日本の信号場一覧は、日本に現在存在するまたはかつて存在していた信号場の一覧である。
類型
信号場が設置される類型としては、主に次のものがあげられるが、複数の類型が複合しているもの、スイッチバック構造となっているものも存在する。
- 線路の分岐点に設けられるもの。
- 単線区間において、列車の行違い(交換)のために設けられるもの。列車追い抜き機能を持つ場合もある。
- 単線区間と複線区間、および複線区間と複々線区間(三線区間などを含む)の接点に設けられるもの。
- 複線区間において、列車の追い抜きのために設けられるもの。
- 単線区間であり単線自動閉塞方式以外の閉塞方式の場合において、閉塞の境界をつくるために設けられるもの。
- 複線区間において信号場内のみ単線になっているもの。
- 列車留置並びに列車折り返しのため。
- その他
現存する日本の信号場一覧
ウィキメディア・コモンズには、
日本の信号場に関連するカテゴリがあります。
- 休止中の信号場を含む。
- 2社にまたがる場合、所属する社の項に記載した。
- 所在する駅間に複数の信号場がある場合、起点方から順に記載した。
JR
北海道旅客鉄道
東日本旅客鉄道
東海旅客鉄道
西日本旅客鉄道
四国旅客鉄道
九州旅客鉄道
民鉄・第三セクター
道南いさりび鉄道
関東鉄道
- 南水海道信号所:常総線 小絹 - 水海道間(類型1:水海道車両基地への分岐、および乗務員交代のため)
上信電鉄
東武鉄道
京成電鉄
京葉臨海鉄道
西武鉄道
小田急電鉄
相模鉄道
- 相模国分信号所:本線・厚木線 かしわ台 - 海老名・厚木間(類型1:厚木線は旧貨物線。厚木駅脇の電留線へと分岐)
京浜急行電鉄
東京臨海高速鉄道
江ノ島電鉄
小田急箱根
北越急行
富山地方鉄道
- 支線接続点:富山軌道線支線 電鉄富山駅・エスタ前 - 新富町間(類型1:富山駅南北接続線が分岐)
- 永楽町信号所:富山港線 インテック本社前 – 奥田中学校前 (類型3)
豊橋鉄道
名古屋鉄道
名古屋臨海高速鉄道
養老鉄道
三岐鉄道
近畿日本鉄道
京阪電気鉄道
南海電気鉄道
- 千代田信号所:高野線 千代田 - 河内長野間(類型1:千代田検車区・千代田工場への入出庫線が分岐)
- 小原田信号所:高野線 御幸辻 - 橋本間(類型1:小原田検車区への入出庫線が分岐)
- 梶取信号所:加太線 紀ノ川 - 東松江間(類型2)
阪急電鉄
阪神電気鉄道
神戸電鉄
智頭急行
阿佐海岸鉄道
とさでん交通
西日本鉄道
甘木鉄道
肥薩おれんじ鉄道
公営鉄道
公営鉄道には信号場は現存していない。
過去に存在した信号場一覧
JRグループの項目ではJR化以後に廃止された信号場について記述する。
北海道旅客鉄道
東日本旅客鉄道
東海旅客鉄道
西日本旅客鉄道
- 五位堂信号場→JR五位堂駅:和歌山線(類型2)
- 布原信号場→布原駅:伯備線(類型2)
- 蛇草信号場:片町線(貨物支線、現おおさか東線) 放出 - 久宝寺・平野間(現在のJR長瀬駅 類型1)
- 俊徳道信号場:片町線(貨物支線、現おおさか東線) 放出 - 久宝寺・平野間(現在のJR俊徳道駅付近にありおおさか東線建設中に暫定的に設置 類型1)2008年3月廃止
- 竜華信号場:関西本線・片町線(貨物支線) 久宝寺・放出 - 杉本町間(類型1)
