この項目では、2012年以降の自動車の世界耐久選手権 について説明しています。1981年から1985年までの同名の大会については「スポーツカー世界選手権 」を、モーターサイクルの世界耐久選手権については「FIM世界耐久選手権 」をご覧ください。
2012年WEC富士
FIA 世界耐久選手権 (FIA World Endurance Championship )は、フランス西部自動車クラブ (ACO)が主催し、国際自動車連盟 (FIA)が認可する耐久レース の世界選手権である。略称はWEC (読みは「ダブリュイーシー」もしくは「ウェック」)。
1981年から1985年までの同名の大会についてはスポーツカー世界選手権 を参照。
概要
2010年 よりACOが開催していたインターコンチネンタル・ル・マン・カップ (ILMC)を発展させたものであり、1992年 まで開催されていたスポーツカー世界選手権 の事実上の後継大会にあたる。ヨーロッパ、アメリカ、アジア各地域で2から3レースずつが行われ、春先に開幕して秋に閉幕する。
過去には夏に始まり翌年6月のル・マン24時間レース までを1シーズンとする計画もあり、転換期にあたる2018 - 2019年 は「スーパーシーズン」と呼ばれ、18年春に開幕し翌19年の2回目のル・マンを最終戦とする変則的なカレンダーが導入されたが、新型コロナウイルスの蔓延によるパンデミックにより計画の大幅な見直しを余儀なくされ、2021年より通常の単年シーズンで開催されている。
沿革と盛衰
前身であるインターコンチネンタル・ル・マン・カップ から引き続き採用されていたトップカテゴリの「ル・マン・プロトタイプ1」 (LMP1)は、2010年頃からハイブリッド動力車 (LMP1-H) の開発が盛んに行われ、エネルギー回生システム の出力でフォーミュラ1カー を上回るなどして注目を集め、2015年には通年で三社、ル・マンは四社が参戦するほど隆盛を極めた。しかし開発コストの高騰とフォルクスワーゲングループのディーゼル車不正問題 からのEV シフトが重なり急速に衰退。2017年にポルシェ が撤退を発表しワークス がトヨタ 一社のみとなった上、ノンハイブリッド勢との戦闘力の差が大きいことなども問題視され、2010年代末にはカテゴリの将来が危惧される状況になった。
このため、クラスの刷新を図るためLMP1-Hに代えて新たに「ル・マン・ハイパーカー 」(LMH)[ 1] [ 2] というカテゴリを設定する方針となり、最終的に2021年から導入される事となった。またこの間に、IMSA の新カテゴリー「ル・マン・デイトナ・h 」(LMDh)が発表され、LMHとLMDhマシンは相互参戦が可能になり、1台のマシンでデイトナ24時間 の最高峰クラスにも、ル・マン24時間の最高峰クラスにも参戦できるようになった[ 3] [ 4] 。
この新クラスの導入は成功を収め、当初はLMHのトヨタ とスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス (SCG)と特例措置で旧LMP1車両で出場していたアルピーヌ の3社のみであったが、2022年からプジョー 、2023年からフェラーリ とバイコレスから改名したヴァンウォール に加えてLMDhのポルシェ 、キャデラック が参戦。翌2024年にはイソッタ・フラスキーニ (英語版 ) 、BMW 、アルピーヌ 、ランボルギーニ が参戦し、プライベーターであるグリッケンハウスとヴァンウォールこそ撤退したものの、合わせて9ブランド19台がグリッドに並ぶ最盛期を迎えている。
LMP2クラスは安価なシャシー・市販車用エンジンを採用するプライベーター中心の規定で多数のコンストラクターが参入したが、コストが高騰したため2017年からシャシーは4社、エンジンはギブソン 一社のみにに絞られることとなり、そのシャシーも後年は実質オレカ・07 のワンメイク状態となった。それでも依然としてプライベーターからの人気は根強かったが、他クラスのエントリー増に伴い2023年シーズン限りでシリーズでのLMP2クラスを廃止し、ル・マンにのみグリッドが用意される[ 5] 。
LMGTEプロクラスはフォード (2019年をもってワークス活動を終了[ 6] )・BMW (2019年をもって撤退[ 7] )が参戦を表明し、マニュファクチャラーが5社に増えたことで2017年に世界選手権へと格上げされたものの、前述の通り年々撤退が相次ぎ、ワークスが不在になった事で2022年限りで廃止された[ 8] 。
アマチュアクラスのみ残っていたLMGTE 規定も2023年で終了し、2024年から世界中のGTカーシリーズで採用されているFIAのGT3 マシンに置き換えられる[ 9] 。このクラスもワークスチームではなくカスタマーレーシングとして行われる。
車両規定
2025年現在は、以下の2+1クラスで争われている。ハイパーカークラスとLMP2クラスの車両はレース専用に設計されたプロトタイプ である。
ハイパーカー クラス:2021年からLMH規格として導入された最高峰クラス。2023年よりLMDh規格が合流した。
LMGT3クラス:GT 車両であるグループGT3 車両が用いられる。
LMP2(Le Mans Prototype 2):プライベーター向け。2025年現在はル・マン24時間レースのみエントリーが可能である。
全てのクラスで戦力の不均衡が出ないように、BoP(Balance of Performance 、性能調整)の施策をとって性能調整を図っている。なお、LMP2ではオープントップが許可されていたが、安全上の理由で2017年をもって完全に廃止された。
使用する燃料は2018年 よりトタルエナジーズ の供給するものに統一された。2018年 - 2021年まではアルコール燃料 (ガソリンにエタノールを20%配合した「E20」)が採用されたが、2022年からは100%再生可能 燃料を謳う「Excellium Racing 100」へ切り替わっている[ 10] 。
将来的には水素燃料エンジン を搭載したプロトタイプカーの参戦を認める予定だが、スケジュールは延期が繰り返されており、当初2024年シーズンからを予定していたものの、2024年6月現在は早くても2028年以降に先送りされている[ 11] 。
