK紅白歌合戦』では初の審査員を務める。
2000年、8月に3夜連続で放送されたスペシャルドラマ『百年の物語』(TBS)に主演し、平均視聴率29.6%を獲得。テレビドラマ『やまとなでしこ』(フジテレビ)でも30%越えを達成し、大ブレイクを果たした。
2001年2月21日、テレビドラマ『GTO』で共演した俳優の反町隆史と結婚。翌22日に、反町が自身の公式サイトでファンに報告し、フジテレビのV3スタジオで、反町、松嶋2人揃って会見を開いた[6]。2人の人気は当時絶頂であり、21世紀最初のビッグカップル誕生と騒がれた。
2002年、NHK大河ドラマ『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』[7]に唐沢寿明とダブル主演[1]。連続テレビ小説と大河ドラマの両方でヒロインを務めるのは史上初(彼女以降、宮﨑あおい、井上真央、吉高由里子、有村架純が両方務めている)。
2004年、2月に妊娠が公になり女児(第1子)を出産[8]。その後、8月には住友生命のCMで活動再開。
2005年、1月スタートのテレビドラマ『救命病棟24時』で本格的に女優復帰。11月にドラマ・コンプレックス『火垂るの墓- ほたるのはか -』(日本テレビ)で冷酷な叔母役を演じ、ドラマ・コンプレックス史上最高視聴率21.2%を獲得。松嶋はテレビ誌[要追加記述]で、『火垂るの墓』の澤野久子役のオファーを聞いた時、当初やりたくないと思ったことを告白している。
2006年、グローバルな貧困根絶キャンペーン『ほっとけない世界のまずしさキャンペーン』に参加。
2007年、女児(第2子)を出産[9]。
2008年、3月に住友生命のCMで復帰。
2009年、7月スタートのテレビドラマ『救命病棟24時』で本格的に女優復帰。
2011年、10月スタートのテレビドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ)で2年ぶり(単独主演としては11年ぶり)の連ドラ主演。仕事は完璧にこなすも、無表情で機械的な家政婦を演じ、視聴率は平均視聴率25.2%、最高視聴率は日本のテレビドラマ史上歴代3位タイとなる40.0%という驚異の高視聴率を記録した[1]。このドラマは社会現象となり、困難な実社会で働く女性たちから共感と支持を集め、往年の「菜々子の神通力」を業界に改めて知らしめる結果となった[1]。
2012年、テレビドラマ『ラッキーセブン』(フジテレビ)に2クール連続でドラマ出演(前述の『家政婦のミタ』から引き続き。松嶋の2クール連続出演は14年振り、月9枠の出演は11年振り)。
2015年8月、TBSの終戦70年スペシャルドラマ『レッドクロス〜女たちの赤紙〜』で4年ぶりのドラマ主演[10]。
2019年4月、NHKの連続テレビ小説『なつぞら』に柴田富士子役として出演(『ひまわり』から23年ぶり)。
2023年1月12日、『第34回日本ジュエリーベストドレッサー賞』40代部門を受賞。過去受賞した20代、30代部門に続き3度目の受賞は同賞初の快挙となった。
同年11月、夫の反町とSHISEIDO MENのCMで共演、共演は『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』以来であり、CMでは初共演となった[11]。
人物
学生時代
エピソード
- 小さい頃から視力が悪く眼鏡をかけているが、普段はコンタクトを使う[12]。
- 小学生まで横浜市鶴見区、中学生からは座間市で過ごした。『ひまわり』出演が決まってから実家を出て、NHKの近くに引っ越した[2]。
- 『ひまわり』のオーディションは、当時所属していた事務所から「受からないかもしれないけどオーディションを受けてみて」と勧められた。オーディションを受けた後に「一緒にうなぎを食べに行こう」とスタッフからNHK近くの店へランチに誘われる。主演に決まり、プロデューサーから「ドラマで食事のシーンがあるから、食べ方を見たくて食事に連れて行った」という話を聞いた[13]。
交友関係
免許・資格
家族
- 父、母、兄がいる。
- 結婚後は夫(反町隆史)、娘が2人。
出演
テレビドラマ
映画
テレビアニメ
劇場アニメ
プロモーションビデオ
バラエティ番組
音楽番組
ドキュメンタリー番組
CM
受賞歴
- イヤージュエリーイメージリーダー
- 1999年
- 2000年
- 2001年
- 2003年
- 2009年
- 第62回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞(『救命病棟24時』)
- 2011年
- 第72回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞(『家政婦のミタ』)
- 2013年
- 第24回日本ジュエリーベストドレッサー賞 30代部門[35]
- 2023年
- 第34回日本ジュエリーベストドレッサー賞 40代部門[36]
書籍
写真集
脚注
出典
関連項目
外部リンク
|
---|
旭化成水着キャンペーンモデル (1976 - 2003) | |
---|
旭化成せんいキャンペーンモデル (2004 - 2007) | |
---|
旭化成グループキャンペーンモデル (2008 - 2021) | |
---|
関連項目 | |
---|
|
---|
シリーズ | |
---|
主なコーナー | |
---|
コーナードラマ | |
---|
ユニット | |
---|
主要スタッフ | |
---|
アナウンサー | |
---|
ナレーター | |
---|
関連楽曲 |
|
---|
主要出演者 | |
---|
関連番組 | |
---|
関連人物 | |
---|
関連項目 | |
---|
カテゴリ |
|
---|
1 - 10作 | |
---|
11 - 20作 | |
---|
21 - 30作 | |
---|
31 - 40作 | |
---|
41 - 50作 | |
---|
51 - 60作 | |
---|
61 - 70作 | |
---|
71 - 80作 | |
---|
81 - 90作 | |
---|
91 - 100作 | |
---|
101 - 110作 | |
---|
111 - 120作 | |
---|
|
---|
1 - 10作 | |
---|
11 - 20作 | |
---|
21 - 30作 | |
---|
31 - 40作 | |
---|
41 - 50作 | |
---|
51 - 60作 | |
---|
61 - 70作 | |
---|
その他(NHK新大型時代劇) | |
---|
カテゴリ |
|
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
10代 | |
---|
20代 | |
---|
30代 | |
---|
40代 | |
---|
50代 | |
---|
60代 以上 | |
---|
男性 | |
---|
特別 賞 | |
---|
*は複数回の受賞。男性は1992年から、60代以上は97年から、10代は99年から対象 |
|
---|
1回 - 10回 | |
---|
11回 - 20回 | |
---|
21回 - 30回 | |
---|
31回 - 40回 | |
---|
41回 - 50回 | |
---|
51回 - 60回 | |
---|
61回 - 70回 | |
---|
71回 - 80回 | |
---|
81回 - 90回 | |
---|
91回 - 100回 | |
---|
101回 - 110回 | |
---|
111回 - 120回 | |
---|
121回 - 130回 | |
---|