- 境川信号場:大阪環状線 弁天町 - 大正間(類型7:2006年3月31日まで類型1=貨物支線を分岐していた)2007年5月20日廃止
- 松ヶ瀬信号場:美祢線 湯ノ峠 - 厚保間(類型2)1997年3月22日廃止
- 百済第一信号場:関西本線 平野 - 加美間(類型1:おおさか東線への連絡線を分岐)。2008年3月15日に下記の正覚寺信号場(2代)を再び復活させたものであるが2010年10月29日に三たび廃止。
- 相谷信号場:山陰本線 竹野 - 佐津間(類型2)2012年12月8日廃止
- 吹田信号場→吹田貨物ターミナル駅:東海道本線 千里丘 - 大阪貨物ターミナル間(類型1)
- 東灘信号場→摩耶駅:東海道本線 六甲道 - 灘間(類型1・4→類型4)
- 中在家信号場:関西本線 加太 - 柘植間(類型2→類型5)2019年11月16日廃止
- 梅田信号場→大阪駅:東海道本線(梅田貨物線) 新大阪 - 福島間(類型2・7:2019年よりおおさか東線の一部列車を折り返すことを開始したため、類型7の役割も担うようになったが、2023年2月13日廃止)
四国旅客鉄道
無し
九州旅客鉄道
日本貨物鉄道
日本国有鉄道
国鉄時代に廃止した信号場のみ記述する。
JR北海道エリア
(仮)は仮乗降場としての営業も確認
JR東日本エリア
(仮)は仮乗降場としての営業も確認
- 目黒川信号場:東海道本線・山手貨物線 品川 - 旧蛇窪信号場・大崎間(類型1:1965年より大崎駅構内の扱い)
- 蛇窪信号場:東海道本線・山手貨物線 旧目黒川信号場・大崎 - 西大井間(類型1:上記の目黒川信号場とデルタ線を形成:1965年より大崎駅構内の扱い)
- 丸子信号場:東海道本線 蛇窪信号場(当時、西大井駅は未開業) - 新鶴見操車場(当時、武蔵小杉駅は未開業)間(類型1:専用線を分岐)
- 富士見信号場(仮):中央本線支線(下河原線) 国分寺 - 下河原間(類型2)→国分寺駅構内扱い→北府中信号場→北府中駅(現在の所属は武蔵野線 府中本町 - 西国分寺間)
- 片倉信号場:横浜線 八王子-相原間(類型2)→片倉駅
- 田島信号場:武蔵野線 西浦和・別所信号場 - 南浦和間(類型1)→武蔵浦和駅
- 都賀信号場 (仮) : 総武本線 千葉 - 四街道間 (類型2) →都賀駅
- 物井信号場 : 総武本線 四街道 - 佐倉間 (類型2) →物井駅
- 本佐倉信号場 : 総武本線 佐倉 - 酒々井間(類型3)
- 並木信号場 : 総武本線 酒々井 - 成田間(類型3)
- 都川信号場:京葉線 (類型1 : 現・千葉みなと- 蘇我間、千葉貨物ターミナル駅開業時に川崎製鉄専用線との接続点に設置)
- 東塩尻信号場(仮):中央本線 小野 - 塩尻間(類型2)
- 高久信号場(仮):東北本線 黒磯 - 黒田原間(類型不明)→高久駅
- 衣川信号場:東北本線 平泉 - 前沢間(類型不明)
- 中目信号場:東北本線 越河 - 白石間(類型2)→東北新幹線白石蔵王駅の保守基地
- 青山信号場:東北本線(現・いわて銀河鉄道線) 盛岡 - 厨川間(類型2)現在の青山駅と同位置
- 長根信号場:東北本線(現・いわて銀河鉄道線) 厨川 - 滝沢間(類型2)
- 西岳信号場:東北本線(現・いわて銀河鉄道線) 奥中山 - 小繋間(類型2)
- 滝見信号場:東北本線(現・いわて銀河鉄道線) 小繋 - 小鳥谷間(類型2)
