阿武隈急行
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この項目では、企業について説明しています。この企業が運営する鉄道路線については「阿武隈急行線」をご覧ください。 |
阿武隈急行株式会社(あぶくまきゅうこう)は、福島県伊達市に本社を置き、福島県および宮城県で旧日本国有鉄道(国鉄)の特定地方交通線および日本鉄道建設公団の建設線(丸森線)を引き継いだ阿武隈急行線を運営する第三セクターの鉄道会社である。阿武急(あぶきゅう)とも呼ばれている。
会社設立から4年後の1988年に全線開業を果たした。現在は宮城・福島両県および沿線自治体で過半数の株式を保有するが、設立当初は地元の鉄道・バス会社福島交通が株式の51%を保有していた。現在も福島駅において、福島交通飯坂線と駅舎およびプラットホームを共用している。
歴史
路線
利用状況
輸送密度は以下の通り[21]。
年度
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輸送密度(人/日)
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備考
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1986
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1,206
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開業
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1987
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1,391
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1988
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1,753
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全線開通
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1989
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1,804
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1990
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2,049
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1991
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2,266
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1992
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2,350
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1993
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2,351
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輸送密度最高値
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1994
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2,304
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1995
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2,322
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1996
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2,315
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1997
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2,270
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1998
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2,245
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1999
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2,190
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2000
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2,176
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2001
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2,140
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2002
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2,063
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2003
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2,000
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2004
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1,930
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2005
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1,926
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2006
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1,879
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2007
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1,833
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2008
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1,857
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2009
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1,762
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2010
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1,810
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2011
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1,500
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2012
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1,801
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2013
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1,838
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2014
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1,833
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2015
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1,827
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2016
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1,803
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2017
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1,764
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2018
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1,755
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2019
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1,455
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2020
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00985
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2021
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1,076
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2022
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2023
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車両
現有車両
- 8100系電車 - AM8100形とAT8100形の2両編成。9編成が在籍[5]。
- AB900系電車 - 老朽化の進んだ8100系の置換えを目的に導入され、全車が本形式に統一される予定である。2018年7月1日の福島民友新聞および同日開催の「あぶ急全線開業30周年 大感謝まつり」で形式名と車両概要が公式に発表された[22][23]。2018年度に2両1編成を先行導入[24]。2019年7月1日より営業運転開始[25][26][27]。
過去の車両
- キハ22形気動車 - 1986年の暫定開業に際して、国鉄から5両(148, 152, 159, 160, 162)を借り入れた。1988年の全線開業により、8100系電車が導入されたのにともない、国鉄を継承したJR東日本に返還された。
- A417系電車 - 2008年10月30日に運行開始。3両1編成が在籍[5]。JR東日本より東北本線で使用されていた417系を譲受。平日朝夕の特定の運用についていた。2016年3月26日のダイヤ改正で定期運用を外れ、同年5月28日の臨時列車で最終運行[28][29]。
記念乗車券・フリー乗車券
2019年10月1日現在[30]。
- フリー乗車券
- 阿武隈急行線が1日乗り放題。
- 毎月第1日曜日、元日、鉄道の日(10月14日)の年14回発売。
- 値段は大人600円・小児300円。福島・保原・梁川・丸森・角田の各有人駅または無人駅からの乗車時(槻木駅含む)は列車内で発売。
- あぶ急トクだねきっぷ
- 阿武隈急行線が1日乗り放題。
- 毎月9の付く日(9・19・29日)発売。
- 値段は大人900円・小児450円。福島・保原・梁川・丸森・角田の各有人駅で発売。
- 飯坂温泉日帰りきっぷ
- 阿武隈急行線と福島交通飯坂線のフリー切符で、飯坂温泉の協賛旅館・ホテルに1回限り入浴が可能である。
- 福島片岡鶴太郎美術庭園、飯坂明治大正ガラス美術館の入場料が割引になるサービスもある。
- 値段は大人1500円、小児750円。福島・保原・梁川・丸森・角田の各有人駅で発売。無人駅(槻木駅含む)から乗車した場合は有人駅で購入。
- 福馬券
- 阿武隈急行福島駅着発往復乗車券・福島競馬場入場引換券がセットになっている。
- 福島競馬開催日に合わせて発売、開催日当日に利用できる。
- 値段は大人900円、小児450円。福島・保原・梁川・丸森・角田の各有人駅で発売。
- GO!かくだきっぷ
- 「合格」とかけた名称の縁起物とされる切符で、受験シーズン始まりの12月ごろから枚数限定で発売される。沿線の「天神社」で祈祷済み。
- 値段は角田駅 - やながわ希望の森公園前駅間運賃と同一額の590円。各有人駅で発売される。
- 2008年の新発売時には日本全国各地の受験生から多くの注文があり、新聞等でも取り上げられた。
- 発売開始当初はきっぷを絵馬の形に切り取ることができ、沿線の天神社で絵馬として使用できた。
- 2011年からは、お守りの形をしたものを発売している。
- 中高生なつ割ワンコインきっぷ
- 中高生の夏季休暇期間に合わせて発売される。
- 阿武隈急行線が1日乗り放題。
- 値段は500円。各有人駅で発売される。購入の際に「学生証」の提示が条件となっている。
- 中高生ふゆ割ワンコインきっぷ
- 中高生の冬季休暇期間に合わせて発売される。
- 阿武隈急行線が1日乗り放題。
- 値段は500円。各有人駅で発売される。購入の際に「学生証」の提示が条件となっている。
- シニア割ワンコインきっぷ[31][32]
- 65歳以上の高齢者が対象で、1 - 3月ごろに発売される。
- 阿武隈急行線が1日乗り放題。
- 値段は500円。各有人駅で発売される。本人だけが購入でき、購入の際に年齢が証明できる身分証の提示が条件となっている。
脚注
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、 阿武隈急行に関連するカテゴリがあります。
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