第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会(だい37かい こうごうはいぜんにほんじょしサッカーせんしゅけんたいかい)は、2015年11月7日から12月27日にかけて開催された皇后杯全日本女子サッカー選手権大会である。
今大会は出場チーム数が昨年から12チーム増加し48チームになる。またチーム強化費は優勝チームに加え準優勝チーム、3位チームにも授与される[1]。
2015年のなでしこリーグ1部、2部所属の全20チームと、各地域の予選を勝ち上がった28チームの計48チームが本大会に出場する。
決勝の対戦カードは、前回大会女王で今季のなでしこリーグを制した日テレ・ベレーザをPK戦の末破ったアルビレックス新潟レディースと、ベガルタ仙台レディースを2-0で破ったINAC神戸レオネッサの組み合わせとなった[2]。決勝で両チームが対戦するのは第35回大会以来で2大会ぶり3回目となる[2]。準々決勝直前の12月17日、20年間に渡り日本女子サッカーを牽引してきた[3]I神戸の澤穂希が現役引退の記者会見を開いた[4]。澤にとって今大会が現役最後の試合となり、夫の辻上裕章が所属する仙台Lとの準決勝は「夫婦対決」として報道される[5][6]など、多くのメディアから注目される大会となった[7]。
決勝戦の観客数は単独開催以降では最高の20,379人を記録した[8]が、新潟Lサポーターがゴール裏をオレンジ一色に染める一方、I神戸側はゴール裏の一角に陣取る程度で、スタジアムの雰囲気は新潟Lがホームのような状況であった[9]。
試合は、序盤から澤が前線へ積極的に上がりチャンスに絡む[10]。前半26分、新潟Lは左山桃子の右クロスに小島美玖がヘディングで合わせるがGK海堀あゆみにキャッチされる[11]。対するI神戸は前半44分、川澄奈穂美の右クロスに中島依美が右足で合わせたが、新潟Lのディフェンス陣が体を張って防ぎ切った[11]。両チームともにビッグチャンスを決め切れず、前半をスコアレスで折り返す[10]。
後半、立ち上がりからI神戸がコーナーキックを2本連続で獲得、いずれも澤が合わせるものの得点ならず[12]。新潟Lも佐山の突破からチャンスを作るがゴールは生まれず、膠着状態に入る[10]。後半24分、I神戸は髙瀬愛実を下げて増矢理花を出場させ、新潟Lも直後に山崎円美に代えて川﨑咲耶を投入し、互いに1点を奪いに行く[11]。後半33分、I神戸が右サイドからのコーナキックを獲得し、キッカーの川澄奈穂美が「澤にゴールをプレゼントしたい」と願いを込めた[13]クロスは澤が頭で合わせて先制点を奪った[11]。新潟Lは試合終了間際に左サイドからのクロスに上尾野辺めぐみが左足でシュートを放つが枠外に外れる[12]。1-0で逃げ切ったI神戸が2大会ぶりの優勝を果たした[11]。
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