- 鳥越信号場:東北本線(現・いわて銀河鉄道線) 一戸 - 北福岡間(類型2)
- 井野信号場:両毛線 高崎 - 新前橋間(類型1)→井野駅
- 加茂宮信号場:高崎線 大宮 - 上尾間(類型2) 1957年廃止(現在の宮原駅の位置。宮原駅は翌1958年開設のため同駅は加茂宮信号場の履歴を引き継いでいない)
- 北湯檜曽信号場:上越線 湯檜曽 - 土合間(類型2)←旧湯檜曽駅
- 茂倉信号場:上越線 土合 - 土樽間(類型2)
- 大荒沢信号場:北上線 和賀仙人 - 陸中大石間(類型2)ダム建設によるルート変更のため、旧線上に存在した大荒沢駅を移設・降格
- 七座信号場:奥羽本線 二ツ井 - 前山間 (類型2)1971年8月5日廃止
- 白川信号場:米坂線・長井線(現・山形鉄道フラワー長井線) 今泉 - 萩生・時庭間(類型1:1984年より今泉駅構内の扱い)
- 南余目信号場:羽越本線 藤島 - 余目間(類型2)
- 矢引信号場:羽越本線 三瀬 - 羽前水沢間(類型2)
- 北八戸信号場:八戸線・青森県営専用線(現・八戸臨海鉄道線 八戸貨物 - 長苗代・北沼間(類型1・青森県営専用線(後の八戸臨海鉄道)の分岐点として。
JR東海エリア
JR西日本エリア
- 田刈屋信号場 : 北陸本線 富山 - 呉羽間(類型1:高山本線分岐点〉
- 鳩原信号場:北陸本線 新疋田 - 敦賀間(類型1:柳ヶ瀬線(廃止)を分岐)
- 安楽寺信号場:北陸本線 倶利伽羅 - 石動間(類型2) 1962年8月1日(類型3)に変更、 1962年9月15日廃止
- 木浦信号場:北陸本線 浦本 - 能生間(類型2) 1969年9月29日新線切替に伴い廃止
- 百川信号場:北陸本線 能生 - 筒石間(類型2) 1969年9月29日新線切替に伴い廃止
- 西名立信号場:北陸本線 筒石 - 名立間(類型2) 1969年9月29日新線切替に伴い廃止
- 都島信号場:片町線(貨物支線) 吹田操車場(現・吹田信号場) - 巽信号場間(類型2)
- 巽信号場:片町線(貨物支線) 都島信号場 - 鴫野間(類型1:淀川駅への分岐のため)
- 淀川信号場:片町線(貨物支線) 淀川電車区(初代) - 吹田操車場(現・吹田信号場)・鴫野間(類型1:車庫への入出庫線が分岐)
- 正覚寺信号場(初代、2代):関西本線・片町線(貨物支線。現・おおさか東線) 平野 - 加美間(類型1:2代は1961年に平野駅に併合され同駅構内扱いとなった)
- 猫間信号場:城東線(現・大阪環状線) 京橋(当時、大阪城公園駅は未開業) - 森ノ宮間(類型3:貨物用の別線が分岐)、1961年4月20日廃止。現在の大阪城公園駅付近の南方に設置。
- 中野町信号場:城東線(現・大阪環状線) 桜ノ宮 - 京橋間(類型1:貨物支線を分岐)
- 上瀬野信号所:山陽本線 瀬野 - 八本松間(類型4・スイッチバック:閉塞区間分割ならびに勾配における重量貨物列車の待避のため)
- 郷原信号所:山陽本線 本郷 - 河内間(類型4・スイッチバック:閉塞区間分割ならびに勾配における重量貨物列車の待避のため)
JR四国エリア
- 三秋信号場:予讃本線(現・予讃線) 向井原 - 高野川間(類型2)
- 大王信号場:土讃本線(現・土讃線)大杉 - 土佐北川間(類型2:新線切替に伴い廃止)
- 笹場信号場:土讃本線(現・土讃線) 土佐久礼 - 影野間(類型2:スイッチバック)
