遠藤 純(えんどう じゅん、2000年5月24日 - )は、福島県白河市出身の女子サッカー選手。NWSL・エンジェル・シティーFC所属。サッカー日本女子代表。登録ポジションはミッドフィールダー、フォワード、ディフェンダー(サイドバック)[2]。JFAアカデミー福島8期生。
経歴・人物
福島県白河市出身。白河市立白河第一小学校3年生の時、自身の父が代表を務める地元スポーツクラブ『Vamos福島』の下部組織であるホワイトリバーフットボールクラブでサッカーを始める[3]。小学校6年の時、日本マクドナルドホールディングスが募集した『マクドナルド チャンピオンキッズ』に応募して選出され[4]、2012年ロンドンオリンピック女子サッカー決勝戦のアメリカ合衆国 vs 日本戦をウェンブリー・スタジアムで直接観戦した経験も持つ[5]。
JFAアカデミー福島セレクションに合格したことにより、2013年4月に同校へ入学[6]。同校は福島第一原発事故の影響で静岡県御殿場市に拠点を一時的に移しているため、中学校は御殿場市立富士岡中学校に入学した[6]。
2016年、福島県立ふたば未来学園高等学校の三島長陵校舎へ進学。
2018年、JFA・なでしこリーグ特別指定選手として、なでしこリーグの日テレ・ベレーザに登録されたことが発表された[7]。
2019年、正式に日テレ・ベレーザへ加入した[8]。
2021年12月11日、2022年シーズンよりアメリカ・NWSLのエンジェル・シティーFCに完全移籍することが発表された[9][10]。
2024年9月5日、エンジェルシティーFCと2025年から2027年までの新しい2年契約に合意した[11]。
代表
2015年、中学3年次の時に飛び級の形でU-16日本女子代表に抜擢され、チーム最年少として同年のAFC U-16女子選手権に出場。本戦では1次リーグのチャイニーズタイペイ戦[12]、準決勝のタイ王国(タイ語版)戦[13]でゴールを挙げるなどの活躍を見せた。
2016年のFIFA U-17女子ワールドカップに出場するU-17日本女子代表に選出される。本戦では一次リーグのガーナ(英語版)戦で先発出場して2得点を挙げる[14]。この他にも準決勝のスペイン(スペイン語版)戦に先発出場するなど日本の準優勝に汗をかく形となった。
2017年、本来はU-18カテゴリーのところを再び飛び級でU-19日本女子代表に抜擢された。同年のAFC U-19女子選手権ではグループリーグのベトナム(ベトナム語版)戦で先発出場し、先制点を挙げている[15]。
2018年のFIFA U-20女子ワールドカップではU-20日本女子代表に最年少・唯一の高校生として選出された[16]。準々決勝・ドイツ(ドイツ語版)戦では先制点を決めて3-1で勝利、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた[17]。定位置を掴んだ左サイドから攻撃を活性化させ2得点5アシストを記録し、日本の初優勝に貢献した[18]。
2023年6月13日、2023 FIFA女子ワールドカップのなでしこジャパンに選出された[19]。
2024年2月8日、パリオリンピック・アジア最終予選メンバーに招集されたが、同年2月15日にトレーニングキャンプで負傷し、左膝前十字靭帯損傷と診断され、最終予選には不参加となった[20]。
個人成績
クラブ
代表
主な出場大会
試合数
- 2023年12月3日現在
出場試合
ゴール
タイトル
クラブ
代表
脚注
外部リンク