2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・女子

2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・女子
大会概要
開催国 イギリスの旗 イギリス
開催都市 #会場を参照
日程 2012年7月25日 - 8月9日
チーム数 12 (6連盟)
開催地数(6都市)
大会結果
優勝  アメリカ合衆国 (4回目)
準優勝  日本
3位  カナダ
4位  フランス
大会統計
試合数 26試合
ゴール数 70点
(1試合平均 2.69点)
総入場者数 661,016人
(1試合平均 25,424人)
得点王 カナダの旗 クリスティン・シンクレア(6得点)
フェアプレー賞  アメリカ合衆国
2008
2016
2012 ロンドンオリンピック
サッカー競技

大会詳細
男子  女子
選手
男子  女子

2012年ロンドンオリンピックサッカー競技・女子(2012ねんロンドンオリンピックのサッカーきょうぎ じょし)は、ロンドンのほか5都市で開会式前の2012年7月25日から8月9日まで行なわれた。開催国のイギリスと各大陸予選を通過したA代表11チーム、合わせて12チームが争う。男子と異なり、出場選手の年齢制限はない。

出場国

出場は国内サッカー協会単位ではなく国内オリンピック委員会単位となる(サッカーイギリス女子代表も参照)。

大陸連盟 出場枠 予選大会 予選順位 出場国・地域 出場回数
UEFA 1+2 開催国  イギリス 初出場[注釈 1]
2011 FIFA女子ワールドカップ 3位  スウェーデン 5大会連続5回目
4位  フランス 初出場
AFC 2 アジア予選 1位  日本 3大会連続4回目
2位  北朝鮮 2大会連続2回目
CAF 2 アフリカ予選  南アフリカ共和国 初出場
 カメルーン
CONCACAF 2 北中米カリブ海予選 1位  アメリカ合衆国 5大会連続5回目
2位  カナダ 2大会連続2回目
CONMEBOL 2 2010 スダメリカーノ・フェメニーノ 優勝  ブラジル 5大会連続5回目
準優勝  コロンビア 初出場
OFC 1 オセアニア予選 1位  ニュージーランド 2大会連続2回目

※UEFA所属のチームを2011 FIFA女子ワールドカップの結果で順位付けし、上位2チームが出場権を獲得できる[1]

会場

ロンドン マンチェスター
ウェンブリー・スタジアム オールド・トラッフォード
収容人数: 90,000人 収容人数: 76,212人
Wembley 22 August 2007 20 August 2006
カーディフ ニューカッスル・アポン・タイン
ミレニアム・スタジアム セント・ジェームズ・パーク
収容人数: 74,500人 収容人数: 52,387人
5 February 2009 21 August 2008
グラスゴー コヴェントリー
ハムデン・パーク リコー・アリーナ[注釈 2]
収容人数: 52,103人 収容人数: 32,500人
18 July 2004

組み合わせ抽選

組み合わせ抽選会は2012年4月24日に行われた[2]。開催国のイギリス、2011年ワールドカップ優勝の日本、北京五輪金メダルのアメリカ合衆国はシードとし、事前に別の組に割り振る[3]。それ以外の9チームを4つのポットに振り分ける[4]。 さらに、シードチームを含む各チームを以下の通りにポットに分け、ポットごとに抽選で1組1チームを割り振る。ただし、同じ地域連盟加盟国同士は同じ組に入らないように割り振り、同時に組内の順番も抽選で決め、試合順を決定する。

  • 欧州3か国を「ポット1
  • アフリカ2か国と南米1か国(FIFA女子ランキング28位のコロンビア)の計3か国を「ポット2
  • アジア2か国とオセアニア1か国の計3か国を「ポット3
  • 北中米カリブ海2か国と南米1か国(FIFA女子ランキング4位のブラジル)の計3か国を「ポット4
ポット1 ポット2 ポット3 ポット4

参加選手

女子競技の各国代表チームは年齢制限のない18名の選手で構成される。

審判員

2012年4月19日に国際サッカー連盟(FIFA)から主審および副審が発表された[5]