ハイパーカー(Hypercar)
ル・マン・ハイパーカー(LMH)規定
2019年 6月にフランス西部自動車クラブ (ACO)が発表したハイパーカーのレギュレーションは以下の通り[ 2] [ 12] 。その半年後のFIAカウンシルで、『ル・マン・ハイパーカー(LMH)』と命名されている。
全長5,000 mm以下、全幅2,000 mm以下、全高1,150 mm以下。
エンジン形式・最大排気量は自由。ガソリンエンジンのみ。規則上はロータリーエンジン も可能。
車重は最低1030 kg。BoPの対象。
システム出力(エンジン+モーター)は最高680馬力 (500 kW) に制限され、エンジン出力は後輪の駆動にのみ使用される。サルト・サーキット のラップタイムは3分30秒前後になる見込みで、これはハイパーカー導入前のLMP2の予選タイムとほぼ変わらない。BoPの対象。
ハイブリッドモーターの搭載は任意。ただしハイブリッドを採用する場合、モーター出力は最高270馬力 (200 kW) に制限される。またモーターは前輪駆動にのみ用いられる(つまりハイブリッド車両は必然的に四輪駆動 となる一方で、非ハイブリッド車両は二輪駆動 となる)。
ハイブリッド駆動は、ピットレーンを除き特定の速度以上でないと使用できない。このため、特に2022年以降はコーナー脱出時の加速においてほとんど使用できない状況となっている。
2021年まではドライで120 km/h以上、ウェットで140 km/h以上と一律で規定されていた。
2022年からはBoP対象となる「フロントパワー・デプロイメント・スピード」という項目が追加された。マシン・レースごとに数値が変動する可能性がある。BoP導入初戦となる2022年第1戦セブリング でトヨタ・GR010 HYBRID に対して、ドライ・ウェットともに190 km/h以上と規定された[ 13] 。以降はこの190 km/hが事実上の基準となっている。
燃料搭載量は90 L。
人間性を排除したアルゴリズムを採用するBoP (Balance of Performance)により、車種間の性能調整が随時行われる。
市販車として参戦する場合、2年間で20台以上の車両を生産しホモロゲーション を得る必要がある。プロトタイプ として参戦する場合はこの制限を受けない。
ゼッケンカラー及び順位識別灯は赤 。
ル・マン・デイトナ・h(LMDh)規定
2020年 9月にACOとIMSAが発表した『LMDh』のレギュレーションは以下の通り[ 3] 。2023年から導入された。
車重は最低1030 kgでLMHと同じ。BoPの対象。
内燃エンジン出力は最高630 hp。ハイブリッドの場合、これにボッシュ 製の50 kW (67 hp) の電気モーターを搭載する。システム出力は680馬力 (500 kW)、モーターの回生能力は最大200 kW。BoPの対象。
バッテリーはウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング のワンメイク 。またハイブリッドシステム全体に30万ユーロのプライスキャップが定められる。さらにハイブリッドシステムのソフトウェアは主催者によってロックされる。
LMDh車両はダウンフォース:ドラッグの比が4:1と定められる。ホイールベースは全車共通の3150 mm、全長は5100 mm以下、全幅2000 mm以下。
シャシーコンストラクターは認可を受けた4社(オレカ 、リジェ 、マルチマティック 、ダラーラ )のみ。ギアボックスはエクストラック が一括して供給する。
LMP2ベースのシャシーの関係するコストは最大34万5000ユーロに制限されるが、これにはエクストラック が供給するギアボックスは含まれない。エンジン部分を除くコストは約100万ユーロを想定。
ゼッケンカラー及び順位識別灯は、LMHと同じく赤 。
ホモロゲーションとEVOジョーカー
LMH / LMDh車両に共通する規定として「ホモロゲーションサイクル」があり、WECに参戦するハイパーカークラスの車両については、参戦開始後一定の期間(原則として5年間)新規開発が原則として禁止となる[ 14] [ 15] 。ただしレギュレーション改定に伴う変更は含まれないほか、FIA / ACOの許可を得ることで、最大5つの「EVOジョーカー」を使用して車両の変更を行うことができる[ 15] 。このEVOジョーカーの使用は特に公表する義務は無く、メーカーも詳細を語ることは少ない[ 16] [ 17] 。現行のホモロゲーションサイクルは2029年シーズンまでの延長が決定しており、それに伴い2028 / 2029シーズンについては各メーカーに「EVOジョーカー」が2つずつ追加される[ 11] 。
「ル・マン」プロトタイプ(LMP)
LMP2
全長4750 mm(リアウィング含む)以下、全幅は1900 mm以下。
最低車重950kg[ 18] 。
2017年 より、LMP2カーのエンジンは、ギブソン のワンメイク(4.2 L V8 NAエンジン)となる[ 19] [ 20] 。
LMP2マニュファクチャラーも同年より4社に限定され、フランス のリジェ・オートモーティブ とオレカ 、イタリア のダラーラ といったヨーロッパ系の3社に、アメリカ のライリー・テクノロジーズ とカナダ のマルチマティック 社による北米系の合弁プロジェクトを加えた4大マニュファクチャラー体制となる[ 21] 。
ハイパーカークラスのラップタイムがLMP1時代より低下することに合わせて、450 kW (約611 hp)→400 kW (約543 hp)→392 kW (約533 hp)→382 kW (約520 hp)と段階的に合わせ出力が削減された。
また、ダウンフォースを削減する目的で、ル・マン用のローダウンフォース仕様のエアロキットの使用の義務化[ 18] 、フロントのダイブ・プレーンの削除、(オレカ・07の規定タンクサイズよりも10 L少ない)65 Lの燃料タンク容量、ディフューザーの50 mm短縮に加え、リアウイングのフラップに10 mmのガーニーフラップ を追加し「空力バランスを補正」などの変更も段階的に加えられている[ 22] [ 23] 。
