阿部 サダヲ(あべ サダヲ、本名:阿部 隆史(あべ たかし)、1970年4月23日[3] - )は、日本の俳優、歌手。千葉県松戸市出身[2]。劇団大人計画所属[4]。
来歴
数々の舞台作品での活躍で演技力への評価を高め、舞台を中心にテレビドラマ、映画と幅広く活躍している。
1992年、舞台『冬の皮』でデビュー[1]。同年には病気で降板した温水洋一の代役として、入団から半年経たずして『演歌なアイツは夜ごと不条理な夢を見る』でドラマ及びテレビデビューを果たす[1]。
1995年[1]、同じ大人計画の俳優らとロックバンド・グループ魂を結成、ボーカルの「破壊」名義で活動[5]。2005年には「君にジュースを買ってあげる♥」で『第56回NHK紅白歌合戦』にも出場した[6]。
2000年、大人計画のメンバーである脚本家宮藤官九郎脚本のテレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』に出演[7]。以降、宮藤作品の常連出演者となる[注 1]。2007年、『舞妓Haaaan!!!』で映画初主演[10]。2010年、NHKドラマ『離婚同居』で連続ドラマ初主演[11]。その翌年となる2011年にフジテレビ系で放送された連続ドラマ『マルモのおきて』で主演。
人物
- 小学校低学年時代は、先生から授業などで指名されただけで泣いてしまうような子だった[12]
- 原辰徳に憧れて野球を始め、小中高と野球部で、ポジションは中学ではセカンド、高校ではサードだった。足が速く、盗塁が得意だった。野球部時代はそれまでとうってかわって「カッコマン」とあだ名されるほどの目立ちたがり屋になった。本気でプロ選手を目指していたが、同じ千葉県内の高校球児であり後にプロ野球選手となる石毛博史を見て、実力差を痛感し諦めた。後に石毛本人に会った時にサインを頼んだが、石毛が現役時代のどの球団在籍時のサインが欲しいか尋ねたところ、阿部は「市立銚子」の時のサインが欲しい」と答え、石毛はこの時、初めて高校名でサインを書いた[12]。
- 学生時代はバンドでドラムを叩いていた事がある[13]。
- グループ魂のメンバー、小園(小園竜一)とは高校時代の同級生[14]。
- 高校卒業後、地元のパチンコ店に就職しようと考えていたが担任教師に止められ、秋葉原のラオックスのファクシミリ売り場で働いていたが、仕事が嫌で仕方がなくなり、1年半で退職を促され去る。その後しばらくはトラック運転手など、幾つかの職を転々とした。
- 芸能界に入ったきっかけは、友人の勧めや小学校の同級生の母親に「30になったらいい役者になるよ」と言われた事などが蓄積され[15]、職を転々としていた時期に「一度やってみてもいいかな」と思い大人計画のオーディションを受けに行ったこと。芸能界に入ると姉に伝えた時は鉛筆削りを投げつけられたとトーク番組で語っている。
- 大人計画のオーディションを受けた際は、短髪を白髪に染め軍服を着用するという非常に奇抜ないでたちで、主宰の松尾スズキを仰天させた[16]。
- 入団当初舞台に遅刻し、松尾に殴られたことがある[17]。
- 2013年9月25日、自身の主演した映画『謝罪の王様』の公開記念イベントで、観客と共に3つのギネス世界記録に挑戦。結果「最も長い人間タオルチェーン(1061人)」「ペアになって一斉にお辞儀をした最大数(1022人)」「紙製の王冠をかぶった最も多くの人数(1047人)」と、3つ全てでギネス世界記録に認定された[18][19]。
- 大の読売ジャイアンツファンである[20]。
- 好きな食べ物は、よだれ鷄、たぬきにぎり、アジフライ、せんじがら(せんじ肉)、広尾のカレー[21][22]。
- 既婚者であり、1男1女の父[23]。息子は2001年ごろに生まれたことを公表している。
- ニッポン放送のポッドキャスト『オールナイトニッポンPODCAST アンガールズのジャンピン』のリスナーであり、阿部の娘は採用経験がある[24]。
芸名の由来
本名が阿部なので阿部定事件から『阿部定を』が候補として挙がり、「定を」をカタカナにしてサダヲになった。初めはその顔色の悪さから、松尾スズキに「お前の名前、死体写真な」と言われた[25]。2024年にTBSのテレビドラマ『不適切にもほどがある!』に主演して話題になった時、あるベテランテレビマンからこの芸名が「最も“不適切”」と言われたことがある[26]。
受賞歴
- 2007年度
- 2017年度
- 2021年度
- 2022年度
- 2023年度
- 2024年度
出演
テレビドラマ
映画
舞台
バラエティ
- 笑う犬の太陽(フジテレビ)
- 音効さん(フジテレビ、1993年秋 - 1994年春、レギュラー)
- 世界ウルルン滞在記(毎日放送、2006年12月「コマ撮りマジック!チェコの人形アニメに …阿部サダヲが出会った」)
ほか多数
ラジオ
CM ほか
脚注
注釈
出典
外部リンク
|
---|
破壊 - 暴動 - 港カヲル - 小園 - 石鹸 - 遅刻 |
シングル |
オリジナル | |
---|
配信 |
1.スーパー!サマー! アックスボンバー! ラブハンター! 06! - 2.「卒業」からの卒業 - 3.I was PUNK!!〜グループ魂にあっちゃん (NEW ROTE'KA)は??
|
---|
|
---|
アルバム |
|
---|
関連項目 | |
---|
|
---|
1 - 10作 | |
---|
11 - 20作 | |
---|
21 - 30作 | |
---|
31 - 40作 | |
---|
41 - 50作 | |
---|
51 - 60作 | |
---|
61 - 70作 | |
---|
その他(NHK新大型時代劇) | |
---|
カテゴリ |
|
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
括弧内は作品年度を示す、授賞式の年は翌年(2月)
|
|
---|
1回 - 10回 | |
---|
11回 - 20回 | |
---|
21回 - 30回 | |
---|
31回 - 40回 | |
---|
41回 - 50回 | |
---|
51回 - 60回 | |
---|
61回 - 70回 | |
---|
71回 - 80回 | |
---|
81回 - 90回 | |
---|
91回 - 100回 | |
---|
101回 - 110回 | |
---|
111回 - 120回 | |
---|
121回 - 130回 | |
---|