JR九州エリア
JR貨物エリア
民鉄・第三セクター
鹿島鉄道
筑波鉄道
- 真鍋信号所:土浦 - 新土浦間 (類型1 : 真鍋機関区への入出庫のため。関東鉄道での変遷は一般駅→貨物駅→信号所)
東武鉄道
- 中千住信号所:伊勢崎線 牛田 - 北千住間(類型1:千住線との分岐点で、後の千住分岐点(現 廃止))
- 新鎌ヶ谷信号所→新鎌ヶ谷駅:野田線(類型3)
- ききょう原信号所:東上線 鶴瀬 - 上福岡間(類型3)
- みずほ台信号所→みずほ台駅:東上線(類型2・3・7)
- 川角信号所:越生線 川角 - 武州長瀬間(類型2)
- 東小泉信号所→東小泉駅:小泉線(類型1:信号所時代は乗り換えの目的で乗降車を扱っており、仮乗降場的であった)
西武鉄道
京成電鉄
北総鉄道
- 新鎌ヶ谷信号所→新鎌ヶ谷駅:北総線(類型1・7:列車留置並びに新京成電鉄線への接続のため)
帝都高速度交通営団・東京地下鉄
東京急行電鉄
東京モノレール
江ノ島電鉄
- 藤が谷信号場:江ノ島電鉄線 柳小路 - 鵠沼暫定駅間(類型2:鵠沼駅新築工事時に暫定的に設置)
ドリーム開発
富山地方鉄道
岳南鉄道
遠州鉄道
名古屋鉄道
- 伊奈信号所→伊奈駅:愛電豊橋線 豊橋 - 国府間(類型1:小坂井線への分岐) 駅昇格時期不詳
- 知立信号所:名古屋本線 牛田 - 知立間(類型1:知立連絡線への分岐) 1984年(昭和59年)4月1日頃廃止
- 東枇杷島信号所:一宮線 枇杷島橋 - 東枇杷島間(類型1:笹島線への分岐) 1941年(昭和16年)8月12日廃止
- 木曽川信号場:名古屋本線 位置不明(類型?) 1949年(昭和24年)8月27日廃止
- 八幡口駅→八幡口信号場:豊川線 国府 - 八幡間(類型2) 1996年(平成8年)12月14日廃止
- 南桜井信号場→南桜井駅:西尾線 碧海桜井 - 米津間(類型3) 2008年(平成20年)6月29日駅昇格
- 伝馬町信号所:常滑線 神宮前 - 豊田本町間(類型1:常滑線旧跨線橋と神宮前駅(西駅)との分岐) 1965年(昭和40年)9月15日廃止
- 浮島信号所:常滑線 神宮前 - 豊田本町間(類型3:精進川橋梁架け替え工事中に設置) 1953年(昭和28年)12月26日廃止
- 分岐点:常滑線 道徳 - 大江間(類型1:山崎川貨物支線への分岐) 1946年(昭和21年)以前に廃止
- 長浦信号所:愛電常滑線 古見 - 長浦間(類型?) 1924年(大正13年)以前に廃止
- 蛇渕信号場:河和線 南成岩 - 上ゲ間(類型3:複線化工事中に設置) 1962年(昭和37年)3月11日廃止
- 春里信号場:広見線 西可児 - 可児川間(類型3:複線化工事中に設置) 1970年(昭和45年)3月6日廃止
- 古市場信号場:広見線 日本ライン今渡 - 新広見(現、新可児)間(類型3:複線化工事中に設置) 1969年(昭和44年)9月17日廃止
- 鶴田町信号所:各務原線 新岐阜 - 田神間(類型8:高山本線へ向かう専用線との平面交差部に設置) 1966年(昭和41年)10月6日廃止
- 牛山信号場→豊山駅:小牧線 春日井 - 牛山間(類型1:航空自衛隊小牧基地専用線への分岐) 1951年(昭和26年)2月18日駅昇格、1968年(昭和43年)10月1日廃止