4輪駆動は禁止。
タイヤの最大径は28インチ、最大幅は14インチ。
ゼッケンカラー及び順位識別灯は青 。
2021、22年にはブロンズドライバーを擁するチームとそのクルー向けに「LMP2・プロ / アマトロフィー」が設立された[ 24] 。
このLMP2レギュレーションも、ハイパーカー規定同様にホモロゲーションサイクルの終了時期の延期が繰り返されており、2024年6月現在は「2027年末」まで現行レギュレーションが有効とされている[ 25] 。
LMGT3
いわゆるグループGT3 規定に該当する車両。2024年よりカテゴリーが新設された。エントリーは「1メーカーあたり2台」を原則とし、基本的にエントラントはメーカー側が指名する。また、ハイパーカークラスにエントリーしている自動車メーカーの車両が優先される 仕組みとなっており、それ以外のメーカーについてはFIA / ACOにおいて選考が行われる。
実態としては、FIA GT3規定に加えWEC独自の規定が追加されている。特にBoPに基づく性能調整のために装着が義務化されているトルクセンサーについては、ユニット価格が高価であり車両1台につき数千万円もの追加出費が必要となる。ワークスの多くからはその必要性が認められているものの、一方で一部のエントラントからは「プライベーターの参戦の障壁になる」と批判されている[ 26] 。
ゼッケンカラー及び順位識別灯は2024年が橙 、2025年より緑 。
「ル・マン」耐久グランドツーリングカー(LMGTE)
市販スポーツカーベースの競技車両。2010年までのLMGT1 、LMGT2 を2011年より1本化した。車両規格はLMGT2と同一だが、プロドライバーを対象としたLMGTE Pro と、アマチュアドライバーを中心とするLMGTE Am の2クラスに分けられる。また、LMGTE Amのチームは1年以上の年式落ち車両を使用する。ヘッドライトは白(2018年より。2017年までは黄色)。LMGTE Proは2022年、LMGTE Amは2023年をもってそれぞれ終了した。
バランス・オブ・パフォーマンス(BoP)により車両重量、燃料タンク容量、リストリクター径、ウィングの設置高さ、ガーニーフラップの有無などを変化させることで、車両間の均衡を保つようになっている。FIA / ACO の裁量に不満が多かったため、2016年から性能調整決定から人間性を排したアルゴリズムを用いている(計算式などは非公表)[ 27] 。
ベース車両となる市販車は2シーターあるいは2×2シーターのクーペ で、大規模メーカーの場合は連続する12ヶ月間で200台、小規模メーカーは25台の生産が必要。しかし、SRT・バイパー・GTS-R (エンジン8,000 cc)のように基本レギュレーションから外れていても、特別調整を受けることで参戦が認められる場合もある。
車両最低重量1,245 kg
エンジン最大排気量は自然吸気ガソリンエンジンでは5,500 cc以下、過給式ガソリンエンジンでは4,000 cc以下。
4輪駆動禁止。
フルAT 、セミAT ギアボックス使用禁止。
アクティブサスペンション 禁止。
カーボン ディスクブレーキ 禁止。
燃料タンクの最大容量は90リットル。
タイヤの最大径は28インチ、最大幅は14インチ。
ゼッケンカラー及び順位識別灯はLMGTE Proが緑 、LMGTE Amが橙 。
競技規定
開催されるレースは基本6時間以上の耐久レース とする。
ドライバーの格付け
出場するドライバーはWEC以外も含めたレースでの経験や実績に基づきFIAにより「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」という4段階のステータスに分類される[ 28] 。また、各カテゴリーにはドライバーのステータスに応じて以下の参戦条件が設定される。
最下級であるブロンズのドライバーは、ハイパーカーに出場できない。
LMP2のマシンでは、ドライバー編成(2名ないし3名)に最低1名はシルバーもしくはブロンズのドライバーを入れる。
LMGT3のマシンでは、ドライバー編成(2名ないし3名)にブロンズとシルバーのドライバーを最低1名ずつ起用する[ 29] 。
チャンピオンシップ
WECでは以下のチャンピオンシップが設定される。(2024年時点[ 30] )
ドライバーズチャンピオンシップ、またはドライバーズトロフィー
対象 - 各クラスの参戦ドライバー(ハイパーカークラスは世界選手権)
マニュファクチャラーズチャンピオンシップ(世界選手権)
「ル・マン」プロトタイプ / LMH / ハイパーカー部門 - LMP、LMH、LMDhを開発する自動車メーカー(2012年 - 2017年、2022年 - )。最大2台の車両をエントリー可能。
クラスチャンピオンシップ
FIA ワールドカップ・ハイパーカーチーム - ハイパーカークラスで2台を超えてエントリーしたメーカーのカスタマーチーム。2024年現在はハーツ・チーム・ジョタ の2台とプロトン・コンペティション (前述の3台はポルシェ)、AFコルセ (フェラーリ)の計4台が対象となる。
LMGT3トロフィー - LMGT3クラスに参戦するチーム
以前存在したチャンピオンシップ
LMP1、LMH・チームチャンピオンシップ - LMP1、LMHクラスで参戦するチーム(2018年 - 2021年)[ 31]
LMP1・プライベータートロフィー - LMP1クラスのプライベーターチーム(2017年をもって廃止)[ 32]
LMGTE Proトロフィー - LMGTE Proクラスで参戦するチーム(2017年をもって廃止)[ 32]
