成田 凌(なりた りょう、1993年〈平成5年〉11月22日[1] - )は、日本の俳優、ファッションモデル。埼玉県出身[1][3]。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。
経歴
モデル
美容専門学校に通い就職活動をしていた時、当時同居していた友人の志望先と同じと分かり、それが契機となり美容師への道を諦めた。その後、ファッション雑誌『MEN'S NON-NO』のモデルオーディションに合格し、現在の芸能事務所に所属する[4]。2013年より同誌の専属モデルとして活動中[1][5]だが、2021年5月27日、同年7月号(同年6月9日発売)で約8年間務めてきた専属モデルを卒業することが発表された[6]。
2014年、夏フェスa-nationと大型ファッションイベントGirls Awardがコラボレーションしたa-nation&GirlsAward Island collection[7]に出演。2015年、2016年と続けてGirlsAwardに出演[8][9]。
2016年1月号『装苑』の2016年春夏コレクションからヨウジヤマモトが取り組むファッションと絵画の融合にフォーカスした特集に登場[10]。
2017年3月、第24回東京ガールズコレクション2017SPRING/SUMMERに、自身が出演するドラマ『人は見た目が100パーセント』をテーマにしたステージに登場[11]。
俳優
テレビドラマ
元々俳優志望であり、『MEN'S NON-NO』のオーディションを受けた際も「役者をやりたいので、手助けをしてほしい」と伝えていた[12][13]。2014年、フジテレビNEXT smartオリジナルドラマ『FLASHBACK』にて高梨臨とのW主演で俳優デビュー[14][15]。2015年、当時、若手俳優が次々抜擢されていたフジテレビ土ドラ枠『She』、『ブスと野獣』にメインキャストとして出演[16]。同年、日本テレビ『学校のカイダン』に“プラチナ8”のメンバーとして出演し、注目を集める[17]。2016年、NHK BSプレミアム『ふれなばおちん』で長谷川京子演じるアラフォー主婦と恋に落ちる年下男性を好演し、役者として評価を高めた[16]。同年、『逃げるは恥だが役に立つ』に石田ゆり子演じるキャリアウーマンの部下役で出演。最終話でゲイだとカミングアウトするという展開が視聴者を驚かせた[18]。同ドラマの出演者がエンディングで踊る「恋ダンス」には、別バージョンで藤井隆、真野恵里菜、山賀琴子と共に参加した[19]。2017年、フジテレビ系『大貧乏』[20]、『人は見た目が100パーセント』に出演[21]。『人は見た目が100パーセント』では念願だった美容師役を演じる[22][23]。7月、フジテレビの月9ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season』にシリーズ新キャストとして出演[24]。2018年、『わろてんか』にてNHK連続テレビ小説初出演を果たす。2020年、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』にて『MEN'S NON-NO』時代の同期にあたる清原翔の代役で出演[25]。同年、NHK連続テレビ小説『おちょやん』にてヒロインを裏切り不倫をしてしまう旦那を演じ、視聴者に大きな衝撃を与える[26]。2022年、日本テレビドラマ『逃亡医F』でプライムタイムの連続ドラマ初主演を果たした[27]。その後も、2023年はカンテレ月10ドラマ『転職の魔王様』で[28]、2024年は読売テレビドラマ『降り積もれ孤独な死よ』で[29]それぞれ主演を務めた。
映画
2016年3月から4月にかけて、日中韓合作映画「双生」の日本版の撮影を北京市で行う[30]。同年7月、アニメーション映画『ONE PIECE FILM GOLD』[31]、8月に『君の名は。』に声優として出演[32]。同年8月、GReeeeNの代表曲「キセキ」誕生にまつわる軌跡を描いた映画『キセキ -あの日のソビト-』の新キャストとして発表される[33]。同年11月、ロックミュージシャンAcid Black Cherryのコンセプトアルバムを原作とする映画『L-エル-』に、不祥事で降板した高畑裕太の代役で出演[34]。