- 豊山信号場:小牧線 春日井 - 牛山間(類型3) 2002年(平成14年)4月1日廃止
- 二子信号場:小牧線 味鋺 - 味美間(類型3:上飯田連絡線の建設工事中に暫定的に設置) 2003年(平成15年)3月27日廃止
- 招魂社前信号所:瀬戸線 堀川 - 本町間(類型6:本町橋のガントレット区間) 1976年(昭和51年)2月15日廃止
- (名称不明):瀬戸電気鉄道 久屋 - 東大手間(類型6:久屋橋のガントレット区間) 1939年(昭和14年)廃止
- 大手信号所:瀬戸線 大津町 - 東大手間(類型6:清水橋のガントレット区間) 1943年(昭和18年)10月以前に廃止
- 柳原信号所:瀬戸線 土居下 - 清水間(類型3) 1943年(昭和18年)10月以前に廃止
- 喜多山信号所→喜多山駅:瀬戸電気鉄道 小幡原 - 大森間(類型?) 1927年(昭和2年)7月1日駅昇格
信楽高原鐵道
近畿日本鉄道
- 三軒家信号場:大阪線 伊賀上津 - 西青山間(類型2)
- 垣内西信号場:大阪線 東青山 - 垣内東信号場間(類型2)
- 垣内東信号場:大阪線 垣内西信号場 - 榊原温泉口間(類型2:上記の垣内東信号場と一体)
- 亀谷信号場:大阪線 大三 - 伊勢石橋間(類型2)
- 高野信号場:大阪線 伊勢石橋 - 川合高岡間(類型2)
- 玉川信号場:奈良線 若江岩田 - 八戸ノ里間(類型1:玉川工場(現在廃止)を分岐)
- 三山木信号場→近鉄宮津駅:京都線(類型1:宮津車庫を分岐・同駅開業により同駅構内扱いに変更され廃止)
- 木曽川分岐信号場:名古屋線 近畿日本弥富(現・近鉄弥富) - 近畿日本長島(現・近鉄長島)間(類型3:複線区間の南端)
- 播磨川分岐信号場:名古屋線 近畿日本長島(現・近鉄長島)(当時、休止中の駅では揖斐川駅) - 桑名間(類型3:複線区間の南端)
- 逆川分岐信号場:名古屋線 白塚 - 高田本山間(類型3:複線区間の南端)
- 二重池信号場:名古屋線 津新町 - 久居間(当時、南が丘駅は未開業)(類型3:複線区間の北端)
- 雲出川分岐信号場:名古屋線 桃園 - 伊勢中川間(類型3:複線区間の南端)
- 四郷信号場:鳥羽線 朝熊 - 池の浦間(類型2)
- 浜田信号場:内部線(現・四日市あすなろう鉄道内部線) 近鉄四日市(現・あすなろう四日市) - 赤堀間(類型2)
京阪電気鉄道
阪急電鉄
- 高槻東信号所:京都線 上牧 - 高槻市間(類型7:列車留置並びに列車折り返しのため・高槻市駅高架工事時に暫定的に設置)
阪神電気鉄道
- 千船信号場:本線 千船 - 杭瀬間(類型4:高架工事中に暫定的に設置)
南海電気鉄道
高松琴平電気鉄道
- 花園信号所→花園駅:長尾線(類型2)
- 陶信号所:琴平線 畑田-陶間(類型2)
とさでん交通
- 八代信号所:伊野線 宇治団地前-八代通間(類型2)
公営鉄道
東京都交通局(都営地下鉄)
- 汐留信号所(初代)→新橋駅:浅草線(類型7:列車折り返しのため。東銀座駅が折り返し不可能な構造のため、同駅終着・始発列車の折り返し点として使用されていた)
- 汐留信号所(2代)→汐留駅:大江戸線(類型7:列車留置並びに列車折り返しのため)
名古屋市交通局(名古屋市電)
- 荒子信号所:下之一色線 小本 - 荒子間(類型2)
計画中の信号場
現在計画中の信号場はない。