2014年シーズンに、LMP1 カテゴリーはハイブリッドカーを対象とするLMP1-Hクラスと非ハイブリッドカーのLMP1-Lクラスに分割されたが[ 33] 、2015年シーズンに選手権としてのLMP1カテゴリーは単独のLMP1クラスに統合され、わずか1年でLMP1カテゴリーの分割状態は終了した。ただし、ハイブリッドカーと非ハイブリッドカーに分けて車両規定を別々に規制する制度は残った。旧LMP1-Hクラスは「LMP1 Hybrid」に、旧LMP1-Lクラスは「LMP1 non Hybrid」に改称されて、「LMP1 Hybrid」車両に対してはERSの使用を認める替わりに車両最低車重が「LMP1 non Hybrid」車両より重く設定される等の同一LMP1カテゴリーで別個の規定が課せられる[ 34] 。なお、非ハイブリッドカーのLMP1プライベーターに関しては、本来のLMP1カテゴリーの選手権と別のLMP1プライベーター・トロフィが懸けられていた[ 35] [ 36] 。
「ル・マン」耐久グランドツーリングカー部門 - LMGTEを開発する自動車メーカー(2017年から世界選手権に昇格)[ 37]
LMP2 Pro/Amトロフィー - LMP2クラスに参戦するチームで、ブロンズドライバーを起用しているチーム(2022年をもって廃止)
LMP2トロフィー - LMP2クラスに参戦するチーム(2023年をもって廃止)
LMGTE Amトロフィー - LMGTE Amクラスに参戦するチーム(2023年をもって廃止)
ポイントシステム
マニュファクチャラーズポイントは、各マニュファクチャラーの最上位のマシンに付与される。2012年のみ全8戦中6戦の有効ポイント制 を採用した[ 38] (ル・マン24時間レース を必ず含む)。2021年まで各レース1位から10位のマシンにポイントが与えられ、11位以下で完走したマシンには10位の半分のポイントが与えられたが、2022年から10位以内のマシンのみに与えられることとなった[ 39] 。ただし、ル・マン24時間レースは獲得ポイントが2倍(2018年、2019年は1.5倍)、2019年より追加されたセブリング 1000マイルレースは獲得ポイントが1.5倍になる。また2019 - 2020年シーズンより追加された8時間レースと2024年シーズンに組み込まれたカタール1812kmレース(10時間レース)においてもセブリング同様の扱いとなる。
イベント
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
PP
6時間レース
25
18
15
12
10
8
6
4
2
1
1
8時間 / 1000マイル / 10時間レース / 1812km
38
27
23
18
15
12
9
6
3
2
1
ル・マン24時間レース
50
36
30
24
20
16
12
8
4
2
1
歴代チャンピオン
主なシリーズ参戦ドライバー
LMP1 / LMH / ハイパーカー
ドライバー
参戦年
主な成績
F1参戦歴
デビッド・ブラバム
2012
2012年10位
1990, 1994(ブラバム 、シムテック )
ジャン=クリストフ・ブイヨン
2012
2012年28位
1995(ザウバー )
ジャック・ヴィルヌーヴ
2023
2023年18位
1996-2006(ウィリアムズ 、BAR 、ルノー 、ザウバー、BMWザウバー )
アレクサンダー・ヴルツ
2012-2015
2012年3位、2013年4位、2014年5位、2015年6位
1997-2000, 2005, 2007(ベネトン 、マクラーレン 、ウィリアムズ)
マルク・ジェネ
2012-2014
2012年11位、2013年9位、2014年12位
1999-2000, 2003-2004(ミナルディ 、ウィリアムズ)
ステファン・サラザン
2012-2019
2012年15位、2013年3位、2014年5位、2015年6位、2016年3位、2017年17位、2018-19年14位
1999(ミナルディ)
ジェンソン・バトン
2018, 2024-
2018-19年15位、2024年19位
2000-2017(ウィリアムズ、ベネトン、ルノー、BAR、ホンダ 、ブラウン 、マクラーレン)
ニック・ハイドフェルド
2012-2016
2012年14位、2013年8位、2014年10位、2015年NC、2016年14位
2000-2011(プロスト 、ザウバー、ジョーダン 、ウィリアムズ、BMWザウバー、ルノー)
フェルナンド・アロンソ
2018-2019
2018-19年チャンピオン
2001, 2003-2018, 2021-(ミナルディ、ルノー、マクラーレン、フェラーリ 、アルピーヌ 、アストンマーティン )
佐藤琢磨
2012
2012年NC
2002-2008(ジョーダン、BAR、スーパーアグリ )
マーク・ウェバー
2014-2016
2014年9位、2015年チャンピオン、2016年4位
2002-2013(ミナルディ、ジャガー 、ウィリアムズ、レッドブル )
アラン・マクニッシュ
2012-2013
2012年2位、2013年チャンピオン
2002(トヨタ )
アンソニー・デビッドソン
2012-2017
2012年NC、2013年3位、2014年チャンピオン、2015年5位、2016年8位、2017年3位
2002, 2005, 2007-2008(ミナルディ、BAR、スーパーアグリ)
クリスチャン・クリエン
2015
2015年NC
2004-2006, 2010(ジャガー、レッドブル、HRT )
ジャンマリア・ブルーニ
2023
2023年20位
2004(ミナルディ)
ティアゴ・モンテイロ
2015
2015年NC
2005-2006(ジョーダン、ミッドランド )
ヴィタントニオ・リウッツィ
2015
2015年NC
2005-2007, 2009-2011(レッドブル、トロ・ロッソ 、フォース・インディア 、HRT)
フランク・モンタニー
2012
2012年NC
2006(スーパーアグリ)
ロバート・クビサ
2024-
2024年9位
2006-2010, 2019, 2021(BMWザウバー、ルノー、ウィリアムズ、アルファロメオ )
中嶋一貴
2012-2021
2012年13位、2013年12位、2014年8位、2015年7位、2016年8位、2017年2位、2018-19年チャンピオン、2019-20年 2位、2021年2位
2007-2009(ウィリアムズ)
ネルソン・ピケJr.
