2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・男子(2016ねんリオデジャネイロオリンピックのサッカーきょうぎ・だんし)は、リオデジャネイロを含む6都市7会場で開会式前の8月4日から8月20日まで行なわれた。開催国のブラジルに加え、大陸予選を通過した23歳以下の代表15チーム、合わせて16チームが争った。また、24歳以上の選手(オーバーエイジ。正確には1992年12月31日迄に生まれた選手)を最大3名加えることが出来る。
出場国
2戦合計 2 - 3 でコロンビアがオリンピック出場
結果
開始時刻はすべて現地時間 (UTC-3)
組み合わせ抽選会
組み合わせ抽選会は、2016年4月14日に行われた。ポット分けに関しては以下の通りとなった[4]。
グループリーグ
グループステージに関しては以下の通りとなった[5]。
グループ A
順
|
チーム |
試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
点
|
1
|
ブラジル
|
3 |
1 |
2 |
0 |
4 |
0 |
+4 |
5
|
2
|
デンマーク
|
3 |
1 |
1 |
1 |
1 |
4 |
−3 |
4
|
3
|
イラク
|
3 |
0 |
3 |
0 |
1 |
1 |
0 |
3
|
4
|
南アフリカ共和国
|
3 |
0 |
2 |
1 |
1 |
2 |
−1 |
2
|
グループ B
順
|
チーム |
試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
点
|
1
|
ナイジェリア
|
3 |
2 |
0 |
1 |
6 |
6 |
0 |
6
|
2
|
コロンビア
|
3 |
1 |
2 |
0 |
6 |
4 |
+2 |
5
|
3
|
日本
|
3 |
1 |
1 |
1 |
7 |
7 |
0 |
4
|
4
|
スウェーデン
|
3 |
0 |
1 |
2 |
2 |
4 |
−2 |
1
|
グループ C
順
|
チーム |
試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
点
|
1
|
韓国
|
3 |
2 |
1 |
0 |
12 |
3 |
+9 |
7
|
2
|
ドイツ
|
3 |
1 |
2 |
0 |
15 |
5 |
+10 |
5
|
3
|
メキシコ
|
3 |
1 |
1 |
1 |
7 |
4 |
+3 |
4
|
4
|
フィジー
|
3 |
0 |
0 |
3 |
1 |
23 |
−22 |
0
|
グループ D
順
|
チーム |
試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
点
|
1
|
ポルトガル
|
3 |
2 |
1 |
0 |
5 |
2 |
+3 |
7
|
2
|
ホンジュラス
|
3 |
1 |
1 |
1 |
5 |
5 |
0 |
4
|
3
|
アルゼンチン
|
3 |
1 |
1 |
1 |
3 |
4 |
−1 |
4
|
4
|
アルジェリア
|
3 |
0 |
1 |
2 |
4 |
6 |
−2 |
1
|
決勝トーナメント
準々決勝
準決勝
3位決定戦
決勝
試合経過
両チーム共準決勝からメンバー変更はなし。最初にチャンスを作ったのはドイツ、10分にユリアン・ブラントがエリア手前からミドルシュートを放つが、ボールはクロスバーを直撃した。すると26分、ブラジルがエリア手前左で直接FKを獲得。これをネイマールが直接決めて先制に成功する。追いかけるドイツは31分にマックス・マイヤーがボレーシュートを放つがGKウェヴェルトンに阻まれるなど、今大会無失点のブラジル守備陣を崩せず、前半は1-0で折り返した。後半に入り59分、ドイツは右サイドからジェレミー・トリアンのクロスにマイヤーが合わせて同点に追いつく。ブラジルはこれが今大会初失点になった。その後は両者一歩も譲らず、1-1のまま延長戦に突入。延長戦でも勝ち越し点は生まれず、勝負はPK戦に委ねられることになった。
PK戦はドイツの先攻。4人目まで両者とも全員が成功し、迎えた5人目。ドイツのニルス・ペーターゼンのシュートをGKウェヴェルトンがセーブし、ブラジルが優勝に王手をかける。そしてブラジルの5人目・ネイマールはゴール右上にきっちりと決め、勝負あり。ブラジルがドイツをPK戦の末に下し、男女を通じて、同国初のオリンピックサッカー競技の金メダルを獲得した。
決勝戦の行われた「エスタジオ・ド・マラカナン」は、サッカーの聖地としてだけではなく、1950 FIFAワールドカップでブラジル代表がウルグアイ代表に敗れ優勝を逃した「マラカナンの悲劇」のように、ブラジルにとって鬼門でもあったことから、一部のメディアからは「マラカナンの歓喜」と称された[37][38]。
優勝国
リオデジャネイロオリンピック 男子サッカー競技優勝国
|
ブラジル 初優勝
|
注釈
出典
外部リンク