|
この項目では、女優について説明しています。安田成美のアルバムについては「安田成美 (アルバム)」をご覧ください。 |
安田 成美(やすだ なるみ、1966年〈昭和41年〉11月28日[3][4] - )は、日本の女優、ナレーター、歌手。
東京都文京区出身[4]。キナシコッカ所属。明治学院大学文学部2部中退。夫はとんねるずの木梨憲武。
略歴
出生地は東京都大田区大岡山[5]。4歳の時に同じ東京都の荒川区に移り[5]、中学入学と同時に文京区へ。文京区で育ったのは中学生の時からである[5]。「美しく成るように」という意味で父が成美と名付けたという[5]。
中学在学中にスカウトされ、1981年に花王ビオレのCMでデビュー。翌年にドラマ『ホーム・スイート・ホーム』でドラマ初出演[6]。
1983年、『風の谷のナウシカ』のアニメ映画化にあたって募集されたイメージガールのオーディションで約7500人の中からグランプリを獲得[3]。
1984年、同映画のイメージソングに採用されたシングル曲「風の谷のナウシカ」(作詞:松本隆、作曲:細野晴臣)で歌手デビュー。この曲は同名のアニメ映画『風の谷のナウシカ』のイメージソングとなり、オリコンシングルチャートでも10位にランクインされるヒットとなったが、映画本編には使用されていない。同年、デビュー曲「風の谷のナウシカ」を含む、ファーストアルバム『安田成美』(高橋幸宏プロデュース)を発売。
1988年、約4年ぶりとなるセカンド・アルバム『ジィンジャー』(大貫妙子プロデュース、小林武史、かしぶち哲郎、スティーヴ・ジャンセンが参加)を発売。
1989年に主演した『同・級・生』以降、トレンディードラマのブームに乗り主演ドラマが相次いでヒット[3]。1992年に中森明菜とダブル主演した『素顔のままで』では最高視聴率31.9%の高視聴率を記録した[3]。
1994年、NHK連続テレビ小説『春よ、来い』の主演を務めるも途中降板する。同年、映画『そろばんずく』で共演したとんねるずの木梨憲武と結婚[3]。翌年に長男、1999年に次男を出産。
休業を経て2000年、日本テレビのドラマ『リミット もしも、わが子が…』で復帰。事務所を田辺エージェンシーから夫の木梨が代表取締役社長を務めるコッカ(現:キナシコッカ)に移籍[7][8]。2001年『大河の一滴』で7年ぶりに映画主演を務めた。2004年、長女を出産、再び休業期に入る。
2004年頃から、夫と共に東京・麻布にて「3116 GALLERY CAFE」というカフェの経営を始める[6]。
2006年4月、関西テレビのドラマ『さいごの約束』で復帰。
2016年、初エッセイ本『愛だナ!』を出版[9]。2020年2月、エッセイ集「日々を編んでいく」を出版。タイトルにつながるように趣味は編み物[10][11]。
エピソード
デビューの推薦人
写真家の山岸伸によると、安田の当時の担当マネージャーが「かわいい子がいるので会ってくれ」と申し入れがあり、市ヶ谷の喫茶店ルノアールで会うことになった。その後も彼女とたびたび仕事をともにしたことで、写真家としての生活が軌道に乗ったと感じていることをブログで述懐している[12]。この時の写真は、写真集『安田成美』にも収録されている[13]。山岸は、『風の谷のナウシカ』のイメージガールとして安田がデビューする際の推薦者の一人だったとも述べている[12]。
突如のドラマ降板
1994年度下期から1995年度上期にかけて放送されたNHKの連続テレビ小説『春よ、来い』で、1年間ヒロインを演じる予定であったが、撮影途中の1995年2月に「肉体的精神的な疲労による体調不良」を理由に突如降板した[14]。この件に対し『春よ、来い』原作・脚本の橋田壽賀子が「飼い犬に手を噛まれた」と発言して波紋を呼んだ[15]。代役は中田喜子が務めた。
2010年度下期に放送のNHK大阪放送局製作の連続テレビ小説『てっぱん』でヒロインの養母役で15年ぶりに出演することとなった[14]。
妖精
子供のころに妖精を見たことがあるとテレビ番組で語っている。このエピソードを基に木梨が妖精のキャラクターを制作し、事務所と同名の「コッカ」と名付けた[16]。
出演
テレビドラマ
テレビアニメ
映画
吹き替え
劇場アニメ
舞台
CM
ナレーション
受賞歴
音楽作品
※すべて徳間ジャパンから発売。
シングル
発売日
|
規格
|
規格品番
|
面
|
タイトル
|
作詞
|
作曲
|
編曲
|
1984年1月25日
|
EP
|
ANS2008
|
A
|
風の谷のナウシカ
|
松本隆
|
細野晴臣
|
萩田光雄
|
B
|
風の妖精
|
白井良明
|
1984年4月25日
|
EP
|
7JAS-5
|
A
|
トロピカル・ミステリー
|
松本隆
|
大村雅朗
|
萩田光雄
|
B
|
月のミューズ
|
1984年7月25日
|
EP
|
7JAS-9
|
A
|
透明なオレンジ
|
松本隆
|
南佳孝
|
船山基紀
|
B
|
夢の散歩
|
1984年10月25日
|
EP
|
7JAS-17
|
A
|
銀色のハーモニカ
|
松本隆
|
細野晴臣
|
細野晴臣
萩田光雄
|
B
|
悪戯な小鳥
|
大村雅朗
|
萩田光雄
|
1985年4月25日
|
EP
|
7JAS-30
|
A
|
サマー・プリンセス
|
松本隆
|
林哲司
|
大村雅朗
|
B
|
Sueはおちゃめなパン屋さん
|
鈴木博文
|
鈴木慶一
|
高橋ユキヒロ
|
2024年1月31日
|
配信
|
|
A
|
風の谷のナウシカ (2024 ver.)
