越谷市(こしがやし)は、埼玉県の南東部に位置する市[2]。面積は60.24平方キロ(東西8.6キロ、南北11.5キロ)[2]。中核市・業務核都市・保健所政令市に指定されている。人口は約34万人で、さいたま市、川口市、川越市、所沢市に次いで県内第5位。旧南埼玉郡。1958年(昭和33年)市制施行。
市町村名の由来
「こし」は腰とも書かれ、山や丘陵地の麓を指し、「や」は谷で湿地などの低地を指す[3]。つまり、「大宮台地の麓にある低地」を指す地名であると推測される。
「越谷」の地名は、1954年、合併により越谷町が成立した際に、合併前の越ヶ谷町と区別するために「ヶ」を取って「越谷町」としたことに由来する。したがって、旧・越ヶ谷町にあたる越谷市の中央部の地名は、現在「越谷市越ヶ谷」であり、それ以外の「こしがや」が付く地名は、越谷町成立以降にできた地名なので、「南越谷」「北越谷」「東越谷」などのように「ヶ」が入らない。同様の理由で「越ヶ谷高等学校」には「ヶ」が入り、「越谷北高等学校」「越谷南高等学校」などには「ヶ」が入らない[4]。
概要
江戸時代に日光街道の宿場町の一つである越ヶ谷宿として栄えた街であり、埼玉県の南東部に位置する。慶長17年(1612年)以前までは元荒川の右岸側が武蔵国埼玉郡(埼西郡)、左岸側が下総国葛飾郡であり[5]、元荒川に跨る形で宿場町が整備された。右岸側の越ヶ谷町と左岸側の大沢町に跨る形で宿場町があったものの、両町の伝馬機構は一体化されており、交通上は両町を合わせて越ヶ谷宿とされていた。
大宮台地と下総台地に挟さまれた中川流域の沖積平野にあり、市域の大半は平地である。元荒川・中川・綾瀬川・古利根川・新方川(千間堀)・逆川など、多くの河川が市内に流れていることから、「水郷こしがや」と呼ばれる[6]。江戸から北に約25kmにあり、東北や上信越方面との中継地点でもあった越谷は交通の要衝として舟運が発達し、江戸時代末期までは多数の河岸場が整備されていた。
1899年に東武鉄道の伊勢崎線(東武スカイツリーライン)が開業し、日光街道(現在の国道4号)の西側に並行する形で市域を南北に縦断している。1954年に2町8村が合併して越谷町となり、1958年に市制施行されて越谷市となった[7]。1962年に伊勢崎線が東京メトロ日比谷線と直通運転を開始した後は、東京のベッドタウンとして急激に都市化が進んだ。中心市街地から離れた春日部市との市境周辺もニュータウンが開発され、1967年にせんげん台駅が開業した。1973年に武蔵野線が開業したことにより、浦和市(さいたま市)方面へのアクセスが飛躍的に向上した。両路線の乗換駅は新越谷駅と南越谷駅であり、駅名が異なるが徒歩連絡が可能である。
都市化によって水田の遊水機能が低下したことにより、バブル時代には治水対策が急務となった。そのため、1996年から越谷レイクタウンが市の南東部に整備され、2008年に越谷レイクタウン駅が開業した。越谷レイクタウンの地区内には、広大かつ平坦な土地を活かして、日本最大のショッピングセンターであるイオンレイクタウンが開業した。イオンレイクタウンは年間約5,000万人を集客しており、この数字は東京ディズニーリゾートの年間入園者数を約2,000万人程度上回る。
中心市街地は東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)越谷駅東口周辺であるが、イオンレイクタウンの開業以降は商業面での影響が大きく、イトーヨーカドー越ヶ谷店が2009年に閉店した。2012年に駅前再開発事業が行われて越谷ツインシティが開業した後は、商店街の空洞化にある程度の歯止めがかかり、越谷駅の乗降人員も増加傾向にある。越谷駅東口周辺は市役所や埼玉県の地域機関が集積しており、銀行の支店が数多く出店している。
「越ヶ谷のシラコバト」は1956年に国の天然記念物に指定された[8][9]。これは戦中の食糧難による乱獲により、一時的に生息地が埼玉鴨場周辺のみになったことによる。シラコバトは1965年に県の鳥に、1988年に市の鳥に定められた[9]。2000年頃までは個体数が増加して生息地も拡大してきたが、都市化の影響で餌場となる養鶏場が減少し、鳥インフルエンザの影響で養鶏場の野鳥対策が行われた影響などにより個体数が減少し、絶滅危惧種に指定されている。
