2011年のカタルーニャグランプリ
レース詳細
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2011年のロードレース世界選手権 全18戦中第5戦
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決勝日
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2011年6月5日
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開催地
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カタロニア・サーキット
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開催コース
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常設サーキット 4.655km
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MotoGP
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Moto2
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125 cc
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2011年のカタルーニャグランプリは、ロードレース世界選手権の2011年シーズン第5戦として、6月3日から5日までスペインのカタロニア・サーキットで開催された。
概要
125ccクラス
125ccクラス予選では、ポイントリーダーのニコラス・テロルが3戦連続となるポールポジションを獲得、2番手にエクトル・ファウベル、3番手にマーベリック・ビニャーレスと続き、フロントロウのメンバーは前戦と同じになった[1]。
日曜日は朝方に雨が降り、決勝レースは徐々に乾いていく路面での戦いとなった。序盤はテロル、ビニャーレス、ヨハン・ザルコの3人がトップ争いを展開、終盤はビニャーレスが徐々にタイムを落としてテロルとザルコのマッチレースとなった。ファイナルラップの最終コーナー立ち上がり、2番手に付けていたザルコがテロルのインを差し、テロルは縁石の外側のダートにまでラインを外してタイムをロスし、ザルコがトップでチェッカーフラッグを受けた。ところがこのオーバーテイクの際にザルコがテロルを肘で押し出していたことが危険行為と判断され、20秒のタイムペナルティが課せられた。この結果テロルがシーズン4勝目を挙げることとなり、2位ビニャーレス、3位ジョナス・フォルガーと続き、ザルコは6位に終わった。
ポイントランキングでは、トップのテロルが2番手のサンドロ・コルテセ(今回4位)との差を48ポイントにまで広げた[2]。
Moto2クラス
Moto2クラス予選では、ポイントリーダーのステファン・ブラドルが開幕から5戦連続でポールポジションを獲得、2番グリッドには地元アレックス・エスパルガロ、3番グリッドには前年のカタルーニャGPの勝者である高橋裕紀が続いた[3]。
決勝レースではブラドルが一度もトップの座を譲ることなく、終盤には独走状態を築いてシーズン3勝目を挙げた。2位は前戦の勝者マルク・マルケス、3位にはアレックス・エスパルガロが入り、自身GP初の表彰台に立った。高橋裕紀は8位走行中の6周目、前方を走っていたトーマス・ルティのハイサイドに巻き込まれる形で転倒リタイヤとなった。またフリアン・シモンが2位走行中の16周目にケナン・ソフォーグルに追突されて転倒リタイヤ、右足の脛骨・腓骨を複雑骨折する重傷を負い、このあと3戦の欠場を強いられることとなった[4]。
ポイントランキングではブラドルがリードを広げ、43ポイント差のランキング2番手には今回4位だったシモーネ・コルシが浮上した[5]。
MotoGPクラス
MotoGPクラスでは前戦のクラッシュで右鎖骨を骨折したダニ・ペドロサが欠場、また金曜日のフリー走行ではモンスター・ヤマハ・テック3のコーリン・エドワーズも単独転倒で右鎖骨を骨折し、予選・決勝は15人のライダーで争われることとなった[6]。
土曜日の予選ではマルコ・シモンチェリがクラス初のポールポジションを獲得[7]。前戦のクラッシュの当事者であるシモンチェリはこの週にレースディレクションの聴取を受け、前戦でのミスを認めて今後同様のことを繰り返さない旨の反省の弁を述べていた[8]。
日曜日の決勝では2周目にトップに立ったケーシー・ストーナーが後続との差を徐々に広げ、2連勝・シーズン3勝目を挙げた。2位にはホルヘ・ロレンソ、3位にはベン・スピーズとヤマハワークスの2人が続いた。シモンチェリはスタートに失敗し、その後もペースが上がらず6位に終わった[9]。チームメイトの青山博一は4周目にランディ・ド・プニエと接触してシーズン初となる転倒リタイヤを喫した。
ポイントランキングでは、2番手のストーナーがトップのロレンソとの差を7ポイントにまで詰めてきた[10]。
MotoGPクラス決勝結果
Moto2クラス決勝結果
125ccクラス決勝結果
注釈
- ^ – ヨハン・ザルコはファイナルラップのオーバーテイク時の行為がルール違反に問われ、20秒のタイムペナルティが課せられた。
脚注
参考文献