2016
2016年15位
2008-2009(ルノー)
セバスチャン・ボーデ
2012, 2024-
2012年NC、2024年25位
2008-2009(トロ・ロッソ)
セバスチャン・ブエミ
2012-
2012年NC、2013年3位、2014年チャンピオン、2015年5位、2016年8位、2017年2位、2018年-19年チャンピオン、2019-20年2位、2021年2位、2022年チャンピオン、2023年チャンピオン、2024年4位
2009-2011(トロ・ロッソ)
ロマン・グロージャン
2024-
2024年NC
2009, 2012-2020(ルノー、ロータス 、ハース )
小林可夢偉
2016-
2016年3位、2017年5位、2018-19年2位、2019-20年チャンピオン、2021年チャンピオン、2022年3位、2023年2位、2024年3位
2009-2012, 2014(トヨタ、ザウバー、ケータハム )
ニコ・ヒュルケンベルグ
2015
2015年9位
2010, 2012-2020, 2022-(ウィリアムズ、フォース・インディア、ザウバー、ルノー、レーシング・ポイント 、アストンマーティン、ハース)
ヴィタリー・ペトロフ
2018-2019
2018-19年4位
2010-2012(ルノー、ケータハム)
カルン・チャンドック
2012
2012年10位
2010-2011(HRT、ロータス )
ブルーノ・セナ
2018-2020
2018-19年7位、2019-20年3位
2010-2012(HRT、ルノー、ウィリアムズ)
ポール・ディ・レスタ
2022-
2022年10位、2023年8位、2024年28位
2011-2013, 2017(フォース・インディア、ウィリアムズ)
ルーカス・ディ・グラッシ
2012-2016
2012年22位、2013年9位、2014年4位、2015年4位、2016年2位
2010(ヴァージン )
ジャン=エリック・ベルニュ
2022-
2022年10位、2023年8位、2024年13位
2012-2014(トロ・ロッソ)
エステバン・グティエレス
2023
2023年NC
2013-2014, 2016(ザウバー、ハース)
マックス・チルトン
2015
2015年NC
2013-2014(マルシャ )
ダニール・クビアト
2024-
2024年31位
2014-2017, 2019-2020(トロ・ロッソ、レッドブル、アルファタウリ )
アンドレ・ロッテラー
2012-2019, 2023-2024
2012年チャンピオン、2013年2位、2014年2位、2015年2位、2016年5位、2017年4位、2018-19年5位、2023年6位、2024年チャンピオン
2014(ケータハム)
ウィル・スティーブンス
2023-
2023年9位、2024年7位
2014-2015(ケータハム、マルシャ)
フェリペ・ナスル
2023-
2023年NC、2024年NC
2015-2016(ザウバー)
ストフェル・バンドーン
2019, 2023-
2018-19年11位、2023年15位、2024年29位
2016-2018(マクラーレン)
アントニオ・ジョヴィナッツィ
2023-
2023年4位、2024年8位
2017, 2019-2021(ザウバー、アルファロメオ)
ブレンドン・ハートレイ
2014-2017, 2019-
2014年9位、2015年チャンピオン、2016年4位、2017年チャンピオン、2018-19年18位、2019-20年2位、2021年2位、2022年チャンピオン、2023年チャンピオン、2024年4位
2017-2018(トロ・ロッソ)
セルゲイ・シロトキン
2019
2018-19年23位
2018(ウィリアムズ)
ミック・シューマッハ
2024-
2024年22位
2021-2022(ハース)
ジャック・エイトケン
2023-
2023年NC、2024年NC
2020(ウィリアムズ)
ニック・デ・フリース
2024-
2024年3位
2022-2023(ウィリアムズ、アルファタウリ)
LMP2
ドライバー
参戦年
主な成績
F1参戦歴
ヤン・ラマース
2017-2019
2017年NC、2018-19年 14位
1979-1982, 1992(シャドウ 、ATS 、エンサイン 、セオドール 、マーチ )
ステファン・ヨハンソン
2012
2012年NC
1980, 1983-1991(シャドウ、スピリット 、ティレル 、トールマン 、フェラーリ、マクラーレン、リジェ 、オニクス 、AGS 、フットワーク )
マーティン・ブランドル
2012
2012年NC
1984-1989, 1991-1996(ティレル、ザクスピード 、ウィリアムズ、ブラバム、ベネトン、リジェ、マクラーレン、ジョーダン)
デビッド・ブラバム
2015
2015年NC
1990, 1994(ブラバム、シムテック)
ルーベンス・バリチェロ
2017
2017年NC
1993-2011(ジョーダン、スチュワート 、フェラーリ、ホンダ 、ブラウン 、ウィリアムズ)
ミカ・サロ
2014
2014年NC
1994-2000, 2002(ロータス 、ティレル、アロウズ 、BAR、フェラーリ、ザウバー、トヨタ)
ジャン=デニ・デレトラズ
2012
2012年NC
1994-1995(ラルース 、パシフィック )
ヤン・マグヌッセン
2021, 2023
2021年26位、2023年NC
1995, 1997-1998(マクラーレン、スチュワート)
中野信治
2012-2013, 2016
2012年NC、2013年NC、2016年NC
1997-1998(プロスト、ミナルディ)
ステファン・サラザン
2012
2012年NC
1999(ミナルディ)
ファン・パブロ・モントーヤ
2018, 2021
2018-19年NC、2021年11位
2001-2006(ウィリアムズ、マクラーレン)
アンソニー・デビッドソン
2018-2021
2018-19年5位、2019-20年4位、2021年3位
2002, 2005, 2007-2008(ミナルディ、BAR、スーパーアグリ)
アントニオ・ピッツォニア
2013, 2016
2013年NC、2016年NC
2003-2005(ジャガー、ウィリアムズ)
クリスチャン・クリエン
2014
2014年NC
2004-2006, 2010(ジャガー、レッドブル、HRT)
クリスチャン・アルバース
2012
2012年NC
2005-2007(ミナルディ、ミッドランド、スパイカー )
ヴィタントニオ・リウッツィ
2012-2013
2012年NC、2013年NC
2005-2007, 2009-2011(レッドブル、トロ・ロッソ、フォース・インディア、HRT)
ロバート・クビサ
2021-2023
2021年NC、2022年5位、2023年チャンピオン
2006-2010, 2019, 2021(BMWザウバー、ルノー、ウィリアムズ、アルファロメオ)
ネルソン・ピケJr.
