ラウール(英: RAUL、2003年〈平成15年〉6月27日[5] - )は、日本のアイドル、タレント、俳優、ファッションモデル、ダンサー。男性アイドルグループ・Snow Manのメンバー。旧芸名および本名は村上 真都 ラウール(むらかみ まいと ラウール[6])[注 2]。愛称は、ラウちゃん、ラウ[8][9]。
東京都出身[5]。STARTO ENTERTAINMENT、およびBANANAS MODELS所属[10]。
来歴
キッズダンサー時代
小学1年生からダンスを習い始める[11]。RIEHATAが経営する神奈川県川崎のダンススタジオ・STUDIO SWAG出身で[12]、小学3年生からはRIEHATAがダンスの師匠となる[13]。まいとラウール名義で「D'S TOY BURN」「HATABOY」というダンスチームで活動[14]。特にヒップホップ系ダンスを得意としていた[15]。
2013年、AIの『MORIAGARO TOUR2013』にオープニングアクトダンサーとして出演した[16]。
2013年8月、映画『SHAKE HANDS』に出演[17][18][19]。全国各地のオーディションで選ばれたキッズダンサーたちによる日本初のキッズダンス映画で、坂本舞白(元Kep1er)、傳彩夏(元ONEPIXCEL)も出演していた[18][20]。
2014年4月、小学5年生の頃にRIEHATAが選抜した15人チーム「RIE HATA TOKYO(現Rht.)」に選出され、ロサンゼルスで開催されるダンスの世界大会「Body Rock Junior」に出場[21][22][23]。2014年、2015年と2年連続で世界大会準優勝を果たし、日本のダンサー界でもビッグニュースとして伝えられた[12][24]。
2015年5月、舞台『ASTERISK〜女神の光〜』にHATABOYとして出演し、東京ゲゲゲイ、仲宗根梨乃、s**t kingzと共演[25][26][27]。7月には『FNS27時間テレビ』のダンス企画にも出場した[28]。キッズダンサー時代に審査員を務めたDA PUMPのKENZOからは、当時から上手かったことを明かされている[29]。
ジャニーズ事務所入所後
将来はダンスを仕事にしたいと考え、様々な事務所のオーディションを受けていた流れで親が履歴書を送り[30][31]、2015年5月2日[2][注 1]、小学6年生でジャニーズ事務所に入所[31]。ラウールのダンスを振付師が気に入ったこともポイントとなり入所することになったが[30]、「ジャニーズってSMAPとかいるすごいとこだよな」くらいの認識しかなく、踊りたいダンスのジャンルが違うこと、アイドルの衣装が嫌で合格したときは号泣した[11]。
2016年6月27日、ジュニアBoysのメンバーとして、アニメ『忍たま乱太郎』のテーマソング「勇気100%」を限定シングルとしてリリース。ファミリーマート限定で発売された[32]。
その後はあまり仕事がない時期もあったが[11]、2018年6月9日にちびっこ忍者を結成[33][34]。同年8月から少年忍者に名前を変え活動する[34][35]。中3の受験時期だったため「もしどこにも所属しない状態で受験を迎えてたら、活動を休んで、そのまま辞めてたかもしれないなって」と、少年忍者に選ばれたタイミングは自分にとって大きかったと語る[11]。同年10月には2020年東京五輪に向けて構想されたユニット・2020(トゥウェンティートゥウェンティー=仮名)の候補生にも選ばれ、A.B.C-Z主演舞台『ABC座 ジャニーズ伝説 2018』の公開稽古で発表された[35]。開幕2日前に急遽集められ、1日のみの稽古でバトントワリングとタップダンスを披露し盛り上げた[35][36]。
2019年1月17日、中学3年生でSnow Manに加入[37]。センターに抜擢される[24]。
2019年7月23日、『簡単なお仕事です。に応募してみた』で岩本照、渡辺翔太、目黒蓮とともにドラマ初主演を務める[38]。
2020年1月22日、SixTONESとともにSnow Manとして16歳でCDデビュー[1][39]。
2021年7月9日、『ハニーレモンソーダ』で映画単独初主演を果たす[40]。
2021年7月20日、女性ファッション誌『ViVi』の人気投票企画「2021年上半期 国宝級イケメンランキング」NEXT部門で1位を獲得した[41]。
2022年4月、早稲田大学人間科学部健康福祉科学科(通信教育課程)に入学[42]。
2023年1月12日、『第34回 日本ジュエリーベストドレッサー賞』10代部門に選出された[43]。
2023年1月15日、個人の公式Instagramを開設[44][45]。フォロワーは1週間足らずで100万人を突破した[46]。
