悠木 碧(ゆうき あおい、1992年3月27日[10][11] - )は、日本の声優、女優、歌手、タレント。千葉県山武市出身[4]。青二プロダクション所属[8]。本名および旧芸名は八武崎 碧(やぶさき あおい)。愛称は「あおちゃん」[2]、「こども先生」[3]。
代表作に『魔法少女まどか☆マギカ』(鹿目まどか)[12][13][14][15]、『君の名は。』(名取早耶香)[16]、『妖怪ウォッチ』(未空イナホ)、『戦姫絶唱シンフォギア』(立花響)、『ポケットモンスター ベストウイッシュ』(アイリス)、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(比企谷小町)、『幼女戦記』(ターニャ・デグレチャフ)、『ヒーリングっど♥プリキュア』(花寺のどか / キュアグレース)がある[17][18][19]。
子供の頃に鏡の中の自分と喋るクセがあって家族は個性だと見守っており、「それを活かせるような社会に入れてあげよう」とCMのオーディションに応募して4歳で芸能界に入った[20][21][22]。オーディションに落選したが、会場で子役劇団のスカウトを受けて芸能事務所に所属し、「褒めてもらえるのが嬉しくてしょうがなかった」と芝居の楽しさに没頭していたという[21]。子役として映画やテレビドラマに出演していた。1999年から2002年にかけてフジテレビ系列のバラエティ番組『やっぱりさんま大先生』『あっぱれさんま大先生』にレギュラー出演した。
2003年、小学5年生の時に『キノの旅』のさくら役として初めて声優の仕事をしたことがきっかけで声優業を気に入る[20][11]。当時子役は休業中だったが、本来オーディションを受ける予定だった人物が風邪で参加を辞退したため、代役でオーディションに参加した[23]。後に、2016年配信の多数決ドラマ版および2017年放送のテレビアニメ第2作の『キノの旅』で主人公のキノを演じた[24]。
2006年までセントラル子供劇団に所属していた[注 1]。高校入学後の2007年8月、正式にBreathに所属し、悠木碧に改名した。
2008年、『紅』の九鳳院紫役で初めてヒロインを演じる[11]。同年8月より声優色の強いプロ・フィットへ移籍した。以降は声優としての活動が多くなり、女優としての活動は少なくなっている。
2009年、『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』(御子神リコ役)と『夢色パティシエール』(天野いちご役)の2作で初めて主人公を演じる。このころから、『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』(ミナ・ツェペッシュ役)など多くの作品で主要キャラクターを演じるようになった[11]。
2011年、『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公、鹿目まどか役を演じ[26][27]、2011年10月に『ニュータイプアニメアワード2011』にて声優主演女優賞を受賞し、2012年3月2日に発表された第6回声優アワードにおいて歴代最年少の19歳で主演女優賞を受賞した[28][29][11]。さらに同年の日刊スポーツ第1回日刊アニメグランプリではMIP女性声優賞を受賞した[30]。
2012年3月28日、自身の20歳の誕生日に合わせてFlyingDogより本人名義でミニアルバムを発売した[31]。2013年3月21日に竹達彩奈とユニット「petit milady」(プチミレディ)を結成し、5月15日にZERO-AからCDデビューした[32]。
2013年8月25日、『Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-』にpetit miladyとして出演した。同年11月24日、『ANIMAX MUSIX 2013』に個人名義で出演した。同イベントでテレビアニメ『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜』のエンディングテーマ「ビジュメニア」で自身初のシングルリリースを行うことが発表された。
2014年、『Animelo Summer Live 2014 -ONENESS-』に8月29日、petit miladyと8月31日、本人名義のソロ両方で出演した。
2017年4月にソロアーティストとしての活動休止と、それに伴いオフィシャルファンクラブ「AoimAniA」が6月末に解散されることが発表された[33]。同年7月14日、日本コロムビアより、ソロアーティストとしての活動を同年秋に再開することが発表された[34][35]。
2017年7月、スタッフ共用の公式Twitterアカウントを開設した。当初はスタッフによる情報を中心に、稀に本人が呟くというスタンスを取っていたが、現在はほとんどが悠木本人のツイートとなっている[注 2]。2021年9月には公式Instagramアカウントを開設している。
2020年4月8日、新型コロナウイルスの日本国内の感染拡大防止のために自宅待機している親子に向け、絵本や児童書の読み聞かせ企画「#せいゆうろうどくかい」をSoundCloudを通じて開始した。イスラエル大統領のルーベン・リブリンが絵本の読み聞かせをテレビを通して行っていたものに共感し、Twitterで著作権フリーである青空文庫の朗読について呼びかけを行ったところ、ファンや同業の声優から称賛や応援のコメントが相次ぎ[36]、小岩井ことりがフリーBGMを、あきやまかおるがフリーアイコンを提供した。小岩井は初回投稿の「手袋を買いに」の編集にも携わった[37]。
