茨城県道・千葉県道142号岩井野田線 (いばらきけんどう・ちばけんどう142ごう いわいのだせん)は、茨城県坂東市から千葉県野田市に至る一般県道である。
概要
茨城県坂東市岩井(国道354号)を起点に南下して同市小山を経て、千葉県野田市蕃昌(千葉県道17号結城野田線)まで南北に縦断する一般県道である。茨城県と千葉県の県境を流れる利根川を渡る橋梁が設置されていないため、本路線は分断されている。
路線データ
| この節の 加筆が望まれています。 主に: 千葉県区間の延長と出典 (2016年11月) |
歴史
1959年(昭和34年)10月14日、新たな県道として猿島郡岩井町大字岩井を起点とし、千葉県野田市を終点とする区間を本路線として茨城県が県道路線認定した。
年表
- 1959年(昭和34年)10月14日:
- 現在の路線が県道岩井野田線(図面対象番号82)として茨城県が路線認定[3]。
- 茨城県区間の道路区域は、猿島郡岩井町大字岩井の主要地方道古河岩井線(現在の国道354号にあたる)分岐から県界猿島郡岩井町大字小山までと決定された[1]。
- 1964年(昭和39年)7月3日:車両制限令第5条1項[注釈 2]に基づく指定(路線対象番号82 岩井野田線:古河岩井線分岐点 - 千葉県)を受ける[4]。
- 2002年(平成14年)4月1日:岩井市大字長谷 - 同市大字小山の区間が、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定される[5]。
- 2010年(平成22年)4月1日:坂東市岩井 - 同市長谷の区間を、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定[6]。
路線状況
茨城県区間は対向2車線で、坂東市小山で茨城県道329号小山菅生小絹停車場線(起点)との分岐点がある。見かけ上、小山の分岐点で2車線の道路をそのまま直進すると県道小山菅生小絹停車場線へと変わるが、同分岐点で右折進入できる1〜1.5車線の道路が本県道路線で、利根川左岸堤防の手前で行き止まりとなる。
千葉県区間は対向1.5車線の道路で交通量は少ない。野田市小山の利根川右岸堤防で行き止まりとなる。
交通不能区間
茨城県と千葉県を結ぶ県道だが、本県道は1958年(昭和33年)以前の渡船時代のルートであり、利根川には現在まで橋がなく、通行できない。茨城県と千葉県を行き来するには、渡船に代わって新設された県道3号つくば野田線の芽吹大橋へ迂回することとなる。
地理
通過する自治体
交差する主な道路
脚注
注釈
- ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。
- ^ 市街地を形成している区域(以下「市街地区域」という。)内の道路で、道路管理者が自動車の交通量がきわめて少ないと認めて指定したもの又は一方通行とされているものを通行する車両の幅は、当該道路の車道の幅員(歩道又は自転車歩行者道のいずれをも有しない道路で、その路肩の幅員が明らかでないもの又はその路肩の幅員の合計が1メートル未満(トンネル、橋又は高架の道路にあつては、0.5メートル未満)のものにあつては、当該道路の路面の幅員から1メートル(トンネル、橋又は高架の道路にあつては、0.5メートル)を減じたものとする。以下同じ。)から0.5メートルを減じたものをこえないものでなければならない。
出典
- ^ a b 道路の区域決定(昭和三十四年十月十四日 茨城県告示第九百三号) (PDF) ,茨城県報 号外(1959年(昭和34年)10月14日)より
- ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 10
- ^ 県道路線認定(昭和三十四年十月十四日 茨城県告示第九百一号) (PDF) ,茨城県報 号外(1959年(昭和34年)10月14日)より
- ^ “路線の指定(昭和39年7月3日 茨城県告示第1006号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5170号: pp. pp. 2–3, (1964年7月3日)
- ^ “車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成14年2月28日 茨城県告示第193号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1342号: pp. pp. 11-12, (2000年2月28日)
- ^ “車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成22年4月1日 茨城県告示第429号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2168号: p. p. 9, (2010年4月1日)
参考文献
関連項目
外部リンク