2017
2017年12位
2008-2009(ルノー)
セバスチャン・ボーデ
2022
2022年14位
2008-2009(トロ・ロッソ)
ヴィタリー・ペトロフ
2016-2017
2016年9位、2017年18位
2010-2012(ルノー、ケータハム)
カルン・チャンドック
2013-2015
2013年NC、2014年NC、2015年NC
2010-2011(HRT、ロータス)
ブルーノ・セナ
2016-2017
2016年2位、2017年チャンピオン
2010-2012(HRT、ルノー、ウィリアムズ)
パストール・マルドナド
2018-2019
2018-19年12位
2011-2015(ウィリアムズ、ロータス)
ポール・ディ・レスタ
2018-2022
2018-19年NC、2019-20年2位、2021年16位、2022年11位
2011-2013, 2017(フォース・インディア、ウィリアムズ)
ジャン=エリック・ベルニュ
2017-2018
2017年10位、2018-19年16位
2012-2014(トロ・ロッソ)
エステバン・グティエレス
2022
2022年15位
2013-2014, 2016(ザウバー、ハース)
ギド・ヴァン・デル・ガルデ
2016, 2018-2021, 2023
2016年NC、2018-19年7位、2019-20年6位、2021年9位、2023年14位
2013(ケータハム)
ダニール・クビアト
2023
2023年9位
2014-2017, 2019-2020(トロ・ロッソ、レッドブル、アルファタウリ)
ケビン・マグヌッセン
2021
2021年NC
2014-2020, 2022-(マクラーレン、ルノー、ハース)
ウィル・スティーブンス
2016, 2018-2022
2016年7位、2018-19年11位、2019-20年5位、2021年NC、2022年チャンピオン
2014-2015(ケータハム、マルシャ)
ロベルト・メリ
2016-2017, 2020-2021
2016年NC、2017年NC、2019-20年NC、2021年NC
2015(マルシャ)
フェリペ・ナスル
2018, 2021-2022
2018-19年NC、2021年NC、2022年10位
2015-2016(ザウバー)
アレクサンダー・ロッシ
2013
2013年NC
2015(マルシャ)
ストフェル・バンドーン
2021
2021年2位
2016-2018(マクラーレン)
アントニオ・ジョヴィナッツィ
2016
2016年34位
2017, 2019-2021(ザウバー、アルファロメオ)
ブレンドン・ハートレイ
2012-2013
2012年NC、2013年NC
2017- 2018(トロ・ロッソ)
セルゲイ・シロトキン
2017
2017年NC
2018(ウィリアムズ)
ピエトロ・フィッティパルディ
2018, 2021-2023
2018-19年NC、2021年NC、2022年NC、2023年6位
2020(ハース)
ジャック・エイトケン
2022
2022年NC
2020(ウィリアムズ)
ニック・デ・フリース
2018-2022
2018-19年9位、2019-20年10位、2021年19位、2022年NC
2022-2023(ウィリアムズ、アルファタウリ)
フランコ・コラピント
2021
2021年NC
2024-(ウィリアムズ)
LMGTE Pro
ドライバー
参戦年
主な成績
F1参戦歴
ペドロ・ラミー
2013
2013年11位
1993-1996(ロータス、ミナルディ)
オリビエ・ベレッタ
2012-2015
2012年NC、2013年NC、2014年NC、2015年NC
1994(ラルース)
ヤン・マグヌッセン
2012-2019
2012年NC、2013年NC、2014年NC、2015年NC、2016年NC、2017年NC、2018-19年NC
1995, 1997-1998(マクラーレン、スチュワート)
ジャンカルロ・フィジケラ
2012-2017
2012年チャンピオン、2013年2位、2014年NC、2015年NC、2016年NC、2017年NC
1996-2009(ミナルディ、ベネトン、ジョーダン、ザウバー、ルノー、フォース・インディア、フェラーリ)
ジャンマリア・ブルーニ
2012-2016, 2018-2022
2012年チャンピオン、2013年チャンピオン、2014年チャンピオン、2015年2位、2016年3位、2018-19年3位、2019-20年7位、2021年3位、2022年4位
2004(ミナルディ)
セバスチャン・ボーデ
2016, 2018-2019
2016年NC、2018-19年NC、2019-20年NC
2008-2009(トロ・ロッソ)
小林可夢偉
2013
2013年7位
2009-2012, 2014(トヨタ、ザウバー、ケータハム)
ブルーノ・セナ
2013-2014
2013年8位、2014年NC
2010-2012(HRT、ルノー、ウィリアムズ)
アントニオ・ジョヴィナッツィ
2018
2018-19年NC
2017, 2019-2021(ザウバー、アルファロメオ)
LMGTE Am
ドライバー
参戦年
主な成績
F1参戦歴
エマーソン・フィッティパルディ
2014
2014年NC
1970-1980(ロータス、マクラーレン、コパスカー 、フィッティパルディ )
ペドロ・ラミー
2012, 2014-2019
2012年NC、2014年2位、2015年3位、2016年3位、2017年チャンピオン、2018-19年8位
1993-1996(ロータス、ミナルディ)
オリビエ・ベレッタ
2017-2020
2017年12位、2018-19年9位、2019-20年15位
1994(ラルース)
ジャンカルロ・フィジケラ
2018-2022
2018-19年4位、2019-20年12位、2021年6位、2022年19位
1996-2009(ミナルディ、ジョーダン、ベネトン、ルノー、フォース・インディア、フェラーリ)
エンリケ・ベルノルディ
2012
2012年NC
2001-2002(アロウズ)
ブルーノ・セナ
2013
2013年NC
2010-2012(HRT、ルノー、ウィリアムズ)
ウィル・スティーブンス
2017
2017年NC
2014-2015(ケータハム、マルシャ)