隣接している自治体・行政区
地理
本市の地形はほぼ全域に渡って低平地で、平均海抜は5メートルほどであり、市街地と郊外部の水田から構成される[10]。水はけが悪く、古くから大雨により度々水害を受けてきた地域である。
湖沼
高度成長期以前は水田が多かった本市であるが、高度経済成長以降に都市化が進行し、水田面積が減少したことにより遊水・保水能力が低下したため、1980年代には多雨時の浸水被害が頻発していた。
このため抜本的な治水対策が求められるようになり、1991年(平成3年)に大吉調節池が、2014年(平成26年)に大相模調節池が整備された。いずれも調整池であり、通常時は地域住民のレクリエーションや憩いの場として活用されている。
河川
本市を流れる一級河川はすべて利根川水系である。東端に中川と大落古利根川、南端に綾瀬川と古綾瀬川が流れており、中央に新方川と元荒川の一級河川を始めとする多数の河川が流れている。大落古利根川、新方川、元荒川は当市で中川と合流する。
河畔砂丘
気候
埼玉県内で気象庁が気温を観測している地点[注釈 1]の中では熊谷市に次いで温暖である。過去に40°C以上の最高気温を2回[注釈 2]観測している。また、1月の平均最低気温-0.5°Cは所沢市(-0.6°C)を超え、埼玉県内では熊谷市(-0.4°C)に次いで2番目に高く、冬も気温が下がりにくい。ただし、越谷市のアメダスが越谷市役所近くの市街地から郊外の県民健康福祉村に移転してからは、夏の記録的な高温は減少し、冬も熊谷市や所沢市より気温が低くなることが多くなっている。2018年1月26日には最低気温-7.5°Cを観測し、越谷市の観測史上最低気温を更新した。
越谷市(越谷地域気象観測所)の気候
|
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
|
最高気温記録 °C (°F)
|
18.9 (66)
|
24.3 (75.7)
|
27.7 (81.9)
|
30.3 (86.5)
|
35.1 (95.2)
|
38.7 (101.7)
|
40.2 (104.4)
|
40.4 (104.7)
|
37.9 (100.2)
|
33.6 (92.5)
|
26.1 (79)
|
25.9 (78.6)
|
40.4 (104.7)
|
平均最高気温 °C (°F)
|
9.6 (49.3)
|
10.6 (51.1)
|
14.1 (57.4)
|
19.6 (67.3)
|
24.1 (75.4)
|
26.7 (80.1)
|
30.7 (87.3)
|
32.1 (89.8)
|
27.9 (82.2)
|
22.1 (71.8)
|
16.6 (61.9)
|
11.8 (53.2)
|
20.5 (68.9)
|
日平均気温 °C (°F)
|
4.2 (39.6)
|
5.2 (41.4)
|
8.7 (47.7)
|
13.9 (57)
|
18.7 (65.7)
|
22.0 (71.6)
|
25.9 (78.6)
|
27.1 (80.8)
|
23.3 (73.9)
|
17.5 (63.5)
|
11.6 (52.9)
|
6.5 (43.7)
|
15.4 (59.7)
|
平均最低気温 °C (°F)
|
−0.5 (31.1)
|
0.4 (32.7)
|
3.6 (38.5)
|
8.7 (47.7)
|
14.0 (57.2)
|
18.2 (64.8)
|
22.2 (72)
|
23.4 (74.1)
|
19.7 (67.5)
|
13.7 (56.7)
|
7.3 (45.1)
|
1.8 (35.2)
|
11.0 (51.8)
|
最低気温記録 °C (°F)
|
−7.5 (18.5)
|
−7.1 (19.2)
|
−4.9 (23.2)