|
|
|
|
B
|
銀色のハーモニカ (2024 ver.)
|
|
|
|
アルバム
発売日
|
規格
|
規格品番
|
アルバム
|
1984年4月25日
|
LP
|
28JAL-9
|
安田成美
|
1988年3月25日
|
LP
CD
|
28JAL-3148
32JC-280
|
ジィンジャー
※大貫妙子初のプロデュース
- 思い出のロックンロール(作詞・作曲:Serge Gainsbourg、訳詞:大貫妙子)
- 浜辺のポートレイト
- パパを愛したように
- 夢は夢の中へ
- MOMO
- 夜のパティオで
- ハイウェイ歩けば
- 突然彼を奪われて
- 初めての街
- 星の降る夜
|
1994年12月21日
|
CD
|
TKCA-70552
|
1988年9月25日
|
8cmCD
|
15JC-325
|
安田成美 "DIAMIND COLLECTION" CD MINI ALBUM
- 思い出のロックンロール
- パパを愛したように
- 初めての街
- 星の降る夜
|
ベストアルバム
発売日
|
規格
|
規格品番
|
アルバム
|
1984年11月25日
|
LP
CD
|
28JAL-21
35JC-103
|
全曲集
Side:A
- 風の谷のナウシカ
- Sueはおちゃめなパン屋さん
- 透明なオレンジ
- 夢の散歩
- 寂しい優しさ
- 風の刺青(KAZE NO SHISEI)
- 水のナイフ
Side:B
- 銀色のハーモニカ
- 蝶をちぎった少女
- 星屑たちのクルージング
- 風の妖精
- 月のミューズ
- トロピカル・ミステリー
- 悪戯な小鳥
|
1989年9月25日
|
CD
|
30JC-444
|
全曲集
- 風の谷のナウシカ
- トロピカル・ミステリー
- 透明なオレンジ
- Sueはおちゃめなパン屋さん
- 寂しい優しさ
- 銀色のハーモニカ
- 水のナイフ
- 思い出のロックンロール
- パパを愛したように
- 夜のパティオで
- 突然彼を奪われて
- 初めての街
- 星の降る夜
- 悪戯な小鳥
- 風の刺青(KAZE NO SHISEI)
|
2013年5月8日
|
CD
|
TKCA-73898
|
安田成美コレクション
|
書籍
脚注
関連項目
外部リンク
|
---|
1 - 10作 | |
---|
11 - 20作 | |
---|
21 - 30作 | |
---|
31 - 40作 | |
---|
41 - 50作 | |
---|
51 - 60作 | |
---|
61 - 70作 | |
---|
71 - 80作 | |
---|
81 - 90作 | |
---|
91 - 100作 | |
---|
101 - 110作 | |
---|
111 - 120作 | |
---|
|
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
|
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|
|
---|
10代 | |
---|
20代 | |
---|
30代 | |
---|
40代 | |
---|
50代 | |
---|
60代 以上 | |
---|
男性 | |
---|
特別 賞 | |
---|
*は複数回の受賞。男性は1992年から、60代以上は97年から、10代は99年から対象 |
|
---|
芸能 | |
---|
政治 | |
---|
学術 | |
---|
社会経済 | |
---|
文化 | |
---|
音楽 | |
---|
スポーツ | |
---|
文芸 | |
---|
芸術 | |
---|
特別 | |
---|
記載のない年は選出なし 「社会経済部門」は、2019年まで「経済部門」 |
|
---|
現在の出演番組 | |
---|
過去の出演番組 | |
---|
スペシャル番組 | |
---|
テレビドラマ | |
---|
映画 | |
---|
ディスコグラフィ | |
---|
関連項目 | |
---|
関連人物 | |
---|
|