「滝ノ上駅 」はこの項目へ転送 されています。かつて北海道滝上町に所在した駅については「北見滝ノ上駅 」を、かつて現在の愛知県新城市に所在した駅については「滝上駅 」をご覧ください。
滝ノ上信号場 (たきのうえしんごうじょう)は、北海道 夕張市 滝ノ上に所在する北海道旅客鉄道 (JR北海道)石勝線 の信号場 である。電報略号 はウヘ 。事務管理コード は▲132102[ 2] 。旅客営業時代の駅番号 はK18 。
歴史
1976年の夕張線(当時)の滝ノ上駅と周囲750m範囲。右が夕張方面。左下は夕張川で、節理状の川床や紅葉の美しさで知られる。ダムは北炭滝之上水力発電所用に作られたもので、大正13年12月30日に竣工した。駅は中線を間に挟む千鳥状にずれた相対式ホーム2面2線と、駅裏にストックヤードと貨物積卸線、駅舎横の夕張側に貨物ホームと引込み線を有している。駅裏のストックヤードにはまだ沢山の木材が野積みされており、積卸線には無蓋車が停車している。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス の空中写真を基に作成
年表
駅名の由来
駅付近の千鳥の淵(千鳥ヶ滝)の上流にあることからこの名称となった、とされている[ 12] 。
駅構造
以下、旅客営業時代の構造について述べる。
相対式ホーム2面2線の地上駅。もともとは単式ホーム と島式ホーム の計2面3線の構造[ 13] であったが、3番線(上下副本線)だった線路は信号設備が撤去され、横取線となっている。1番線が下り本線、2番線が上り本線である[ 14] 。石勝線の他の停車場と同様、分岐器 はすべてスノーシェルター で覆っている[ 14] 。
ホームの移動は新得方に設置された跨線橋を使う[ 13] 。新夕張駅 管理の無人駅 である。
のりば
番線
路線
方向
行先
1
■ 石勝線
下り
新夕張 方面
2
上り
千歳 方面
ホーム(2017年7月)
跨線橋(2017年7月)
駅名標(2018年9月)
利用状況
旅客営業終了直前の乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度
乗車人員
出典
備考
年間
1日平均
JR調査
1936年(昭和11年)
13,162
(36.0)
[ 15]
1948年(昭和23年)
44,600
(122.2)
1954年(昭和29年)
58,508
(160.3)
1965年(昭和40年)
66,156
(181.2)
[ 16]
1966年(昭和41年)
63,789
(174.8)
1967年(昭和42年)
62,921
(171.9)
1968年(昭和43年)
58,670
(160.7)
1969年(昭和44年)
23,626
(64.7)
出典中、同年の他駅で通勤定期客の数値が欠損している駅がある。当駅も明記はないが、それに伴い少ない値になっていると思われる。
1970年(昭和45年)
47,573
(130.3)
1971年(昭和46年)
44,173
(120.6)
1972年(昭和47年)
43,107
(118.1)
1973年(昭和48年)
40,820
(111.8)
1974年(昭和49年)
40,379
(110.6)
1975年(昭和50年)
38,554
(105.3)
1979年(昭和54年)
32,497
(89.0)
[ 17]
1982年(昭和57年)
2,200
(6.0)
出典に正誤表含めて明記がないが、通勤定期客の数値が欠損しているか誤記の可能性もある。出典に従う形で記載する。
1985年(昭和60年)
16,547
(45.3)
2015年(平成27年)
「10名以下」
[ JR北 1]
2018年(平成3年)
「10名以下」
[ JR北 2]
2019年(令和元年)
「10名以下」
[ JR北 3]
2020年(令和0 2年)
「3名以下」
[ JR北 4]
2021年(令和0 3年)
「3名以下」
[ JR北 5]
2022年(令和0 4年)
「3名以下」
[ JR北 6]
駅周辺
滝ノ上の集落がある。
隣の駅
北海道旅客鉄道(JR北海道)
■ 石勝線
川端駅 (K17) - 滝ノ下信号場 - 滝ノ上信号場 - 十三里信号場 - 新夕張駅 (K20)
脚注
出典
JR北海道
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
滝ノ上信号場 に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
夕張支線 (2019年廃止)
*打消線は廃駅・廃信号場