大陸連盟 主審 副審
AFC 大韓民国の旗 洪恩娥
日本の旗 山岸佐知子
オーストラリアの旗 アリソン・フリン
オーストラリアの旗 サラ・ホー
大韓民国の旗 金ギョンミン
マレーシアの旗 ウィディヤ・ハビバ・シャムスリ
日本の旗 高橋早織[6]
CAF カメルーンの旗 テレーズ・ヌゲル ベナンの旗 テンパ・エンダ
マダガスカルの旗 リドウィーヌ・ラコトザフィノーロ
CONCACAF メキシコの旗 ケトサリ・アルバラード
カナダの旗 キャロル・シェナール
アメリカ合衆国の旗 カーリ・ザイツ
カナダの旗 マリー=ジョセ・シャルボノー
メキシコの旗 マイテ・チャベス
カナダの旗 マーリン・ダフィー
ジャマイカの旗 ステイシー・グレイソン
ホンジュラスの旗 シルレイ・ペレジョ
アメリカ合衆国の旗 ヴェロニカ・ペレス
CONMEBOL アルゼンチンの旗 サロメ・ディ・イオリオ ウルグアイの旗 マリアナ・コルボ
アルゼンチンの旗 マリア・ロッコ
UEFA フィンランドの旗 キルシ・ヘイッキネン
ギリシャの旗 タリア・ミッツィ
スウェーデンの旗 イェニー・パルムクヴィスト
ノルウェーの旗 クリスティーナ・ペデルセン
ドイツの旗 ビビアナ・シュタインハウス
フィンランドの旗 アヌ・ヨケラ
スウェーデンの旗 ヘレン・カロ
スウェーデンの旗 アンナ・ニイストレーム
フィンランドの旗 トニャ・パーヴォラ
スペインの旗 リョランダ・パルガ
ドイツの旗 カトリン・ラファルスキ
クロアチアの旗 ラダ・ロイッチ
ノルウェーの旗 ヘゲ・ステインルン
スペインの旗 マリア・ビジャ
ドイツの旗 マリナ・ヴォズニアク

グループリーグ

各組上位2カ国と、各組3位のうち成績上位2チームが準々決勝に進出できる。

※開始時刻はすべて英国夏時間 (UTC+1)

グループE

チーム 出場権
1  イギリス 3 3 0 0 5 0 +5 9 決勝トーナメント進出
2  ブラジル 3 2 0 1 6 1 +5 6
3  ニュージーランド 3 1 0 2 3 3 0 3
4  カメルーン 3 0 0 3 1 11 −10 0
出典: IOC







グループF

チーム 出場権
1  スウェーデン 3 1 2 0 6 3 +3 5 決勝トーナメント進出
2  日本 3 1 2 0 2 1 +1 5
3  カナダ 3 1 1 1 6 4 +2 4
4  南アフリカ共和国 3 0 1 2 1 7 −6 1
出典: IOC







グループG

チーム 出場権
1  アメリカ合衆国 3 3 0 0 8 2 +6 9 決勝トーナメント進出
2  フランス 3 2 0 1 8 4 +4 6
3  北朝鮮 3 1 0 2 2 6 −4 3
4  コロンビア 3 0 0 3 0 6 −6 0
出典: IOC







  1. ^ 北朝鮮は会場の大型スクリーンに誤って韓国の国旗が映されたことに抗議、一旦引き揚げたため試合開始が約1時間遅れた。[7]

各組3位チーム

チーム 出場権
1 F  カナダ 3 1 1 1 6 4 +2 4 決勝トーナメント進出
2 E  ニュージーランド 3 1 0 2 3 3 0 3
3 G  北朝鮮 3 1 0 2 2 6 −4 3
出典: IOC

決勝トーナメント

 
準々決勝準決勝決勝
 
          
 
