青山駅(あおやまえき)は、岩手県盛岡市青山二丁目にある、IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線の駅である。好摩駅から乗り入れる東日本旅客鉄道(JR東日本)花輪線の列車も利用可能である。
本項では東北本線時代に現在の青山駅と同位置に所在した青山信号場についても述べる。
歴史
国鉄東北本線青山信号場
IGR青山駅
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。
盛岡駅管理の社員配置駅。青山北口・青山南口・上堂口・前九年口の4箇所の出入口があり、青山北口と青山南口が下りホームに、上堂口と前九年口が上りホームに接続している。エレベーターは設置されていないが、それぞれのホームに接続する出入口までのスロープが設置されている[注 1]。
青山北口には駅事務室および出札窓口が設置されており、一部の時間帯を除き、盛岡駅から職員が配置される。出札窓口では端末による乗車券を発売。このほか、自動券売機が設置されている。
青山南口には駅事務室があり、一部の時間帯を除き、盛岡駅の駅員が配置される。ただし、改札業務のみ行うため、乗車券は改札隣に設置された自動券売機で購入することとなる。
上堂口・前九年口には窓口は設置されていないが、自動券売機が設置されている。朝夕の時間帯には駅係員が配置されている。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先
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1
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■いわて銀河鉄道線
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下り
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八戸方面[8]
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■花輪線
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大館方面[8]
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2
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■いわて銀河鉄道線 (■花輪線を含む)
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上り
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盛岡方面[8]
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- 出入口
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青山北口(2023年9月)
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上堂口(2019年6月)
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前九年口(2022年5月)
- 改札口・ホーム
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青山南口改札(2023年9月)
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青山北口改札(2023年9月)
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上堂口改札(2023年9月)
-
ホーム(2022年5月)
利用状況
IGRいわて銀河鉄道によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は3,195人である[利用客数 1]。
開業後の推移は以下のとおりである。
乗降人員推移
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年度
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1日平均 乗降人員
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出典
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2005年(平成17年)
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41(*1)
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[利用客数 2]
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2006年(平成18年)
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1,327
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[利用客数 3]
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2007年(平成19年)
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1,620
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[利用客数 4]
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2008年(平成20年)
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1,897
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[利用客数 5]
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2009年(平成21年)
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2,025
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[利用客数 6]
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2010年(平成22年)
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2,307
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[利用客数 7]
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2011年(平成23年)
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2,352
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[利用客数 8]
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2012年(平成24年)
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2,806
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[利用客数 9]
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2013年(平成25年)
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2,994
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[利用客数 10]
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2014年(平成26年)
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3,007
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[利用客数 11]
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2015年(平成27年)
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3,060
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[利用客数 12]
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2016年(平成28年)
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3,145
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[利用客数 13]
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2017年(平成29年)
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3,361
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[利用客数 14]
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2018年(平成30年)
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3,449
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[利用客数 15]
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2019年(令和元年)
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3,375
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[利用客数 16]
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2020年(令和02年)
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2,979
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[利用客数 17]
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2021年(令和03年)
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3,009
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[利用客数 18]
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2022年(令和04年)
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3,116
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[利用客数 19]
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2023年(令和05年)
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3,195
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[利用客数 1]
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*1…2005年度は14日間の乗車人員。
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駅周辺
- 公共施設など
- 文教施設
- 企業など
- 金融機関
- 商業施設など
バス路線
最寄りのバス停留所は「青山駅」である。以下の路線が岩手県交通・岩手県北バスにより運行されている。
- 岩手県交通
- 岩手県北自動車(岩手県北バス)
その他にも徒歩至近にある停留所として、「県営体育館前」「厨川中学校前」「上堂」バス停が利用できる。
青山信号場
現在の青山駅と同位置にあった(駅間距離は現在の青山駅と同様)。開設当時は交換型信号場であったが、1964年に盛岡〜青山信号場が複線化されてからは複線始終端型の配線となった。
南口駅舎新設および当駅へのIGR本社移転について
- 「2015年度中にIGR本社を現在の盛岡市上田一丁目から同市青山二丁目の当駅隣接地(岩手県道223号盛岡滝沢線沿い)へ移転させて業務の効率化と非常時における迅速対応を図ると共に、利用客増加が著しい当駅待合室および駐輪場の混雑緩和を図るべく、IGR本社新社屋を兼ねた南口駅舎を新設する」旨が発表された[注 2]。
- IGR本社は当駅南口駅舎の2階および3階へ入居。1階は「銀河鉄道観光」と「IGRいわて銀河鉄道不動産本店」が本社移転と連動する形で入居すると共に、物販店および飲食店が入居可能なテナント・バリアフリー対応多目的トイレ・一般利用客用待合室・自動券売機・南側改札口および連絡通路・南口駐輪場・一般利用客用駐車場も整備された[注 3]。
隣の駅
- IGRいわて銀河鉄道
- ■いわて銀河鉄道線・■JR花輪線(JR花輪線は盛岡駅 - 好摩駅間いわて銀河鉄道線)
- 盛岡駅 - 青山駅 - 厨川駅
脚注
記事本文
注釈
- ^ 外部リンク(IGRの公式サイト)より(2012年6月16日閲覧)。
- ^ 2014年3月20日に開かれた「第54回IGR取締役会」より
- ^ 2014年3月21日付、岩手日報朝刊5面記事にて報道。IGR公式サイト内「プレスリリース」項も参照
出典
- ^ a b “青山、巣子駅が開業 IGR 利便性向上へ期待 黒字化目標に弾み”. 岩手日報 (岩手日報社): p. 1(夕刊). (2006年3月18日)
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、413頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “国交省がIGR青山駅認可 来年12月開業へ”. 岩手日報 (岩手日報社): p. 23. (2004年8月31日)
- ^ “IGR青山新駅が着工 盛岡-厨川駅間”. 岩手日報 (岩手日報社): p. 17. (2004年12月19日)
- ^ “きょうから前九年口も 盛岡のIGR青山駅”. 岩手日報 (岩手日報社): p. 20. (2008年3月18日)
- ^ “IGR本社 来月青山駅隣接地へ”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 31. (2015年10月10日)
- ^ “「銀河マルシェ」全店開業 盛岡・IGR青山駅 関係者ら安全祈願”. 岩手日報 (岩手日報社): p. 7. (2015年11月21日)
- ^ a b c “青山駅”. IGRいわて銀河鉄道. 2021年4月11日閲覧。
利用状況
関連項目
外部リンク
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(盛岡 - 目時間:いわて銀河鉄道線、目時 - 青森間:青い森鉄道線) |
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*打消線は廃駅・廃信号場 |
花輪線(十和田八幡平四季彩ライン) |
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