古村 比呂(こむら ひろ、1965年〈昭和40年〉11月24日[1] - )は、日本の女優。
北海道江別市大麻出身[2][3](出生地は網走郡美幌町[3])。
来歴・人物
江別市立大麻中学校、北海道札幌啓成高等学校卒業[4]。司会者のヒロ福地とは、中高ともに同級生である。また、 シンガーソングライターの佐木伸誘も札幌啓成高等学校時代の同級生。更に俳優の大泉洋の兄や、メンタルYouTuber樺沢紫苑とも同級生だが、交流はない。
高校卒業後、養護教諭の資格が取れる地元の短期大学に進学するが、最初の授業が行われた日に、そのまま養護教諭になるのが怖くなり、休学。洋服店や宝石店などでのアルバイトや、地下鉄のポスターのモデルをする[5]。
1984年には、オーディションに合格し、北海道テレビの『派手〜ずナイト』にアシスタントとして出演[5]。同番組で共演していた景山民夫にスカウトされ[5]、1985年に上京[2]。同年のクラリオンガール準グランプリに選ばれた[2]後、東映映画『童貞物語』のヒロインオーディションで優勝し、当該映画で正式デビュー。
1987年上半期に放送されたNHKの連続テレビ小説『チョッちゃん』[注 1] のヒロインを務め、一躍人気女優となった。
1992年、ドラマで共演した俳優の布施博と結婚。同年に長男、1993年に次男、1997年に三男と、3人の息子をもうける。
その後もドラマやNHK教育テレビ「母と子のテレビタイム(日曜版)」などにも出演。2006年7月、約7年ぶりに舞台出演。
2008年12月、家庭裁判所に離婚調停を申請。2009年4月、古村の主張が認められ、布施博との離婚が成立した[1]。なお3人の息子の親権は古村が持つことになった。3人の息子は芸能活動をしていないが、徹子の部屋で母の古村と共演したことがある。
闘病
2012年1月に受けた検診の結果、子宮頸がんが発見される[6]。2012年2月2日、子宮頸部の一部を切除する手術を受けたが[7]、がんが周囲の組織に広がっていることがわかり、3月13日に子宮の全摘出手術を受ける[7]。2013年2月、著書『がんを身籠って』(主婦と生活社)を刊行。同年5月、左足にリンパ浮腫を発症し、くるぶしも見えないほど腫れ上がるなどの症状に苦しんだ[8][9]。
2016年、リンパ管静脈吻合術(LVA)を受ける。2017年3月、子宮頸がんの再発が判明[10]。抗がん剤・放射線治療を受け、7月には腫瘍マーカーが正常値となり回復を見せたが[11]、11月にがんの肺とリンパ節への転移がわかり、2018年1月から抗がん剤治療を始めた[12]。8月5日に出演予定だった舞台『この子たちの夏 1945・ヒロシマ ナガサキ』[13]を病気治療延期のため降板[14]。2019年2月4日、経過良好のため抗がん剤治療を休止したことを明かした[15]。抗がん剤の影響により、歯にダメージがきたこともあるという[16]。2023年1月21日、新たに腹部傍大動脈リンパ節にがんが見つかったことを公表[17]。
出演
テレビドラマ
映画
舞台
- 秋日和(1988年)
- 恋の最終便(1989年・1991年)
- ナースステーション(1991年)
- Love Letters (1991年 - 2008年)
- 地人会102回「フィガロの離婚」(2006年)
- だんだん(2009年)
- アセンション2012(2010年)
- 奇跡のメロディ 渡辺はま子物語(2010年。シアタークリエ、森ノ宮ピロティホール)
- 朗読劇「この子たちの夏」1945・ヒロシマ ナガサキ(2012・2016年)
バラエティ
シングルレコード
- VIRGIN BOY(作詞:売野雅勇、作曲:和泉常寛、編曲:萩田光雄)(1986年1月25日) - 映画「童貞物語」主題歌
- (c/w)PLATONIC(作詞:吉元由美、作曲:和泉常寛、編曲:萩田光雄) - 映画「童貞物語」挿入歌 ワーナー・パイオニア L-1726
CM
- 資生堂「シーズ」(1987年)
- サッポロビール「サッポロビール」(1987年)
- 花王「液体ワイドハイター」(1992年)
- 日清製粉「中華からあげ粉」(1995年)
- 小林製薬「中和分解消臭剤」(1996年)
- 九州電力「電気温水器」(1999年)
ラジオ
脚注
注釈
出典
外部リンク
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1 - 10作 | |
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11 - 20作 | |
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21 - 30作 | |
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31 - 40作 | |
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41 - 50作 | |
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51 - 60作 | |
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61 - 70作 | |
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71 - 80作 | |
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81 - 90作 | |
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91 - 100作 | |
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101 - 110作 | |
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111 - 120作 | |
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