南越谷駅(みなみこしがやえき)は、埼玉県越谷市南越谷一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線の駅である。駅番号はJM 22。
相対式ホーム2面2線を有する高架駅である[1]。駅本屋の建設は住友建設(現・三井住友建設)が施工した[8]。
直営駅であり東川口駅と越谷レイクタウン駅を管理している。
1番線の越谷レイクタウン方の出発信号機は、府中本町駅 - 当駅間が不通になった場合に、西船橋方面から1番線に到着した列車が折り返すために使われる。
越谷レイクタウン方に越谷貨物ターミナル駅の構内扱いの折り返し線が2線あり、電車の夜間留置に使用されている[1]。
2011年4月から2014年2月まで、バリアフリー化・店舗の新設・改札機の移設等を主な内容とする駅改修工事が実施された[4]。
開業以来、当駅は南口と北口が個別にあったが、北口駅前は歩車分離のない公道となっており、さらに段差が生じていた。これを解消するため、2011年9月15日をもって従来の北口は閉鎖され、その代替として、駅西側の南北自由通路[注釈 1]が東側に拡張された。改修工事終了後は、南北自由通路の南側を南口、北側を北口と称するよう変更されている。
ホームの案内サインは、開業時から武蔵野線独自のものが設置されていたが、改良工事の進捗に合わせて2012年末にJR東日本様式のLED式の案内サインに置き換え、駅名標は改良工事前に置き換えられた。
2012年11月2日には改札機が西側に移設されたことに伴い、コンコースが拡張された[4]。駅出入口も西側に移設され、新越谷駅との間にあった上屋が増設された[4]。併せて、高架柱の耐震補強工事も行われた[4]。
(出典:JR東日本:駅構内図)
当駅では、阿波踊りの囃子の一つである「ぞめき」をアレンジしたものが発車メロディとして使用されている。これは市内で開催される「南越谷阿波踊り」のPRとして2014年に越谷市が企画したもので、1番線では徳島県の阿波踊りグループ「阿呆連」による演奏をシンセサイザーで再現したバージョン、2番線では笛のパートを電子音に置き換えたバージョンを使用している。メロディはスイッチの制作で、編曲は福嶋尚哉が手掛けた[9]。
当初はイベントの開催期間に合わせて夏季[注釈 2]限定で使用しており、それ以外の期間は従来のテイチク制作の汎用メロディ[注釈 3]を使用していた[11]が、2023年7月27日からは通年で使用されている[12]。
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は70,123人である[利用客数 1]。武蔵野線内では西船橋駅に次ぐ第2位。埼玉県に所在するJRの駅では大宮駅、浦和駅、川口駅に次ぐ第4位で、JR東日本の駅では桜木町駅に次いで第57位である。
開業以降より、乗車人員は増加傾向が続いている。特に1984年度(昭和59年度)から1992年度(平成4年度)にかけては急激に増加し、1992年度(平成4年度)に乗車人員が5万人を越えた。それ以降も近年に至るまで緩やかに増加している。
開業以降の1日平均乗車人員の推移は下表の通りである。年度全体の乗車人員を365(閏日が入る年度は366)で除して1日平均乗車人員を求めており、計算で生じた小数点以下の値は切り捨てているため、定期外と定期の和は必ずしも合計と一致しない。
新越谷駅(東武鉄道伊勢崎線〈東武スカイツリーライン〉) - 屋根付きの連絡通路があり、定期券のみ連絡運輸を行っている。
「南越谷北口」停留所が設置されており、朝日自動車が運行する路線バスが発着する。
「南越谷南口」停留所が設置されており、朝日自動車やジャパンタローズが運行する路線バスが発着する。
国際興業バスの新越谷駅西口 - 越谷駅西口 - 東川口駅北口では南越谷駅としても扱っている[13]。