2024年6月27日、自身のInstagramのライブ配信でパリのモデル事務所「BANANAS MODELS」に所属したことを報告[10]。STARTO ENTERTAINMENTとの契約や、Snow Manとしての活動を継続することも表明した[10][47]。20社〜30社受けた中、唯一通った事務所であったと説明し[10]、6月からの1か月間は日本での仕事をすべて休み、マネージャーを連れずに全ての手続きを1人で行い、単身でフランスへ渡った[48][49]。
人物
Snow Manのセンター[24]。モデルとしても活動[50]。
最年少メンバーであり、最年長の深澤辰哉とは11歳差[51]。これから何色にでも染まっていけるという意味でピッタリという理由で、メンバーカラーは白[52]。
父がベネズエラ人、母が日本人のハーフ[35][53][54]。5歳上の兄がいる[6]。兄はベネズエラで生まれたが、ラウールは東京で生まれたため、日本名に"都"の文字が使われた[6]。日本で育ち、ベネズエラにも行ったことが無いため、ベネズエラの公用語であるスペイン語は全く話せない[6]。家族からは「マイ」と呼ばれている[6]。
小学校高学年の頃に両耳にピアスを開けた[55]。ジャニーズ事務所に入った頃は横と後ろを刈り上げたロングヘアで髪の毛を1つに縛っていたが、ヒップホッパーのような髪型だったことから「それはちょっとJr.に相応しくない、明日それを切ってくるか、この事務所を辞めるかどっちかにしろ」とジャニー喜多川と振付師に注意され髪を切った[56]。
バラエティ番組が好きだったことから、幼少期の将来の夢はお笑い芸人だった[57]。保育園の卒園式では「芸能人になりたい」と発表し、お笑い芸人に対し強い憧れがあった[11]。
性格
- 自身を人見知りで「陰キャ(内向的な性格)」だと語り[58][59]、高校時代は教室の端っこでネットニュースばかり読んでいたことや[60][61]、学校で一言も喋らずに帰ることもよくあったことを明かしている[62]。群れは好かないタイプで、友達も狭く深く。人付き合いも、そんなに多くはない[6]。高校に入学したばかりの頃は、小・中学校の同級生と“今日も友達できなかった”“俺もだよ”と報告し合っていたり、連絡先の登録数の少なさでも勝負をしていた[63]。しかし2024年になって振り返ると、当時は思春期ということもあり“陰なる道”を極めていたが、本来の自分はあまり人見知りではないと自己分析している[64]。
- ストイックであり、“魅せ方”に関してはとことんこだわっている。体重管理も含めてどういう出で立ちでいるか、心の持ち様はどうかという部分まで日々意識しており、芸を見せるのであれば、周りの誰よりも練習に時間をかけることを大事にしている。各ジャンルの仕事がごちゃごちゃにならないように、自分の気持ちを文字で記録することも多い。自身としては、目指したところがストイックな要素がないと届かない場所であるため、必然的に自分に厳しくやらざるを得ないと語っている[65]。
趣味・特技・嗜好
- Instagramの投稿が趣味の一つであり、アバンギャルドな衣装に身を包んだポーズや雪山での撮影など、アートワークのような投稿を行なっているが、これらの写真は自身でスタジオを借りて撮影しているもので、採算度外視。1日だけ休みができた年末の時期にも雪山に行って撮影をするなど、自身の世界観の表現へのこだわりがある[66]。2024年1月8日には自身のInstagramにて「ひとり成人式」と題した配信を行った。同配信は、事務所主催での成人式が行われないことを受け、「皆さん楽しみにしてくれていたと小耳に挟んだので、じゃあやっちゃおう」と個人的に行なったもので[67]、アーカイブの再生回数は74万回以上再生され、4500件近くのコメントが届いた[68][69]。
- 中学時代の定期テストはいつも学年で2位であり[11]、毎日6時間勉強していた[70]。数学が得意で特に計算問題が好き[71][72]。2021年6月21日に放送された『ウチのガヤがすみません!』では中学・高校で非常勤講師の経験がある数学芸人が出題した問題2問を難なく正解し、スタジオからは称賛の声が上がった[73]。
- 料理が好きであり、得意料理はハンバーグ[74]。ほぼ毎日自炊をしている[75]。
- 特技は胃を膨らませること[76]。2020年2月6日に放送された『櫻井・有吉THE夜会』にて披露し櫻井翔を驚愕させた。「一番に推していきたい特技」と話す[77]。
- 散歩が好きで、毎日のように歩く。仕事が早く終わった日にソフトクリームが食べたくなり、お店まで12km歩いたこともある[78]。
- 好きな食べ物はお肉[74]、唐揚げ[2][79]、家系ラーメン[80]、母親が作るカレー[79]、チーズ[81]、お寿司、ウニ、サーモン[82]、いくら[83]。ポテトチップスやコロッケなど、ジャンキーなものが好き[79]。