レースカレンダー
本節には、直近のシーズンのみ掲載する。
日本開催
新生・世界耐久選手権(WEC)の1戦として、開催初年度の2012年から日本の富士スピードウェイ で富士6時間レース が開催された。富士での世界選手権は2008年のF1日本GP以来4年ぶり、耐久レースの世界選手権としては1988年のWEC-JAPAN 以来24年ぶりの開催となった。日本においてもSWC 時代の1992年鈴鹿1000km 以来20年ぶりの開催となった。
開催初年度は、F1日本GPの1週間後と言う日程、トップカテゴリーのLMP1に参加するワークスがアウディとトヨタのみ、WEC-JAPAN時代のようにメディアグループのバックアップが無いなど不安要素もあったが、両陣営の主力ドライバーが中嶋一貴 、アンドレ・ロッテラー 、ブノワ・トレルイエ など日本でもおなじみの顔ぶれだったこともあり主催者発表で32,000人の観衆とまずまずの成功を収めた。
予選でポールポジション をトヨタ・TS030 HYBRID の中嶋一貴 が獲得。日本人の世界選手権 でのポールポジション獲得は、1987年WEC-JAPANの和田孝夫 、1988年同じくWEC-JAPANの岡田秀樹 に次いで3人目となった。
決勝では、2位アウディ・R18 e-tron クアトロ に11秒の差を付けて優勝した。耐久レースの世界選手権で日本人が優勝するのは、1992年 モンツァ の小河等 以来の事である。
2013年はトヨタも2台体制で挑み、アウディとの対決が大いに期待されたが、決勝日は朝から悪天候でセーフティーカーランでスタート、結局3度の赤旗提示でレースらしいレースが行われないまま16周で成立、優勝は中嶋組のトヨタとなった。中嶋は大会2連覇となった。トヨタはシーズン初勝利となった。
2014年
第5戦として開催された富士6時間レースでは、ポールポジションのトヨタ8号車が1周目こそポルシェ・アウディ勢とトップを奪い合う激しいレースを展開したものの最終コーナーまでにトップを奪い返すと、その後は安定したレースを展開した[ 41] 。レース中ほぼトップを独走し、ポールツーウインを果たした。2位は中嶋一貴がドライブするトヨタ7号車で、優勝した8号車以外では唯一の同一周回車となった。トヨタ・TS040 HYBRIDは3位以下の全車を周回遅れにし、1-2フィニッシュを飾った。ポルシェ20号車が3位表彰台を獲得した。3位・4位にポルシェ、5位・6位にアウディが入っている。
2015年は、予選でポルシェ・919ハイブリッド の18号車が1分22秒763という驚異的なタイムでポールポジションを獲得した[ 42] 。決勝レースは雨中でのレースになった。セーフティカーの先導によりレースが開始され、セーフティカーに従う状態は40分間続いた。1位はポルシェ18号車に順位を譲られたポルシェ17号車が入り、2位は18号車、3位と4位にはアウディ勢、続く5位と6位にトヨタ勢の2台が入っている。
レース結果
脚注
^ FIA/ACO, FIA World Endurance Championship, 2020 Le Mans Prototype Hypercar Technical Regulations, Paris: Fédération Internationale de l'Automobile, 2019-12-04, p. 1
^ a b “WEC:2020/21年の新車両規定は”自由度”高し。さまざまタイプのハイパーカーをBoPで管理へ ”. as-web. 2019年6月14日 閲覧。
^ a b IMSA&WEC:“LMDh”規則の詳細発表。ハイブリッドシステム供給メーカーも明らかに - オートスポーツ・2020年9月19日
^ “ル・マン・ハイパーカーとLMDhの“コンバージェンス”詳細が発表。4つの技術エリアで性能均衡を図る ”. autosport web. 2021年7月10日 閲覧。
^ “LMP2クラスの廃止が正式決定。2024年のWECはハイパーカーとLMGT3の2クラスで構成 ”. autosport web. 2023年6月9日 閲覧。
^ “フォード、IMSA&WECでのGTワークス活動を終了。今後はカスタマーチームのサポートを実施 ”. auto sport web (2019年4月19日). 2019年8月10日 閲覧。
^ “BMW、6月のル・マン24時間を最後にWECでのワークス活動終了を発表。IMSAには継続参戦 ”. auto sport web (2019年5月22日). 2019年8月10日 閲覧。
^ “LMGTEプロは2022年での終了が決定。2024年以降のWEC/ル・マンはGT3プロアマを新設へ | ル・マン/WEC | autosport web ”. AUTO SPORT web (2022年6月10日). 2023年9月22日 閲覧。
^ “GTE規定は2023年で終了。GT3ベースの新カテゴリーが2024年ル・マン/WECに誕生へ ”. autosport web. 2021年8月20日 閲覧。
^ プジョー9X8のフロントバルクヘッド&リヤから覗くプルロッド【WEC富士テクニカルウォッチ2】 - オートスポーツ・2022年9月10日
^ a b ハイパーカーのホモロゲーションサイクルが2029年まで延長。水素クラス導入は2028年へ4度目の延期 - オートスポーツ・2024年6月14日
^ “WEC:ル・マン・ハイパーカーの出力が約115馬力削減。LMDhとの調整図る ”. autosport web. 2020年5月12日 閲覧。
^ “トヨタGR010ハイブリッドに新たな“足枷”。BoP変更でモーター使用は『190km/h以上』に/WEC第1戦セブリング ”. autosport web. 2022年3月9日 閲覧。
^ LE MANS HYPERCAR EXPLAINED - FIA・2021年2月5日
^ a b 2023年WEC技術規則_LMハイパーカー_日本語版 - JAF
^ “トヨタ、2023年のGR010ハイブリッドに“エボ・ジョーカー”を投入へ。完全な新車の導入は否定 | ル・マン/WEC ”. autosport web (2022年11月9日). 2024年11月30日 閲覧。