なお、過去に計画されながら開設に至らなかった信号場は「未成駅#未成となった信号場」を参照。
信号場ではないが信号場に近似するもの
- 鹿島サッカースタジアム駅:JR東日本鹿島線・鹿島臨海鉄道大洗鹿島線・鹿島臨港線
- 臨時駅とも取れるが、通常は旅客扱いを行わず、(類型1)のJR鹿島線と鹿島臨海鉄道大洗鹿島線・鹿島臨港線の境界、(類型2)の単線区間の交換、(類型7)の列車留置に利用され、貨物駅や、旅客列車については信号場として機能している。
- 宮原操車場:JR西日本東海道本線貨物支線(北方貨物線)
- 操車場そのものは宮原運転所との統合で「宮原総合運転所」に改組され、現在はさらに「網干総合車両所宮原支所」に改組されているが、北方貨物線から宮原支所への分岐点にあたる停車場として「宮原操車場」の名称が残っている(類型1)。そのため操車場を名乗っているが事実上信号場ともいえる。
- 北方貨物線の西廻り連絡線分岐:JR西日本東海道本線 塚本 - 尼崎間、同貨物支線(北方貨物線) 宮原操車場 - 尼崎間
- 大阪駅方面から塚本駅を経由して直接北方貨物線に入るための回送線の分岐点(類型1)。列車ダイヤや乗務員用の運転時刻表などでは塚本信号場と呼ばれるが、塚本駅構内の扱いであり、法令上の信号場ではない。
- 防府貨物駅:JR西日本山陽本線 ※過去
- 元々旅客扱いは行われておらず、貨物駅としても1998年の自動車代行駅への格下げで機能しなくなったが、それ以降も閉塞を分割する事実上の信号場として機能していた。しかし2010年までに閉塞境界としての機能も喪失し、2015年時点ではオフレールステーションを残して廃駅となっている。
- 伊勢中川駅付近の中川短絡線の分岐:近畿日本鉄道大阪線・名古屋線
- 中川短絡線の大阪線・名古屋線の分岐点は、いずれも伊勢中川駅の構内扱いとなっている。大阪線の分岐は宮古分岐、名古屋線の分岐は黒田分岐と呼ばれる。また、ダイヤグラムには前者は「52号ポイント」、後者は「53号ポイント」と記され、伊勢中川駅のホームと同様に秒単位の時刻が記載されている。なお、1972年まで存在した雲出川分岐信号場は名古屋線の雲出川橋梁北側に位置し、中川短絡線の分岐点とは別地点である。
- 田原本駅付近の異路線間の分岐:近畿日本鉄道橿原線・田原本線
- 同駅の連動装置上では、橿原線からの分岐部分は便宜上「田原本信号場」と言う名称が付けられているが、正式には同駅の構内扱いとなっている。田原本駅2番線(上り線)西大寺方に設置されている信号機は(田原本駅からの)出発信号機ではなく(田原本信号場への)場内信号機である。また、下り線は分岐手前(西大寺方)に第一場内信号機(橿原線/田原本線)があり、田原本線側に進入すると、田原本線との合流手前に第二場内信号機(一号線/二号線)がある。
その他、常設駅ではあるが、ある路線に旅客ホームや貨物扱いがなく、単なる運転取り扱い上の駅となっているものもある。
例
他。
脚注
- ^ かつては類型4であったが、側線が撤去され、複線区間の閉塞境界としての機能のみを有している。
- ^ 新大阪-放出間に建設中「新路線」の現状は? - 東洋経済オンライン
- ^ 実際に複線から複々線の外側線(緩行線)に転線するのは萱島駅手前である。
- ^ a b 谷坤一郎「開通迫る・東京モノレール」『鉄道ピクトリアル』第159号、電気車研究会、1964年7月、30頁。