8月3日 19:30 - コヴェントリー
 
 
 イギリス0
 
8月6日 19:45 - マンチェスター
 
 カナダ2
 
 アメリカ合衆国 (延長)4
 
8月3日 14:30 - ニューカッスル
 
 カナダ3
 
 アメリカ合衆国2
 
8月9日 19:45 - ロンドン
 
 ニュージーランド0
 
 アメリカ合衆国2
 
8月3日 12:00 - グラスゴー
 
 日本1
 
 スウェーデン1
 
8月6日 17:00 - ロンドン
 
 フランス2
 
 日本2
 
8月3日 17:00 - カーディフ
 
 フランス1 3位決定戦
 
 日本2
 
8月9日 13:30 - コヴェントリー
 
 ブラジル0
 
 フランス0
 
 
 カナダ1
 

準々決勝






準決勝




3位決定戦



決勝



優勝国

 2012年ロンドンオリンピック
女子サッカー競技優勝国 

アメリカ合衆国
3大会連続4回目

最終結果

チーム 最終結果
1 G  アメリカ合衆国 6 6 0 0 16 6 +10 18 金メダル
2 F  日本 6 3 2 1 7 4 +3 11 銀メダル
3 F  カナダ 6 3 1 2 12 8 +4 10 銅メダル
4 G  フランス 6 3 0 3 11 8 +3 9 4位
5 E  イギリス (H) 4 3 0 1 5 2 +3 9 準々決勝敗退
6 E  ブラジル 4 2 0 2 6 3 +3 6
7 F  スウェーデン 4 1 2 1 7 5 +2 5
8 E  ニュージーランド 4 1 0 3 3 5 −2 3
9 G  北朝鮮 3 1 0 2 2 6 −4 3 グループステージ敗退
10 F  南アフリカ共和国 3 0 1 2 1 7 −6 1
11 G  コロンビア 3 0 0 3 0 6 −6 0
12 E  カメルーン 3 0 0 3 1 11 −10 0
出典: FIFA[9]
(H) 開催地.

脚注

注釈

  1. ^ この大会を開催するにあたって結成されたチームであるため。
  2. ^ 商業化禁止政策のため、シティ・オブ・コベントリー・スタジアムと呼ばれていた。

出典

  1. ^ Japan claim maiden title” (英語). 国際サッカー連盟 (2011年7月20日). 2011年9月14日閲覧。 “Sweden and France reached the semi-finals and in so doing secured their place at the 2012 Women's Olympic Football Tournament in London.”
  2. ^ Here we go: Team GB fixture dates confirmed and London 2012 Football tickets to go back on sale” (英語). London2012.com (2011年11月10日). 2012年7月15日閲覧。
  3. ^ Britain, Spain, Brazil, Mexico top seeds in Olympic football” (英語). Reuters.com (2012年4月23日). 2012年4月23日閲覧。
  4. ^ London 2012 Olympics: Team GB men's side avoid Brazil and Spain in group stage of football tournament”. telegraph.co.uk (23 April 2012). 2012年7月15日閲覧。
  5. ^ Olympic Football Tournament London 2012 - Appointments of Match Officials” (pdf) (英語). fifa.com. FIFA. 2012年7月14日閲覧。
  6. ^ 第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)女子サッカー競技 高橋早織副審 追加選出のお知らせ 日本サッカー協会プレスリリース 2012年7月12日付
  7. ^ CNN.co.jp : 北朝鮮、韓国国旗の誤表示に抗議し試合開始遅れる 五輪サッカー女子”. CNN.co.jp (2012年7月26日). 2012年8月1日閲覧。
  8. ^ U.S. Women's National Team Downs New Zealand 2-0 to Advance to Olympic Semifinal in Manchester USsoccer.com
  9. ^ (PDF) Technical Report and Statistics – Men's and Women's Olympic Football Tournaments London 2012. Zürich. (2012). https://digitalhub.fifa.com/m/6e822fe263ed0fac/original/ebae1xec7w3mr3uimnkh-pdf.pdf 5 February 2021閲覧。 

関連項目

外部リンク

Strategi Solo vs Squad di Free Fire: Cara Menang Mudah!