|
−1.4 (29.5)
|
4.7 (40.5)
|
10.6 (51.1)
|
14.1 (57.4)
|
15.4 (59.7)
|
10.2 (50.4)
|
4.2 (39.6)
|
−1.8 (28.8)
|
−5.3 (22.5)
|
−7.5 (18.5)
|
降水量 mm (inch)
|
50.2 (1.976)
|
47.5 (1.87)
|
94.5 (3.72)
|
109.8 (4.323)
|
124.4 (4.898)
|
144.0 (5.669)
|
138.0 (5.433)
|
134.3 (5.287)
|
197.0 (7.756)
|
203.4 (8.008)
|
78.6 (3.094)
|
50.3 (1.98)
|
1,366.9 (53.815)
|
平均降水日数 (≥1.0 mm)
|
4.4
|
5.0
|
9.2
|
9.9
|
10.2
|
12.0
|
11.0
|
8.6
|
11.0
|
10.1
|
7.3
|
5.2
|
103.4
|
平均月間日照時間
|
199.6
|
181.7
|
185.3
|
184.0
|
182.5
|
128.9
|
153.4
|
180.1
|
134.7
|
135.5
|
153.7
|
174.5
|
1,993.9
|
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1977年-現在)[11][12]
|
歴史
略史
縄文時代中期・縄文海進の頃は海となっていたが、縄文時代末期から弥生時代にかけて市域の陸地化が始まった。見田方遺跡の存在からも分かるように、越谷の市域では遅くとも古墳時代後期(6世紀頃)には人が定住を始めていた。
越谷市の市域のうち、元荒川の右岸の地域は古来より武蔵国埼玉郡に属す。平安時代の長久・寛徳年間(1040年〜)、野与党の一族、古志賀谷二郎為基や大相模二郎能高が定住、野与党の氏神久伊豆神社を祀ったと伝えられる[13]。元荒川の左岸の地域は戦国期までは下総国葛飾郡下河辺荘のうち新方庄に属する地域で、一帯は南北朝期までは藤原秀郷の子孫である下野国小山氏の一門、下河辺氏によって開発された八条院領の寄進系荘園であった。
慶長17年(1612年)以前には、現・元荒川の左岸の地域は、既に、下総国葛飾郡から武蔵国埼西郡(埼玉郡)に編入されていた[5]。
江戸時代には、日光街道の宿場・越ヶ谷宿として栄えた。寛永2年(1625年)に三野宮・大道・大竹・恩間が岩槻藩領になり[13]、寛文2年(1662年)以降、見田方・南百・千疋・四条・麦塚・柿ノ木が東方忍藩領になる[13]。あとの地域はいわゆる「天領」であり、関東郡代の支配地域であった。
「国民健康保険発祥」の地
旧越ヶ谷町が1936年(昭和11年)に発足させた、一般住民を対象とした日本初の健康保険制度「越ヶ谷順正会」は、1938年(昭和13年)の国民健康保険法(旧法)施行よりも早く発足している。このため、越谷市は「越ヶ谷順正会」を「国民健康保険の発祥」と称しており、国民健康保険法施行10周年を記念して、1948年(昭和23年)には「越ヶ谷順正会」を顕彰する「相扶共済の石碑」が、市役所の敷地内に立てられている[14][15]。
町の財政建て直しと滞納税を一掃するために、有志が無尽講を設立した。そして病気が貧困の大きな原因となっていることから、その無尽講の利益で設立された。当時、勤労者を対象とした健康保険制度はあったが、農漁業、自営業者を対象とした健康保険制度はまだ無かった。
1997年(平成9年)3月28日、「越ヶ谷順正会関連資料」が、市指定有形文化財(歴史資料)に指定された[14]。
政令指定都市構想
2001年に埼玉県東南部都市連絡調整会議が発足し、越谷市・草加市・八潮市・三郷市・吉川市・松伏町の5市1町での市町村合併、政令指定都市への移行が検討されている。2010年には政令指定都市実現に向けた報告書[16]がまとめられた。
年表
越谷町成立前
越谷町への合併、市制施行後
