『龍 -RYO-』(りょう)は、2013年3月2日に『アニメミライ2013』の一作として公開されたGONZO製作のアニメ映画作品。
概要
文化庁若手アニメーター育成プロジェクト『アニメミライ2013』の参加作品として『デス・ビリヤード』『アルヴ・レズル -機械仕掛けの妖精たち-』『リトル ウィッチ アカデミア』と共に2013年3月2日公開された[1]、
RYOという架空人物を主人公に坂本龍馬暗殺事件をテーマにしたフィクション。
当初の企画ではテレビアニメ化を念頭に、坂本龍馬を暗殺をしたのは誰かという謎に、京都・江戸・会津・函館と仇を討つ旅をする物語となっており、本作はその第0話を意図して制作された作品となっている[2]。
登場キャラクター
- RYO[3](りょう)
- 声 - 悠木碧
- 龍馬を護衛していた御付きの少年剣士。軍鶏の選定が得意。白(しろ)と呼ばれていたが本名ではなく、龍馬にRYOの名を与えられる。
- 薩英戦争で両親を亡くし大久保の下で剣術を習い、龍馬の護衛として家族のように一緒に居るようになる。しかし近江屋で龍馬を救えなかったことを深く後悔する。
- 黒(くろ)
- 声 - 寿美菜子
- RYOの幼馴染であり、大久保利光の御付き。
- 坂本龍馬
- 声 - 藤原啓治
- 幕末の志士。
- 猫アレルギーであるものの猫のシロを拾っている。
- お龍
- 声 - 茅野愛衣
- 龍馬の妻。
- 土方歳三
- 声 - 森川智之
- 龍馬が暗殺された時に近江屋の前に居たためRYOに暗殺犯に疑われることになり、蝦夷地江差で座礁した五稜郭政府旗艦開陽丸でRYOと対峙する事になる。
- 中村半次郎
- 声 - 小野友樹
- 慎太郎に龍馬を斬るよう指示する。
- 中岡慎太郎
- 声 - 高橋伸也
- 龍馬の友人。
- 大久保一蔵
- 声 - 西川貴教[4](アニメミライ広報大使)
- 藤吉
- 声 - 杉崎亮
- 龍馬の世話役。近江屋で殺される。
- 子供たち
- 声 - 桜川めぐ(青)、田中メイ(赤)、関根亜沙美(茶)、仲田有沙(紫)、前原美優(黄)、柳川あかり(緑)
- 白(RYO)と共に剣術指導を受けていた身寄りのない子供たち。
スタッフ
- 監督・音響監督 - 千明孝一
- 脚本 - 千明孝一、綾奈ゆにこ
- キャラクターデザイン・作画指導 - 高岡じゅんいち
- 作画監督 - 渋谷秀、高瀬さやか
- 中堅原画 - 斉藤千絵、武智敏光、新妻瑠維
- 若手原画 - 板井寛樹、岩田景子、大里咲憂梨 / 中尾高之、増田優紗、持田愛
- 美術設定 - 菊地正典
- 美術監督 - ミキミチヨ
- 音楽 - 黒石ひとみ
- 音楽プロデューサー - 伊藤圭一
- プロデューサー - 石川真一郎
- 制作プロデューサー - 奥山真吾
- 担当制作 - 岡村歩美
- アニメーション制作 - GONZO
主題歌
- エンディングテーマ「ユビキリ」
- 作詞・作曲・編曲 - 黒名ひとみ / 歌 - Hitomi
放送局
Blu-ray
- 商品名「アニメミライ2013」
- 品番 - ANTX-33002 / 発売元 - アニプレックス
- 2013年3月30日・31日の『Anime Contents Expo 2013』で1,000部販売。
脚注
外部リンク