芽吹大橋(めふきおおはし)は、茨城県坂東市莚打と千葉県野田市目吹の間の利根川を渡る、主要地方道茨城県道・千葉県道3号つくば野田線の橋である。
概要
開通前は古河市にある国道4号利根川橋や取手市にある国道6号大利根橋まで大きく迂回しなければ東京方面に行くことができなかったが、本橋の開通によって都心までの所要時間が大幅に短縮された。これによって岩井市(現坂東市)周辺は東京圏向けのレタス・ハクサイなど近郊農業を中心とする農業によって大きく成長した。
その後、本橋の慢性的な混雑緩和のため1980年(昭和55年)に下流側に新大利根橋、1990年(平成2年)に上流側に下総利根大橋が建設されたが、双方とも有料道路だったこと(新大利根橋は2010年(平成22年)に、下総利根大橋は2020年(令和2年)に無料化)、特に新大利根橋までは直線距離でも13 kmほど離れていること等から、交通量が大きく分散するまでには至っていない。
構造
- 車道橋(往復2車線)-カンチレバー式トラス橋、全長535.9 m、幅員7 m[1]
- 鋼下路トラス橋×6 (6径間)
- 側道橋 (歩行者専用橋)-車道橋のすぐ下流側に架かっている
- 鋼下路トラス橋×6 (6径間)
歴史
茨城県・千葉県によって計画され1958年(昭和33年)12月24日[2]に日本道路公団の管理する有料橋として供用を開始した。1968年(昭和43年)10月30日に茨城・千葉県に管理が移管され、通行料が無料となった。その後1985年(昭和60年)3月12日に下流側に歩行者用橋が建設されて開通した[3]。
隣の橋
- (上流) - 境大橋 - 下総利根大橋 - 芽吹大橋 - 利根川橋(常磐道) - 利根川橋梁(TX) - 新大利根橋 -(下流)
脚注
- ^ 『道路橋大鑑_昭和36年度(1961)』pp. 184–185
- ^ 芽吹大橋1958-12-24 - 土木学会附属土木図書館
- ^ “道路の区域変更・道路の供用開始(昭和60年3月11日 茨城県告示382・383号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7328号: pp. pp. 9–10, (1985年3月11日)
参考文献
関連項目
外部リンク
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利根川 | |
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大落古利根川 |
- (水源 葛西用水路)
- 和戸橋
- 万願寺橋
- 鎌倉橋
- 古利根川橋梁(東武日光線)
- 河原橋
- 古川橋
- 清地橋
- 宮東橋
- 小渕橋
- 春日部大橋
- 新町橋
- 古利根公園橋
- 春日橋
- 埼葛橋
- 八幡橋
- 牛島人道橋
- 古利根川橋梁(東武野田線)
- ゆりのき橋
- 藤塚橋
- 古利根川橋
- 古利根橋
- 堂面橋
- 寿橋
- 古利根水管橋
- ふれあい橋
- (中川へ合流)
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利根運河 |
- (水源 利根川)
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- 山高野歩道橋
- 柏大橋(国道16号)
- ふれあい橋
- 利根川橋梁(東武野田線)
- 運河橋
- なこうど橋
- (利根運河水管橋)
- 運河大橋
- 深井新田橋
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- (江戸川へ合流)
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- 稲敷大橋
- (霞ヶ浦へ合流)
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- (横利根閘門にて利根川へ合流)
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常陸利根川 | |
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座標: 北緯35度59分00秒 東経139度53分29秒 / 北緯35.98333度 東経139.89139度 / 35.98333; 139.89139