上野 真実(うえの まみ、1996年9月27日 - )は、熊本県熊本市出身[1] の女子サッカー選手。サンフレッチェ広島レジーナ所属。ポジションはフォワード、ミッドフィールダー。
経歴・人物
小学校の時は熊本YMCAで水泳をやっており[2]、公式大会への出場記録も残っている[3]。サッカーは兄の影響で始め[4]、熊本アクアサッカークラブジュニアに在籍していた。
ユース
中学校は鹿児島県の神村学園へ進学し、ここで本格的にサッカーに取り組む。中学年代では2年次に第15回全日本女子ユース (U-15)サッカー選手権大会に出場、準決勝で浦和レッドダイヤモンズジュニアユースレディースに敗れている[5]。
2012年に神村学園高等部に進み、2013年1月に開催された第21回全日本高等学校女子サッカー選手権大会に1年生ながらレギュラーとして出場し、決勝戦に進出したが常盤木学園高等学校に敗れて準優勝となった[6]。
シニア
2015年、環太平洋大学短期大学部に入学。同短期大学サッカー部はなでしこリーグ所属の愛媛FCレディースに登録・所属する形でもあることから[7]、大学と愛媛FCレディースの両方でプレーしている。
2019年、チームのなでしこリーグ2部優勝に貢献し、自身もなでしこリーグ2部の最優秀選手賞を受賞した[8][9]。
2020年11月1日のマイナビベガルタ仙台レディース戦で、なでしこリーグ通算100試合出場を達成した[10]。
2021年、サンフレッチェ広島レジーナに完全移籍[11][12]。加入1年目から、リーグ戦得点ランキング3位の11得点を記録するなど活躍した。
代表
2016年、U-20サッカー日本女子代表に初招集される。同年の2016 FIFA U-20女子ワールドカップ(パプアニューギニア)にも出場を果たし、一次リーグ緒戦のナイジェリア戦ではハットトリックを決め[13]、3位決定戦のアメリカ合衆国戦では試合終了間際にループシュートで決勝点を叩き込むなど[14]、日本女子の3位に大きく貢献して通算5得点を記録し、大会得点王に輝いた[15]。
2017年、サッカー日本女子代表に初招集される[16]。同年のキリンチャレンジカップなどに出場を果たした。
個人成績
クラブ
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
リーグ杯 | オープン杯 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯
| 皇后杯 |
期間通算
|
2012 |
神村学園高等部 |
10 |
- |
- |
- |
3 |
0 |
3 |
0
|
2013 |
- |
- |
2 |
1 |
2 |
1
|
2014 |
- |
- |
1 |
0 |
1 |
0
|
2015 |
愛媛FCレディース |
17 |
なでしこ2部 |
17 |
4 |
- |
1 |
0 |
18 |
4
|
2016 |
16 |
6 |
6 |
1 |
2 |
2 |
24 |
9
|
2017 |
16 |
5 |
5 |
0 |
1 |
0 |
22 |
5
|
2018 |
18 |
2 |
4 |
1 |
1 |
0 |
23 |
3
|
2019 |
18 |
8 |
7 |
2 |
2 |
0 |
27 |
10
|
2020 |
なでしこ1部 |
18 |
4 |
- |
1 |
0 |
19 |
4
|
2021-22 |
サンフレッチェ広島レジーナ |
9 |
WE |
19 |
11 |
- |
2 |
0 |
21 |
2
|
2022-23 |
19 |
2 |
2 |
1 |
2 |
0 |
23 |
3
|
2023-24 |
22 |
11 |
5 |
1 |
3 |
1 |
30 |
13
|
通算 |
日本 |
1部
|
78 |
28 |
7 |
2 |
8 |
1 |
93 |
31
|
日本 |
2部
|
85 |
25 |
22 |
4 |
7 |
2 |
114 |
31
|
日本 |
他
|
- |
- |
6 |
1 |
6 |
1
|
総通算
|
163 |
53 |
29 |
6 |
21 |
4 |
213 |
63
|
代表
出場大会
試合数
- 2024年4月9日現在
ゴール
タイトル
クラブ
代表
個人
脚注
注釈
- ^ なでしこジャパン(A代表)ではなくB代表であるため、出場しても代表キャップ数には加算されない[18]。
出典
関連項目
外部リンク
|
---|
1部 |
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
2部 |
|
---|
3部 |
|
---|
MVP - 得点王 - 敢闘賞 - 新人賞 |