大野 忍(おおの しのぶ、1984年1月23日 - )は、神奈川県座間市出身の元女子サッカー選手、現サッカー指導者。神奈川県立栗原高等学校卒。ポジションはフォワード・ミッドフィールダー。日本女子サッカーリーグ歴代最多得点記録保持者。
経歴
ユース
小学1年生の時に2人の兄の影響でサッカーを始め、小学4年生の時に神奈川県横須賀市にある女子サッカーチーム「横須賀シーガルズFC」に加入[1]。中学に上がる時に読売西友メニーナ(現日テレ・メニーナ)のセレクションを受け合格[1]。高校時代の1999年にベレーザへ昇格し、5試合に出場した。
シニア
2005年にはリーグで全21試合に出場し、24得点をあげてMVP(最優秀選手賞)を受賞した[2]。
2007年シーズンには23得点を挙げてリーグの得点王とMVPの2冠を獲得した[3]。
2008年、日テレ・ベレーザとプロ契約を締結[4]。
2010年、なでしこリーグでベレーザのエースとして13ゴールを記録し2年ぶり3回目の得点王を獲得、リーグ史上最多となる3度目のMVPに選出された[5]。
2011年1月、経営難の日テレからプロ契約の打ち切りを宣告され、澤穂希・近賀ゆかり・南山千明とともにINAC神戸レオネッサに移籍した[6]。なでしこリーグでは同僚の川澄奈穂美と並び12得点で2年連続4度目の得点王を獲得した[7]。
2012年はINACの主将に指名された[8]。4月15日に行われたスペランツァFC大阪高槻戦でゴールを決め、リーグの歴代通算得点記録を更新[9]。このシーズンは主にトップ下で起用されながらも18試合で13得点(得点ランキング3位)、14アシスト(アシストランキング1位)の成績を残した。
2012年12月28日、フランス女子サッカーリーグのオリンピック・リヨンへ移籍することが発表された[10]。
2013年7月4日、リヨンから日本女子サッカーリーグ2部・ASエルフェン狭山FC(現ASエルフェン埼玉)へ移籍することが発表された[11]。
2014年、アーセナルLFCへ移籍した[12]。
2015年、古巣のINAC神戸レオネッサへ復帰した[13]。
2017年シーズン終了後、INAC神戸レオネッサを退団することが発表された[14]。
2018年、ノジマステラ神奈川相模原へ移籍した[15]。
2020年2月5日、現役引退を発表[16]。
代表
2003年、サッカー日本女子代表に初招集され、1月12日にサンディエゴで行われた国際親善試合アメリカ戦が代表デビュー戦となった[17]。
2008年、東アジアサッカー選手権2008では3得点で得点王を獲得[18]。
2011年7月、2011 FIFA女子ワールドカップでは右サイドのMFとして全試合スタメン出場し、グループリーグ第2戦のメキシコ戦でゴールを決めるなど優勝に貢献。FIFAが発表した大会優秀選手21人にも選出された[19][20][21]。
2012年夏に行われたロンドンオリンピックでは2トップの一角として起用され、決勝トーナメント準々決勝ブラジル戦で1得点を挙げるなど[22]、準優勝に貢献。
2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー女子アジア最終予選のメンバーに選出され、ベトナム戦では1得点を挙げたが、チームは予選3位となり五輪出場権を逃した[23][24]。
指導者
2020年3月1日、古巣INAC神戸レオネッサの育成組織であるINAC東京のテクニカルコーチに就任[25]。
2021年1月12日、INAC東京テクニカルコーチを退任[26]、同年2月6日にWEリーグ・大宮アルディージャVENTUSコーチに就任した[27]。
2023年7月7日、スペランツァ大阪コーチに就任した[28]。同年10月13日、2024シーズンからスペランツァ大阪の監督に就任することが発表された[29]。
2024年8月30日、スペランツァの監督をシーズン途中で退任しゼネラルマネージャーに就任した[30]が、同年9月9日にスペランツァ大阪を退団し[31]、INAC神戸レオネッサのヤングプレーヤーデベロップメントコーチに就任[32]、同年10月30日にコーチに就任した[33]。
個人成績
クラブ
代表歴
選出歴等
試合数
出場
ゴール
タイトル
代表
クラブ
個人
- なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)
- なでしこジャパン(日本女子代表)
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
大野忍に関連するメディアがあります。
受賞歴 |
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1部 |
1980年代 | |
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1990年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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2部 |
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3部 |
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MVP - 得点王 - 敢闘賞 - 新人賞 |
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1部 |
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2部 |
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MVP - 得点王 - 敢闘賞 - 新人賞 |
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