ニコラス・テロル

ニコラス・テロル
2011年 チェコGP
国籍 スペインの旗 スペイン
現在のチーム MV Agusta Reparto Corse
ゼッケン 88
ウェブサイト nicoterol.com
レースでの経歴
ロードレース世界選手権 Moto2クラス
活動期間2012年2014年
マニファクチャラーSuter
チャンピオン0
2014年 順位28th (2 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
50 3 5 1 1 189
ロードレース世界選手権 125ccクラス
活動期間2004年2011年
マニファクチャラーAprilia, Derbi
チャンピオン1 (2011年)
2011年 順位1st (302 pts)
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
112 13 34 8 7 1026.5
スーパーバイク世界選手権
活動期間2015年
マニファクチャラードゥカティ
出走回数 勝利数 表彰台 PP FL 総ポイント
12 0 0 0 0 54
2010年 ダッチTT
2011年 チェコGP

ニコラス・テロル・ペイドロ (Nicolás "Nico" Terol Peidro, 1988年9月27日 - ) は、スペインバレンシア州アリカンテ県アルコイ出身のオートバイレーサー。2011年ロードレース世界選手権125ccクラスチャンピオン。

経歴

キャリア初期

1999年、テロルは10歳のときにミニバイクレースに初めて参戦する。翌2000年には50ccの地方選手権、2001年は70ccの全国レース、2002年は125ccのアプリリアカップとステップアップしていった。

2003年にはスペインロードレース選手権(CEV)125ccクラスにデビューする。翌2004年にはホルヘ・マルチネス率いるチーム・アスパーに移籍し、シリーズランキング4位の成績を残した。またこの年のロードレース世界選手権最終戦バレンシアGP125ccクラスのレースに、負傷欠場となったマイク・ディ・メッリオの代役として参戦を果たした。

ロードレース世界選手権

125ccクラス

2005年、テロルはデルビのマシンを駆ってロードレース世界選手権125ccクラスにフル参戦デビューを果たした。しかしトレーニング中に負った脾臓を切除するほどの重傷に苦しみ、僅か1ポイントの獲得でシリーズランキングは36位に終わった。翌2006年は53ポイントの獲得でシリーズ14位と成績は改善したが、2007年にはスランプに陥りシリーズ22位に沈んでしまった。

2008年にはジャック&ジョーンズWRBチームに移籍し、アプリリアのマシンに乗り換えた。第2戦スペインGPで初表彰台(2位)を獲得、雨でレース短縮となった第14戦インディアナポリスGPで初優勝を挙げるなどの活躍を見せ[1]、シリーズ5位と大きく成績を伸ばした。

チームに残留した2009年シーズン、テロルは最新ファクトリー仕様のRSA125を手に入れた。しかしチームは資金難に苦しみ、開幕前のテスト不足が影響してシーズン序盤は苦戦が続いた。だが中盤以降は調子を取り戻し、第14戦チェコGPで1勝、他にも3回2位表彰台に立つ活躍を見せ、最終的なランキングは3位となった。

2010年シーズンはスペイン選手権時代の古巣であるアスパー・チームに移籍し、ブラッドリー・スミスのチームメイトを務めることとなった[2]。テロルはシーズン3勝、全17戦中14戦で表彰台に立つ安定した速さを見せたが、チャンピオン争いではシーズン10勝を挙げる強さを見せたマルク・マルケスに14ポイント差で敗れてランキング2位に終わった。第7戦カタルニアGPのファイナルラップで転倒し、腰椎を骨折して次の第8戦ドイツGPを欠場したのが大きな痛手となった[3]

2011年は前年の上位勢の多くがMoto2クラスにステップアップする中、アスパー125ccチームに残留した[4]。テロルは開幕から3連勝を遂げてチャンピオン争いをリード、第7戦ダッチTTでは予選での転倒で右手の小指を負傷し決勝レースを欠場したものの、次戦イタリアGPでシーズン5勝目を挙げて復帰を飾った。その後第12戦インディアナポリスGPから再び3連勝を挙げて年間8勝を達成、最終戦バレンシアGPで125ccクラス最後のワールドチャンピオンに輝いた。

Moto2クラス

2012年、アスパー・チームに残留するテロルは中量級Moto2クラスにステップアップを果たす。チームメイトは2010年チャンピオンのトニ・エリアスが務める[5]

ロードレース世界選手権 戦績

  • 凡例
  • ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。
シーズン クラス バイク 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 順位 ポイント
2004年 125cc アプリリア RSA SPA FRA ITA CAT NED BRA GER GBR CZE POR JPN QAT MAL AUS VAL
22
NC 0
2005年 125cc デルビ SPA
15
POR
23
CHN
26
FRA
22
ITA
21
CAT
Ret
NED
16
GBR
21
GER
Ret
CZE
19
JPN MAL QAT AUS
Ret
TUR
16
VAL
16
36位 1
2006年 125cc デルビ SPA
19
QAT
16
TUR
27
CHN
19
FRA
Ret
ITA
18
CAT
11
NED
15
GBR
9
GER
7
CZE
7
MAL
10
AUS
11
JPN
10
POR
Ret
VAL
11
14位 53
2007年 125cc デルビ QAT
16
SPA
14
TUR
16
CHN
Ret
FRA
19
ITA
12
CAT
23
GBR
24
NED
17
GER
22
CZE
22
SMR
18
POR
Ret
JPN
17
AUS
13
MAL
11
VAL
11
22位 19
2008年 125cc アプリリア QAT
10
SPA
2
POR
3
CHN
8
FRA
3
ITA
7
CAT
Ret
GBR
18
NED
9
GER
7
CZE
5
SMR
5
IND
1
JPN
5
AUS
Ret
MAL
9
VAL
2
5位 176
2009年 125cc アプリリア QAT
7
JPN
17
SPA
10
FRA
9
ITA
2
CAT
2
NED
5
GER
4
GBR
4
CZE
1
IND
4
SMR
2
POR
Ret
AUS
6
MAL
5
VAL
10
3位 179.5
2010年 125cc アプリリア QAT
1
SPA
2
FRA
2
ITA
2
GBR
4
NED
2
CAT
Ret
GER CZE
1
IND
1
SMR
2
ARA
2
JPN
2
MAL
3
AUS
3
POR
2
VAL
3
2位 296
2011年 125cc アプリリア QAT
1
SPA
1
POR
1
FRA
2
CAT
1
GBR
8
NED
DNS
ITA
1
GER
4
CZE
Ret
IND
1
RSM
1
ARA
1
JPN
2
AUS
6
MAL
5
VAL
2
1位 302

脚注

外部リンク

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