杉田 妃和(すぎた ひな、1997年1月31日 - )は、福岡県北九州市出身の女子サッカー選手。NWSL ポートランド・ソーンズFC所属。サッカー日本女子代表。藤枝順心高等学校出身。ポジションはミッドフィールダー。
経歴
ユース時代
兄がサッカーをしていたことを見て自分もやってみたいと思ったのがサッカーを始めるきっかけになった[4]。地元の少年団チームである二島藤木フットボールクラブに入り、男子に混じってプレーしていたこともある。その後、福岡県宗像市を拠点とするジュニアユースクラブのFCグローバルに三期生として入団している[5]。
2012年に女子サッカー強豪校の藤枝順心高等学校に進学。高校1年時に15歳ながらU-17サッカー日本女子代表に飛び級招集され、2012 FIFA U-17女子ワールドカップ(アゼルバイジャン)に出場、グループリーグ第1戦(対ブラジル)で後半開始から途中出場して後半18分に得点を挙げ[6]、第2戦(対ニュージーランド戦)、第3戦(メキシコ戦)と先発出場し、メキシコ戦の後半24分に得点を挙げた[7]。準々決勝の対ガーナ戦では後半28分から途中出場するも、0-1で敗れてベスト4を逃した。
2013年には高倉麻子監督の下で2014 FIFA U-17女子ワールドカップ(コスタリカ)を目指すU-16サッカー女子日本代表に招集され、主将を任される。U-17ワールドカップ出場を賭けたAFC U-16女子選手権2013(中華人民共和国・南京市)では準決勝のタイ王国戦でハットトリックを記録、大会6得点を挙げると共に、決勝戦で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)をPK戦で下して2大会連続優勝を獲得すると共に大会最優秀選手(MVP)も獲得した[8]。
2014年は藤枝順心のメンバーとして正月の第22回全日本高等学校女子サッカー選手権大会に出場、決勝戦の日ノ本学園高等学校戦では先制点を挙げるも、1-4で敗れて準優勝に終わり[9]、第36回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会では1得点を記録し3回戦敗退となる。同年、2014 FIFA U-17女子ワールドカップコスタリカ大会にU-17サッカー日本女子代表主将として出場、グループリーグ第3戦を除いた全ての試合に先発フル出場し、グループリーグ第2戦のパラグアイ戦でハットトリックを記録、準々決勝のメキシコ戦、準決勝のベネズエラ戦でそれぞれ1点ずつを挙げて大会得点ランキング3位と活躍、チームも決勝でスペインに2-0と勝利してU-17女子ワールドカップチャンピオンとなった[10]。杉田はコスタリカ大会ゴールデンボール(最優秀選手)に選ばれた[11]。
クラブ時代
INAC神戸レオネッサ
2015年、INAC神戸レオネッサに入団[12]。同年4月12日、なでしこリーグ第3節のスペランツァFC大阪高槻戦で、後半32分に伊藤香菜子との交代で途中出場し、公式戦初出場を果たした[13]。10月24日、なでしこリーグ・エキサイティングシリーズ第3節ベガルタ仙台レディース戦で、公式戦初先発を果たした[14]。
2016年5月3日、プレナスなでしこリーグ1部第7節ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦で、前半5分にDF近賀ゆかりの右サイドからのクロスをゴール右上にダイレクトに放ち、リーグ初得点を挙げた[15][16][17]。
同年10月、なでしこリーグ1部の新人賞を獲得した[18][19]。
また、2016年はU-20日本女子代表メンバーに選出され、2016 FIFA U-20女子ワールドカップ(パプアニューギニア)に出場、大会では準決勝でフランスに敗れて3位決定戦に回り、アメリカ合衆国を下して3位となったが、杉田が大会最優秀選手に選出された[20]。
2017年のシーズンから背番号が8番に変更になった[21]。
ポートランド・ソーンズFC
2022年1月27日、アメリカNWSLのポートランド・ソーンズFCへの完全移籍が発表された[22]。
2023年6月13日、2023 FIFA女子ワールドカップのなでしこジャパンに選出された[23]。
個人成績
クラブ
代表
- 2018年8月2日 - 日本女子代表初出場 -
オーストラリア戦 (2018 トーナメント・オブ・ネーションズ)
- 2021年4月11日 - 日本女子代表初得点 -
パナマ戦 (国際親善試合)
出場大会
試合数
- 2024年4月6日現在
ゴール
タイトル
クラブ
代表
個人
脚注
外部リンク
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