また、下述のようにイラストを特技とすることもありクリエーターとしても活動し、2019年には丸山有香と共同で女性声優の少年声をテーマにした少年アイドルのドラマCD企画『アイショタ idol show time』の企画を立ち上げ、悠木自身もキャラクター原案や出演で携わる形で同人CDとして頒布した[38][39]、同じく2019年には「言葉の擬獣化」をテーマに自ら企画・原案・キャラクターデザインを務めた『YUKI×AOI キメラプロジェクト』を立ち上げ、2020年よりキービジュアルの公開とともにTwitter上での4コマ漫画連載、楽曲やミュージックビデオの制作が行われることになっており、最終的にはアニメ化を目標としている[40][41]。
2021年、「pixiv創作マンガ2021」に特別選考委員として参加した[42]。
2022年1月1日より、プロ・フィットが同年3月末でマネジメント業務を終了することにともない、青二プロダクションへ移籍した[43][44][45]。
2023年9月22日、音楽活動を再始動させることを発表。あわせて音楽活動の再開だけでなくこの年で芸能活動20周年も迎えるにあたることも含め、新たな試みとしてDiscordに公式コミュニティ「妖精夜行」を開設した[46][47]。同年12月には同コミュニティ内にユーザー共創型の音楽レーベル「Fairhythm(フェアリズム)」を設立(レーベルの運営は本来の所属レーベルである日本コロムビアに委託)、第1弾としてミニアルバム製作のためのクラウドファンディングを行った[48]。
子供のころは「正義の味方」になりたかったと言い、『美少女戦士セーラームーン』のファンで特に背の高いセーラージュピター/木野まことなど主に背の高いキャラクターを好んでいる。
トランスフォーマーシリーズのファンでもあり、実写映画を何度も見にいくほどである。幼いころからトランスフォーマーや男玩に慣れ親しんでいたと言い、シルバニアファミリーを集めていた際にはストーリーがいつも血なまぐさいものになっていたという。推しはバンブルビーであり、トランスフォーマーのアトラクションのためにユニバーサル・スタジオ・シンガポールにまで行ったことがあるという筋金入りである。映画『バンブルビー』の吹き替えにも参加している。
ゲーム好きで、人生で最も面白かった作品には『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を挙げている[49]。
小動物系が好きで、自宅ではシマリスを飼っている。2010年8月当時、満8歳で名前は「ポプリ」。悠木碧本人はよく「ポプリくん」と呼んでいる。
2010年5月からはブラックのマンチカンも飼い始めた。性別はメスで名前は「エイミー」。また、悠木が主人公の鹿目まどかを演じている『魔法少女まどか☆マギカ』のBD/DVD第1巻初回限定盤付属のドラマCDに同名の黒猫が登場している。そして2011年12月にはエイミーの子供で、オスの白マンチカン「アシュベル」が産まれ、アシュベルとは自身の楽曲PVで共演もしている。本当はイシュメルと名付けたが、聞き間違いによりアシュベルと登録された[50]。
多色の画材を使ったイラストも得意である。中学、高校では美術部に所属しており本人のブログ[51]など、さまざまな場所で目にすることがある。『魔法少女まどか☆マギカ』の第2話・第3話では、主人公である鹿目まどかが妄想したという設定の魔法少女衣装のノート落書き絵が作中で登場する。『ベン・トー』のDVD5巻のオーディオコメンタリーで、アバンタイトルが長いために「マッチョなウサギ」を落書きして待っていたが、これが原作第9巻に登場し、彼女が演じた役である「白粉花」が「アオちゃん」なる人物と友人という設定が付加された。『異世界かるてっと』では、第8話にてエンドカードを提供した[52]。
趣味は本を書くこと、絵を書くこと、特技は音読、早口言葉[6]。
「碧」という名前には「王様の白い石、ダイヤモンド」という意味があるという[22]。
一人っ子である[49]。
独特のイントネーションが特徴とされる[53]。『日刊SPA!』では、『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役など「自分に自信がなく何の役にも立たない人間だと思っているが、人一倍強い芯を持った少女」の役が印象深いと評している[54]。主に幼児から高校生までの少女を演じることが多いが、時には少年役や大人の女性役を演じることもある。
台本には「丁寧に」と心構えを書いているとのこと[20]。目標であり尊敬する声優は、複数の作品で共演している沢城みゆき[20]。
声優業が中心になってからはラジオパーソナリティを担当する機会も増えている。
太字はメインキャラクター。
※はインターネット配信。
1.鏡のデュアル・イズム/100%サイダーガール - 2.azurite - 3.恋はみるくてぃ - 4.緋ノ糸輪廻ノGEMINI - 5.ハコネハコイリムスメ - 6.青春は食べ物です
1.プチミレディア - 2.cheri*cheri? milady!! - 3.CALENDAR GIRL - 4.petit miretta
1.Mille Mercis
ONENESS - 聖剣使いの禁呪詠唱 イメージソングミニアルバム - AKIBA'S COLLECTION
碧と彩奈のラ・プチミレディオ
ZERO-A
平澤創(会長)