山下 杏也加(やました あやか、1995年9月29日 - )は、東京都足立区出身[1]の女子サッカー選手。イングランド・マンチェスター・シティWFC所属。サッカー日本女子代表。ポジションはゴールキーパー。
来歴
ジュニア〜ユース
かつては水泳を習っていたが、兄の影響で小学校2年時にサッカーを始め、地元のKSC加平サッカースポーツ少年団に入団[2]。当初はフォワードとしてプレーした[2][3]。その後、東加平キッカーズを経て中学時代は足立LFCでプレーし、2010年に東京都女子中学リーグ3部に優勝。2部昇格に貢献した[2]。
2011年、村田女子高等学校(現・広尾学園小石川高等学校)に進学。1年生の秋に長身を買われてゴールキーパーに転向する[2][3]。2年生のときにスーパー少女プロジェクトとしてJ-GREEN堺で実施されたトレーニングキャンプに参加[4]。
2013年7月には日テレ・ベレーザに特別指定選手として登録される[5]。
シニア
2014年、日テレ・ベレーザに正式に加入[6]。同年3月29日のなでしこリーグ開幕戦(対ASエルフェン埼玉戦)でリーグ初出場を果たす。
2015年11月10日、リーグのベストイレブンに初選出された[7]。
2016年10月25日、2年連続でリーグのベストイレブンに選出された[8]。
2017年シーズン、日テレ・ベレーザのリーグ3連覇に貢献し、3年連続となるリーグベストイレブンに選出された[9]。
2019年4月からプロ契約となった[10][11](ただし、日テレ・ベレーザから正式なリリースはなく、契約先は不明)。
2020年、クラブの副キャプテンに就任[12]。
2021年1月15日、INAC神戸レオネッサへの完全移籍が発表された[13]。
2022年6月7日、2021-22 WEリーグアウォーズにおいて、WEリーグ初代最優秀選手賞 (MVP)を受賞した[14][15]。日本女子サッカーのトップリーグにおいてゴールキーパがMVPを受賞したのは初である[16]。
2024年6月7日、海外移籍準備のため2023-24シーズン限りでINAC神戸レオネッサを退団することを発表した[17][18]。同年8月9日、マンチェスター・シティWFCへの加入が発表された[19]。契約期間は2027年6月30日までの3年間[20]。
代表
高校3年時の2013年、U-19日本女子代表メンバーに選出され[21]、アメリカ・中国に遠征[2]。
2015年7月21日、EAFF女子東アジアカップ2015のなでしこジャパンメンバーに初選出され[22]、同年8月4日の韓国戦にて代表初出場を果たした[23]。
2016年、リオデジャネイロオリンピックのサッカー女子アジア最終予選の日本代表メンバーに選出されたが、チームは予選3位となり五輪出場権を逃した[24][25]。
2019年6月にフランスで開催された2019 FIFA女子ワールドカップでは、グループリーグ3試合とラウンド16(決勝トーナメント)1試合のすべてにおいて、スタメン・フル出場を果たした[26][27][28][29]。
2023年6月13日、2023 FIFA女子ワールドカップのなでしこジャパンに選出された[30]。
8月5日、2023 FIFA女子ワールドカップ・決勝トーナメントの1回戦ノルウェー戦において試合終盤、至近距離のヘディングシュートをスーパーセーブするなど準々決勝進出に貢献[31]。グループリーグの3試合は今大会唯一無失点のキーパーであった。
2024年6月14日、2024年パリオリンピックに出場するなでしこジャパンメンバーに選出された[32]。
所属歴
ユース
- KSC加平サッカー少年団
- 東加平キッカーズ
- 足立レディースフットボールクラブ
- 村田女子高等学校
シニア
個人成績
クラブ
代表
2015年8月4日 - 日本女子代表初出場 - 韓国戦 (EAFF女子東アジアカップ2015)
主な出場大会
- U-19日本女子代表
- 2013年 - AFC U-19女子選手権 中国2013
試合数
- 2024年10月26日現在
出場
タイトル
クラブ
代表
個人
脚注
外部リンク