2017年1月、映画『キセキ −あの日のソビト–』でGReeeeNの92役を演じる。共演の菅田将暉、横浜流星、杉野遥亮と共に劇中でGReeeeNが誕生するきっかけとなった前身グループグリーンボーイズを結成。同年1月7日にさいたまスーパーアリーナで行われたGReeeeNのライブ「あっ、リーナ、ども。はじめまして。『クリビツテンギョウ!?ル〜デル〜デ♪』」に登場し、オープニングアクトを務めた[35]。1月20日の音楽番組『ミュージックステーション』に出演し、「キセキ」と「声」を披露。成田は歌唱前のトークコーナーで、「いつかタモリさんに『髪切った』って言われたいんです。だから言われるためにもう一度出ます」とジョークまじりに宣言した[36]。GReeeeNのデビュー日と同日である1月24日、「グリーンボーイズ」でCDデビュー[37]。
2018年に出演した映画『スマホを落としただけなのに』と『ビブリア古書堂の事件手帖』での演技で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。[38]
2019年、『チワワちゃん』『愛がなんだ』『さよならくちびる』等の演技が評価され、第93回キネマ旬報ベスト・テンをはじめとする数々の助演男優賞を受賞[39]。主演を務めた『カツベン!』では、第74回毎日映画コンクールで男優主演賞を受賞した[40]。
その他
2015年、ガールズバンド・Silent Sirenの「八月の夜」、片平里菜の「誰にだってシンデレラストーリー」のミュージックビデオに出演。どちらもドラマ仕立てのビデオで、片平の「誰にだってシンデレラストーリー」では、五島夕夏と共演している[41][42]。2016年、自身が出演した連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のオープニングテーマに起用されたチャラン・ポ・ランタンの「進め、たまに逃げても」のミュージックビデオに出演し、ボーカル・ももの恋人役を演じた[43]。
人物
趣味はフットサル[1]、バレーボール[44]。小学校1年生から高校卒業までずっとサッカー部に所属し、サッカーに熱中していた。高校サッカー部では晩年1番下のチーム所属。[45][46]Jリーグでは浦和レッズのファンである[47]。高校卒業してから芸能界に入る前までは日本美容専門学校に通い、美容師免許を取得。美容室で働く前に芸能界入りしたため、実際に店に立ったことはない[48]。
美容学校への進学希望時、芸能界入りを決断時の2度にわたり家族から大反対された。イベントにもほとんど招待しているが反応がなく、「今でも一度も褒められたことがありません」と明かしている。兄だけは芸能活動に賛成しており、上記のグリーンボーイズのメンバーと対面した時のことを喜んでInstagramで報告した[49][50]。
実母はとんねるずの大ファンで、独身時代に『ねるとん紅鯨団』(とんねるずの石橋貴明・木梨憲武が司会を務めていた関西テレビ制作の公開お見合い番組)へ出演。カップル成立へ至ったが、後に別の男性との結婚を経て凌を出産した。凌自身も、芸能界デビュー後の2019年秋から、『とんねるずのスポーツ王は俺だ!』(テレビ朝日)内の対決企画に「木梨ジャパン」(サッカー経験者の木梨、中山雅史、日本代表への参加経験を持つ元プロサッカー選手が集結するチーム)のメンバーとして参加。チームを率いる木梨は、凌をメンバーに選んだ理由として、凌自身のサッカー経験(初参加の時点で12年)とともに上記のエピソードを挙げている。カメラで写真を撮られる時は、必ず顎を上げている[51]。ジャニーズが好きで、ジャニーズJr.に入るのが夢だった[52]。
欠かせない日課として芸人のラジオを聴くことをあげており、日曜日はJFN『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』、月曜日は朝日放送ラジオ(ABCラジオ)『ミルクボーイの煩悩の塊』、火曜日はTBSラジオ『アルコ&ピース D.C.GARAGE』、水曜日はTBSラジオ『ハライチのターン!』『おぎやはぎのメガネびいき』、金曜日はニッポン放送『霜降り明星のオールナイトニッポン』、土曜日はニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』を聴いている[53]。
出演
※太字は主要キャスト。
映画
テレビドラマ
劇場アニメ
配信ドラマ
舞台
ゲーム
バラエティ番組
ドキュメンタリー
- 連食テレビエッセー きみと食べたい「岩手県・遠野編」(2021年9月23日、NHK Eテレ) - 語り[116]
音楽番組
ラジオ番組
CM
ミュージックビデオ
受賞歴
書籍
雑誌
脚注
注釈
出典
外部リンク
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括弧内は作品年度を示す、授賞式の年は翌年(2月)
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