交友関係
Snow Manへの加入
加入経緯
少年忍者として活動していた2019年、 中学3年生の頃にSnow Manへの加入を打診される。以前から「雰囲気がある。踊っていて輝いている」とラウールに目をつけていた滝沢秀明[95]がジャニー喜多川に推薦して実現した[11]。
当時の心境について、「最初は意味がわからなかった。Snow Manは大先輩って感覚だし、年令もJr.歴も全然ちがう。“なんで俺が!?”って」と困惑し、帝国劇場にてジャニー喜多川、滝沢秀明と何度も加入についての話し合いが行われた。加入を決めた理由として、Snow Manに入れば色んな人の目にとまるため、もしデビューできなくても別のチャンスに巡り合えるかもという、どこかに損得勘定ようなものがあったことを認めているが、この気持ちを見透かされていたジャニー喜多川から「デビューって挑戦するものじゃない。メンバーと戦って勝ち取るものだよ」と怒られたことで、デビューを掴み取る覚悟を決めた[11]。
体力的にも精神的にもキツく、重圧で押しつぶされそうだったが、少年忍者として出演中だった舞台『JOHNNYS' King & Prince IsLAND』に、ラウールの加入を知り、同じ境遇である向井康二がプライベートで楽屋に会いに来て抱きしめてくれたことに救われたという[11][96]。
苦悩と葛藤
Snow Man加入後も、「メンバーは絶対に新加入を嫌がってる」という言葉を時折耳にしたため、よくしてくれるメンバーに対しても疑心暗鬼になったり、ふとした瞬間にメンバーが疲れた表情を一瞬しただけで、やっぱり嫌がっているのかなと感じ苦悩する[11]。
2019年4月、Snow Man主演舞台『滝沢歌舞伎ZERO』は他のメンバーは出演経験があるなか、自分だけが未経験であった[11]。稽古の過酷さや加入へのプレッシャーなどから辛くて何度も涙を流した[97][11]。また同時期に出席日数の関係で留年が確定して高校を転校したり、精神的に不安定になり家でもよく泣いていたところ、心配で声を掛けてくる母親ともよく喧嘩していた[11]。しかしこれを乗り越えられたのも、この舞台中に目黒蓮やリーダーである岩本照からかけられた言葉であったという。岩本からの「俺たちがついてる」という言葉に、周囲の声ではなくメンバーを信じようと決めた[11]。
モデル活動
2019年10月、184cmの小瀧望を抜き、ジャニーズ事務所最長身となった[53]。さらに股下99cm[98]というスタイルと端正な顔立ちを生かし、ファッション雑誌でモデルとしても活動[99]。ジャニーズ事務所初のパリコレモデルとなった[99]。
高いファッションセンスをグループ活動でも発揮し、2022年開催の『Snow Man LIVE TOUR 2022 Labo.』から衣装の総合プロデュースも担当している[100]。
主な実績
- 2019年
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- 2020年
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- 2021年
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- 1月9日に発売された『MEN’S NON-NO』(集英社)2月号の「ビューティー大特集号」にて同誌史上初の上半身裸での表紙を飾った[106]。
- 6月30日に発売された女性週刊誌『an・an』(マガジンハウス)の「美脚特集」にて同誌史上初の男性表紙を飾った[107]。
- 2022年
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- 6月23日、都内で行われた「Yohji Yamamoto POUR HOMME 2023 Spring Summer コレクション」のランウェイにコレクションモデルとして出演。ショーの模様はパリ・コレクションでもデジタル配信され、デビュー前からの念願であったパリコレデビューとなった[50][108]。
- 9月3日、さいたまスーパーアリーナで行われた「第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 AUTUMN/WINTER」にて「Yohji Yamamoto POUR HOMME」のコラボステージに出演。山本耀司が今回のステージのために書き下ろした楽曲「ガラスの時代」にのせたダンスパフォーマンスを届けた[109]。
- 2023年
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- 2024年
