アラン・マクニッシュ(Allan McNish 、1969年12月29日 - )は、スコットランド出身のレーシング・ドライバー。
元F1ドライバーでトヨタF1のみの参戦だったが、マクラーレンやベネトン、ルノーなど多くのチームで長くテストドライバーを務めた。またル・マン24時間レースでは、1998年にポルシェ、2008年・2013年にアウディで制するなど、スポーツカーレースで活躍した。
モータースポーツでの経歴は32年に及び、2019年には2013年のFIA 世界耐久選手権(WEC)王者、ル・マン制覇の資格でFIA殿堂入りした。
F1
- 1989年-1992年 - マクラーレンのテストドライバー
- 1993年 - ベネトンのテストドライバー
- 1994年 - ローラのテストドライバー
- 1996年 - ベネトンのテストドライバー
- 2001年 - トヨタのテストドライバー
- 2002年 - トヨタF1からオーストラリアGPにてデビュー。予選16位からスタートするが、1周目の多重クラッシュに巻き込まれリタイア。続くマレーシアGPで予選18位から7位に入る走りを見せた。初めての完走であり、これがF1キャリアで最高順位となった。日本GP は予選を走っている際に130Rでクラッシュ。ウォームアップ走行はしたが、FIAのメディカルチームから出走の許可が出なかった。これがF1キャリア最後のレースとなった。
- 2003年 - ルノーのテストドライバー
ル・マン24時間レース
1997年-2000年、2004年-2008年に参戦している。
- 1997年 - ポルシェにて参戦し、リタイア
- 1998年 - ポルシェにて参戦し、総合優勝
- 1999年 - トヨタにて参戦し、リタイア
- 2000年 - アウディのワークスドライバーの一員となりポールポジションを獲得。この年のアメリカンルマンシリーズで初勝利。総合2位
- 2004年 - アウディにて参戦し、総合5位
- 2005年 - ADTチャンピオン レーシングにて参戦し、総合3位
- 2006年 - アウディにて参戦し、総合3位
- 2007年 - アウディにて参戦し、リタイア
- 2008年 - アウディスポーツ・ノースアメリカにて参戦し、ルマン24時間耐久レースで初優勝を果たす。総合優勝
- 2013年 - アウディスポーツ・チーム・ヨーストにて参戦し、R18 e-トロン・クワトロに乗り、ルマン24時間をはじめ、WECで3度勝利。初のWECタイトルを手にしている。総合優勝
- 同年 - WECワークスドライバーを引退へ[1]。
レース戦績
フォーミュラ
イギリス・フォーミュラ3選手権
国際F3000選手権
F1
(key)
- † : リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。
グランドツーリング
FIA GT選手権
スポーツカー
アメリカン・ル・マン・シリーズ
ル・マン・シリーズ
インターコンチネンタル・ル・マン・カップ
FIA 世界耐久選手権
ル・マン24時間レース
デイトナ24時間レース
セブリング12時間レース
ドイツツーリングカー選手権
(key)
脚注
外部リンク
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