人口
|
越谷市と全国の年齢別人口分布(2005年)
|
越谷市の年齢・男女別人口分布(2005年)
|
■紫色 ― 越谷市 ■緑色 ― 日本全国
|
■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
|
越谷市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
|
139,368人
|
|
1975年(昭和50年)
|
195,917人
|
|
1980年(昭和55年)
|
223,241人
|
|
1985年(昭和60年)
|
253,479人
|
|
1990年(平成2年)
|
285,259人
|
|
1995年(平成7年)
|
298,253人
|
|
2000年(平成12年)
|
308,307人
|
|
2005年(平成17年)
|
315,792人
|
|
2010年(平成22年)
|
326,423人
|
|
2015年(平成27年)
|
337,498人
|
|
2020年(令和2年)
|
341,621人
|
|
|
総務省統計局 国勢調査より
|
町名
越谷市では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。
桜井地区
新方地区
- 大字大杉
- 大字大松
- 大字船渡
- 弥栄町1 - 4丁目
増林地区
- 大字中島
- 東越谷1 - 10丁目
- 中島1 - 3丁目
- 増林1 - 3丁目
- 増森1、2丁目
- 花田1 - 7丁目
大袋地区
荻島地区
出羽地区
蒲生地区
- 大字登戸
- 大字蒲生
- 瓦曽根1、2丁目
- 南越谷1丁目
- 登戸町
川柳地区
- 伊原1、2丁目
- 川柳町1 - 5丁目
- レイクタウン7丁目
大相模地区
- 大字西方
- 相模町1 - 7丁目
- 大成町1、2、6 - 8丁目
- 東町1 - 3、5丁目
- 流通団地1 - 4丁目
- 西方1、2丁目
- レイクタウン1 - 6、8、9丁目
大沢地区
北越谷地区
越ヶ谷地区
南越谷地区
- 新越谷1丁目
- 瓦曽根3丁目
- 南越谷2 - 5丁目
- 蒲生茜町
行政
歴代市長
市の主な施設
- 北部出張所(恩間)
- 南部出張所(南越谷一丁目)
- 中央市民会館
- 北部市民会館
- 越谷コミュニティーセンター
- 男女共同参画支援センターほっと越谷
- しらこばと職業センター
- 地域子育て支援センター
- 収集業務センター
- 資源化センター
- 越谷市農業技術センター
- 越谷市住まいの情報館
- 教育センター
- 越谷市科学技術体験センター(ミラクル)
- 越谷市立第一・第二体育館
- 総合体育館
- 越谷市民球場
- 越谷総合公園
- 緑の森公園越谷市弓道場
- 越谷市民プール
- 越谷市立図書館
- 越谷市保健所
- 越谷市動物管理センター
- 越谷市食肉衛生検査所
-
科学技術体験センターミラクル
-
越谷市保健所
-
越谷コミュニティーセンター(サンシティ)
国の出先機関
県の出先機関
- 越谷合同庁舎
- 越谷県税事務所
- 越谷県土整備事務所
- 越谷建築安全センター
- 越谷環境管理事務所
- 大宮公園事務所しらこばと公園管理事務所
- 越谷児童相談所
- 東部地域療育センター
その他機関
広域行政
- 一部事務組合
- 地方公営企業
- 協議会
- 埼玉県東南部都市連絡調整会議:草加市、三郷市、八潮市、吉川市、松伏町とともに公共施設の相互利用、図書館の広域利用、重症心身障害児施設中川の郷療育センターの共同設置、埼玉県東南部地域公共施設予約案内システム(まんまるよやく)の運営を行っている。また、政令指定都市移行を目標とした合併に関する会議を開催や構成する自治体の住民が参加できる事業を開催している。
- 東埼玉消防指令業務共同運用協議会:越谷市(越谷市消防局)、三郷市(三郷市消防本部)、吉川松伏消防組合(吉川市・松伏町)、春日部市(春日部市消防本部)、草加八潮消防組合(草加市・八潮市)とともに各消防本部で行っていた119番通報の受付及び各消防署等への通信指令業務を令和8年4月に統合する予定。