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受賞歴
- 2021年
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- ViVi「2021年上半期 国宝級イケメンランキング」NEXT部門1位[41]
- 2023年
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出演
グループでの出演は少年忍者#出演、Snow Man#出演を参照。個人での出演のみ記載。
テレビドラマ
テレビ番組
映画
舞台
ファッションモデル活動
コンサート
イベント
- "東京ドームに全員集合" みんなにサンキュー!ジャニーズ野球大会(2016年4月13日、東京ドーム)[32]
- ジャニーズ大運動会2017(2017年4月16日、東京ドーム)[137]
コンテスト・大会
- Body Rock Junior 2014 準優勝(2014年6月28日、ロサンゼルス) - RIE HATA TOKYO[12][156]
- ALL JAPAN CHALLENGE CUP 2014 関東予選 U-15部門 優勝(2014年8月3日、THE☆STAGE 自由が丘) - D'sTOYBURN[157]
- ZERO CONTEST 2014 TOKYO #2 KIDS部門 特別賞(2014年9月14日、THE☆STAGE 自由が丘) - D'S TOY BURN[158]
- サンストカップ キッズコンテスト ダンス中学生部門 優勝(2014年9月15日、サンストリート亀戸) - D'S TOY BUR[159]
- ALL JAPAN SUPER KIDS DANCE CONTEST 2014 関東予選 中学生部門 準優勝(2014年10月18日、新宿アイランドタワー) - D'S TOY BURN[160]
- ALL JAPAN CHALLENGE CUP 2014 FINAL U-15部門 優勝(2014年11月2日、シアター1010) - D'sTOYBURN[161]
- SUPER KIDS AWARD 2014 新人賞(2014年) - D'S TOY BURN[162]
- Birthday GRANDSOUL 2014 FINAL 中学生部門 4位(2015年1月25日、つくば国際会議場 大ホール) - D'S TOY BURN[163][164]
- Soulm8 DANCE CONTEST 2015 FINAL 中学生部門 優勝(2015年3月31日、府中の森芸術劇場) - D'S TOY BURN[165]
- Body Rock Junior 2015 準優勝(2015年6月27日、ロサンゼルス) - RIE HATA TOKYO[12][23]
- おながわ冬の祭り2023「おながわデカ盛りチャレンジ」予選敗退(2023年12月17日、女川町生涯学習センターホール)[166][167][168]
- WORLD HIP HOP DANCE CHAMPIONSHIP2024 ミニクルー部門 優勝(2024年3月23日、パルテノン多摩大ホール) - Bumpy[169][170]
広告・CM
作品
ソロ曲
ユニット曲
雑誌
脚注
注釈
- ^ a b 2019年に発行された『ジャニーズJr. MEIKAN 2019』には「2015年5月12日」と記載されている[3]。
- ^ 2023年11月21日、自身のInstagramのストーリーズでモデルとして活動する時に使用しているとみられる身長や本名などの情報が載った資料を公開した際には出生名に驚きの声が聞かれた[7]。
出典
外部リンク
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- ^ a b 放送開始当初から出演。
- ^ 大塚の病気休養時の総合司会代行。
- ^ 三宅→伊藤とダブル体制。
- ^ 2022年4月から『めざましどようび』を兼務するため、月 - 木曜担当。
- ^ a b 時期によって曜日変動あり。
- ^ a b 木・金曜担当。
- ^ a b c 月曜 - 水曜担当。
- ^ 2008年3月まで木・金曜担当。
- ^ a b 「めざまし600ニュース」は担当しない。
- ^ 担当曜日は変動あり。
- ^ 月・火曜担当。
- ^ 月・木曜担当。
- ^ 火・水曜担当。
- ^ 金曜担当。
- ^ 2002年4月から設置、2009年3月で廃止。
- ^ 木曜パーソナリティー、イノ調として出演。
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