私市 淳(きさいち あつし[注 1]、1972年2月23日[2] - )は、日本の男性声優、ナレーター[4]。東京都港区出身[2]。青二プロダクション所属[5]。
元々人見知りだった[7]。高校時代に社会人の多かったチームで草野球を始め、マネージャー的な伝達係をしていた[7]。「今までの自分のままじゃいけない、人とコミュニケーションがとれないと社会人になれない」と気づいた[7]。
高校卒業後、自宅浪人をしていた頃、親にも勧められていた鍼灸師の専門学校に行こうと思っていた時期があった[7]。結局、勉強をせず、専門学校を受験するも失敗[7]。ほかの専門学校の案内書を見ており、東京アナウンスアカデミー(現:東京アナウンス・声優アカデミー)声優養成科の紹介を見つける[7]。アニメは観ていたため、職業としての声優は知っていたが、当時は声優になれるとは思ってなかった[7]。憧れの職業であり、ほかに行く専門学校もなく「どうせまた試験に落ちるんだろうな」と思いつつ受けていたところ合格[7]。同アナウンスアカデミーで1年間の勉強をする[8]。同じクラスに岡野浩介がいる[8]。
同アナウンスアカデミーは、内部のプロダクションはなく外部の事務所が手を挙げてもらえればオーディションを受けられる仕組みであり、合格する人物はいないため、「どうしようかな」と思っていた[8]。その時に仲間が俳協ボイスアクターズスタジオがその年からスタートするという情報を持ってきたため、一緒に受けて、青二塾も受けたいと言い出ていた[8]。同塾は、私市にとってはレベルの高い印象であり、「僕は絶対受かりっこないから、願書を出したい」という仲間の付き添いで同塾に行っていたところ、「せっかく来たのに、自分が何もしないのもなんだなぁ」と思い、友人の次に願書を出して受ける[8]。そのうちに東京俳優生活協同組合から合格通知が来て、先にお金を払ったが、その後、青二プロダクションからも合格通知が来たため、悩んでいた[8]。
気持ちとしては同塾のほうに興味があったが、同ボイスアクターズスタジオに払っていたお金ももったいないため、考えていたところ、同ボイスアクターズスタジオの授業は週に一度は夜間のため、「頑張れば両方行けるんじゃないか」と同東京校13期にも入塾し[5]、しばらくは2校を掛け持ちしていた[8]。同ボイスアクターズスタジオでの同じクラスに関智一と長沢美樹、同塾の同期に中山さら、西川宏美、野田順子、土門仁、やなせなつみらがいる[8]。同ボイスアクターズスタジオの授業のある日に、同塾の授業が夜間までかかるようになり、同塾1校に絞った[8]。
プロになっての最初の仕事は、TBS系列の教養クイズ番組『日立 世界・ふしぎ発見!』の再現ドラマの江戸時代の町のワンシーンに出てくる商人役だった[9]。テレビアニメ『蒼き伝説シュート!』の遠藤 透役で初めて名前の付きの役を演じた[10]。初主役はテレビアニメ『勇者指令ダグオン』の刃柴 竜役[10]。当時は青二のジュニア所属3年目であり、青二の査定があったため、ここで主役をとっていなかったら、事務所をクビになっていた可能性が高かったという[10]。初めてオーディションで役をもらった作品でもあるため、私市曰く超代表作だという[10]。
音域はF - Ab 2オクターブ3度[5]。
声優としては、多数のアニメ、映画、ゲーム等に出演している[4]。
役柄としては、アニメを中心に主役級のキャラクターを数多く演じ、イケメンキャラから悪役まで演じ分けている[2]。
資格・免許は普通自動車免許[5]。
特技は野球、テニス、卓球、ビリヤード、ダーツ[5]。
青二プロダクションの野球部のキャプテンを務めており、自身のブログやTwitterでもよく話題に出している。ブログに関してはタイトルにも「草野球」が使われている。野球部のチームには皆口裕子、阪口大助なども所属しているという。また、堀内賢雄のチームとも対戦するが、なかなか勝てないという[11]。
『ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story』プロデューサーの内田明理はキャスティングの決め手について、「演技力の高さ。特にチャラい喋り方にテンポ感があって音楽的」と語っている[12]。
実家は薬局[7]。
太字はメインキャラクター。
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