^ “アップデート版『9X8』は第2戦から登場か。プジョー、WECイモラでのデビューを目指す | ル・マン/WEC ”. autosport web (2024年2月1日). 2024年11月30日 閲覧。
^ a b “ル・マン・ハイパーカーとのギャップ拡大のため、LMP2に追加のスピード抑制/WEC ”. autosport web. 2021年4月2日 閲覧。
^ “17年からのLMP2エンジンはギブソンのワンメイクに ”. オートスポーツ (2015年9月15日). 2016年3月3日時点のオリジナル よりアーカイブ。2016年2月22日 閲覧。
^ “GK428 ”. ギブソンテクノロジー. 2021年12月19日 閲覧。
^ “17年からのLMP2マニュファクチャラー4社が決定 ”. オートスポーツ (2015年7月10日). 2016年3月3日時点のオリジナル よりアーカイブ。2016年2月22日 閲覧。
^ “ランボルギーニのLMDh参入発表が保留との噂/新BoP、早速変更の可能性etc.【WECプロローグ・初日Topics】 ”. autosport web. 2022年3月13日 閲覧。
^ “WECからLMP2が消滅か、FIAとACOが2024年廃止の可能性を示唆。新規定は2026年に先送り ”. autosport. 2022年12月8日 閲覧。
^ “WEC:2021年から予選方式を変更。LMP2ではブロンズ向け「プロ/アマトロフィー」を新設 ”. autosport web. 2020年12月7日 閲覧。
^ LMP2新レギュレーション、3度目の導入延期。2027年末まで現行規定を維持へ - オートスポーツ・2024年6月15日
^ GT3に広がるトルクセンサー導入の波。カスタマー主体のカテゴリーではさらなる価格高騰に懸念 - オートスポーツ・2024年3月14日
^ “WEC:さらなる均一化のため“人間性”を排除。LM-GTEプロの新BoPシステム概要発表” . AUTOSPORT web . (2017年4月5日). http://www.as-web.jp/sports-car/105338?all 2017年11月1日 閲覧。
^ “鈴鹿10時間前に知っておきたい、FIAドライバーカテゴライズシステム | ル・マン/WEC | autosport web ”. AUTO SPORT web (2018年8月16日). 2023年12月20日 閲覧。
^ “レクサス、WECとル・マン24時間レースに参戦へ! フランスの強豪ASPとタッグ、RC F GT3の2台体制 ”. jp.motorsport.com (2023年10月24日). 2023年12月20日 閲覧。
^ “ABOUT WEC ”. toyotagazooracing.com. 2023年5月1日 閲覧。
^ Dagys, John (15 November 2017). “WEC Set for LMP1 World Teams' Title in 2018/19 ”. Sportscar365 . John Dagys Media. 13 November 2021時点のオリジナルよりアーカイブ 。8 July 2022 閲覧。
^ a b Goodwin, Graham (19 December 2017). “Key Changes To The 2018 FIA WEC Regulations Outlined ”. DailySportsCar. 8 July 2022時点のオリジナルよりアーカイブ 。8 July 2022 閲覧。
^ Dagys, John (7 October 2013). “FIA Confirms Changes to LMP1 Rules ”. Sportscar365 . John Dagys Media. 17 April 2021時点のオリジナルよりアーカイブ 。9 July 2022 閲覧。
^ “2015 Regulations ”. FIA 世界耐久選手権. 2015年12月4日時点のオリジナル よりアーカイブ。2015年12月19日 閲覧。
^ Goodwin, Graham (1 March 2014). “FIA WEC Regulation Changes Confirmed ”. DailySportsCar. 13 April 2015時点のオリジナルよりアーカイブ 。9 July 2022 閲覧。
^ Dagys, John (20 December 2014). “2015 FIA WEC Sporting Regulations Released ”. Sportscar365 . John Dagys Media. 19 June 2021時点のオリジナルよりアーカイブ 。9 July 2022 閲覧。
^ “WEC GTE class upgraded to world championship status ”. motorsport.com. 2016 年 12 月 1 日閲覧。
^ WEC、トヨタを考慮し2012年のポイント制を変更 アーカイブ 2016年3月4日 - ウェイバックマシン (2012年2月16日掲載)
^ “2022 FIA World Endurance Championship: Sporting Regulations ”. 国際自動車連盟 . pp. 76 (15 December 2021). 15 March 2022時点のオリジナルよりアーカイブ 。7 July 2022 閲覧。
^ フェラーリはイタリアを代表する自動車メーカーだが、FIA世界耐久選手権の公式ホームページの記載 アーカイブ 2013年11月22日 - ウェイバックマシン (2013年12月2日閲覧)に則り、国籍をアメリカ合衆国とした。
^ “【FIA WEC 6 Hours of FUJI】トヨタ、地元の富士スピードウェイで1-2フィニッシュで同レース3連覇を達成 ”. CAR Watch (2014年10月12日). 2014年10月14日時点のオリジナル よりアーカイブ。2014年10月13日 閲覧。
^ “WEC 2015 第6戦 富士6時間レース アウディが肉薄するもポルシェが4連勝を達成 ”. オートプルーブ . Yahoo (2015年10月15日). 2016年4月7日時点のオリジナル よりアーカイブ。2016年3月28日 閲覧。
関連項目
外部リンク