ナンバープレート
ご当地ナンバーである越谷ナンバー(埼玉運輸支局)が交付される。
司法
裁判所
議会
越谷市議会
埼玉県議会
- 選挙区:東8区越谷市選挙区
- 定数:1人
- 任期:2023年4月30日 - 2027年4月29日
- 投票日:2023年4月9日
- 当日有権者数:282,140人
- 投票率:33.23%
候補者名 |
当落 |
年齢 |
党派名 |
新旧別 |
得票数
|
浅井明 |
当 |
74 |
自由民主党 |
現 |
18,953票
|
橋詰昌児 |
当 |
57 |
公明党 |
現 |
17,402票
|
細川威 |
当 |
45 |
立憲民主党 |
新 |
15,106票
|
辻浩司 |
当 |
47 |
埼玉県市民ネットワーク |
現 |
14,060票
|
大野保司 |
落 |
59 |
無所属 |
新 |
10,639票
|
中野隆之 |
落 |
47 |
日本維新の会 |
新 |
9,712票
|
馬場浩 |
落 |
66 |
日本共産党 |
新 |
6,734票
|
衆議院
- 埼玉県第3区
- 選挙区:埼玉3区(草加市・越谷市の一部)
- 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
- 投票日:2021年10月31日
- 当日有権者数:462,607人
- 投票率:51.88%
- 埼玉県第13区
当落 |
候補者名 |
年齢 |
所属党派 |
新旧別 |
得票数 |
重複
|
当 |
土屋品子 |
69 |
自由民主党 |
前 |
101,149票 |
○
|
|
三角創太 |
33 |
立憲民主党 |
新 |
86,923票 |
○
|
|
赤岸雅治 |
60 |
日本共産党 |
新 |
16,622票 |
|
経済
金融機関
越谷市に本社を置く主な企業
特産物
姉妹都市
地域
健康
- 平均年齢:43.83歳(男42.96歳、女44.69歳) [平成26年1月1日現在]
地域保健
- 越谷市保健所
- 越谷市保健センター
- 越谷市夜間急患診療所(内科・小児科(内科的疾患のみ))
主な病院
教育
小学校
中学校
高等学校
専門学校
短期大学
大学
特別支援学校
地域情報
- 東武よみうり新聞:当市ならびに草加市、三郷市、八潮市、吉川市、松伏町の全域と春日部市、川口市、さいたま市の一部に配布
- 東武朝日新聞:当市ならびに草加市、三郷市、八潮市、吉川市、松伏町、春日部市、さいたま市岩槻区の全域と川口市の一部に配布
- 東武新聞:当市ならびに草加市、三郷市、八潮市、吉川市、松伏町の情報を掲載
- 東埼玉新聞:当市ならびに草加市、三郷市、八潮市、吉川市、松伏町の情報を掲載
- エフエムこしがや(コミュニティFM):2015年10月16日総務省関東総合通信局より予備免許を付与。2016年3月27日開局。周波数:86.8MHz
消防
警察
- 東部機動センター
- 少年サポートセンター東分室越谷相談室(2018年4月2日春日部相談室が埼玉県越谷合同庁舎内へ移転)
- 越谷警察署
- 越谷駅前交番
- 南越谷駅前交番
- 蒲生交番
- 北越谷駅前交番
- 大袋交番
- せんげん台駅前交番
- 千間台西交番
- 赤山交番
- 大相模交番
- 荻島交番
- 弥十郎交番
- 出羽駐在所
- 増林駐在所
- 新方駐在所
交通
鉄道
東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)が市域の中央を南北に縦断し、武蔵野線が市域の南部を東西に横断する。JTBパブリッシングや交通新聞社の時刻表における市の代表駅は、市役所の最寄駅である越谷駅となっている。2つの路線が交わる新越谷駅と南越谷駅は鉄道交通の要衝で特に乗降人員が多く、両駅を合算した一日平均乗降人員は約30万人である。イオンレイクタウンの最寄り駅である越谷レイクタウン駅は定期外利用率が高く、乗降人員全体の約5割を占める。
東武伊勢崎線の北越谷駅以北は地上区間であるが、それ以外はすべて高架区間である。2013年に大袋駅の橋上駅舎が供用されたことにより、市内すべての駅でバリアフリー化が完了した。各駅に駅前広場が整備されており、蒲生駅を除く全駅に路線バスが乗り入れる。
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 武蔵野線
- 東武鉄道
- 伊勢崎線(東武スカイツリーライン)
この他、貨物駅である日本貨物鉄道(JR貨物)の越谷貨物ターミナル駅が存在する。
バス
かつて市内の路線バスは東武バスが一手に引き受けていたが、東武バスの事業縮小に伴いほとんどの路線が朝日自動車(2000年10月移管)と茨城急行自動車(2001年10月移管)に移管された。2004年からジャパンタローズの路線が、2008年からグローバル交通の路線が新規開業した。一方で、1990年9月から運行されている深夜急行バスは東武バスセントラルへの分社後も残存しており、いずれの路線も新越谷駅東口から乗車が可能である。
高速バスはかつて東北急行バスのスイート号、レインボー号が新越谷駅前に停車していた。
- 路線バス
- 深夜急行バス
- 東武バスセントラル
- ミッドナイトアロー春日部 (運休中)
- ミッドナイトアロー吉川・三郷・南流山(運休中)
- 高速バス
タクシー
タクシーの営業区域は県南東部交通圏で、春日部市・草加市・久喜市・八潮市などと同じエリアとなっている。
かつて通っていた鉄道
道路
- 高速道路
- 一般国道
- 県道
- 構想がある主な道路
観光・商業・文化
概要
越谷市の年間観光引込客数は約5,706万人(2018年)であり、これはさいたま市(約2,572万人)や川越市(約734万人)を抑え、埼玉県の市町村で最も多い値となっている。しかしながら、そのほとんどはイオンレイクタウンとその周辺施設で占められており、その他の観光資源の求心力が低いという結果になっている。人口30万人を超える中核市でありながら特徴的な観光資源が少なく、ブランドイメージの確立が課題となっている。参考として、北に隣接する春日部市はクレヨンしんちゃんの舞台として、南に隣接する草加市は名産品として草加煎餅が知られている。
商業施設
祭事・催事
- 南越谷阿波踊り
- 本場の徳島、東京の高円寺と合わせて日本三大阿波踊りと呼ばれている。南越谷地区に本社を置くポラスグループ創業者である中内俊三の故郷が徳島県であり、地域への恩返しとして1985年に開催されたのが始まり。毎年8月下旬の土曜日と日曜日に行われ、その前日にあたる金曜日に前夜祭が行われる。観光入込客数は毎年約70万人を記録する。
- 越谷花火大会
- 毎年7月下旬の土曜日に越谷市役所前(葛西用水河川敷)にて開催される。観光入込客数は毎年約25万人を記録する。
- 北越谷桜まつり
- 北越谷駅西口周辺で蛇行する元荒川堤に約350本のソメイヨシノが咲き乱れ、桜の名所として知られている。毎年3月下旬から4月上旬にかけて開催され、期間中は夜間にライトアップがされる。
名所・旧跡
観光スポット
体育施設・スポーツチーム
温浴施設
その他
- 千疋屋発祥の地(千疋屋総本店の「千疋」とは武蔵国埼玉郡千疋の郷(現在の越谷市東町4丁目付近)を指す。)
- 国民健康保険発祥の地の碑(越谷市役所敷地内)。
- シラコバト:越谷付近に生息している。国の天然記念物。
越谷(市)に因んだ作品
越谷(市)を舞台・背景とした作品
越谷(市)の地名・名称を使っている作品
出身有名人
政治・行政
学術
文化
スポーツ
芸能
アナウンサー
その他
ゆかりのある人物
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
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注: 順位は2021年国勢調査時の市域人口による。 |
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