東川町(ひがしかわちょう)は、北海道上川総合振興局にある町。
概要
北海道のほぼ中央に位置しており、東川町の中心部から旭川市の中心部までは約13 km、旭川空港までは約7 kmのアクセスになっている[3]。大雪山の雪解け水が長い年月を経て地下水となって麓の町まで運ばれてきているため、東川町は北海道唯一で全国的にも珍しい上水道が無い町になっている[4]。また、東川町は世界的にも類のない「写真の町」宣言(1985年)、「写真文化首都」宣言(2014年)をしており、写真を通じたまちづくりを積極的に推進している[5]。近年、全国からの移住者などの人口増加によりカフェや雑貨店・ワイナリー・ヴィンヤード・日本酒蔵などが増え、若い世代が観光で訪れるようになっている[6]。2021年の人口増加数では、北海道1位を記録した[7]。
地理
東川町は東は北鎮岳で上川町との境界を隔て、南は忠別川で美瑛町と東神楽町、西と北は岐登牛山(キトウシ山)沿いで旭川市と接している[8]。町の面積の約70 %を森林で構成している[8]。東部は日本国内最大の山岳公園である「大雪山国立公園」の区域であり[9]、北海道最高峰の「旭岳」を有する優れた自然環境は観光資源として高い評価を得ている[8]。南西部には忠別川と倉沼川によって形成された扇状地が広がっている[8]。また、東部地域には東川町、美瑛町、東神楽町の3町にまたがる多目的ダム「忠別ダム」がある[8]。平坦部は水田地帯、東部の山麓は畑地帯であり、土壌は大部分が沖積土壌になっており、表層に礫を含む埴土壌は農地に適している[8]。
- 山:旭岳(2,291 m)、熊ケ岳(2,210 m)、当麻岳(2.076 m)、安足間岳(2,194 m)、比布岳(2,197 m)、鋸岳(2,142 m)、北鎮岳(2,244 m)、中岳(2,113 m)、間宮岳(2,185 m)、北海岳(2,149 m)、江卸山(672 m)
- 河川:忠別川、倉沼川、幌倉沼川、ポン倉沼川、サルン倉沼川
- 滝:羽衣の滝、敷島の滝
- 池沼・湖沼:三ノ沼、大沼、小沼、瓢沼、姿見の池、夫婦池(摺鉢池、鏡池)、湯の沼、瓢箪沼、忠別湖(忠別ダム)
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旭岳と姿見の池(2014年7月)
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北鎮岳(2010年9月)
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羽衣の滝(2011年8月)
-
忠別湖(2010年10月)
人口
東川町では1954年(昭和29年)から1973年(昭和48年)までの間のいわゆる高度経済成長期に人口が札幌市や首都圏などの都市部へ流出し、人口が大きく減少した[10]。その後は緩やかな減少を続けていたが、1995年(平成7年)から大規模な宅地造成が始まり、旭川市や旭川空港へのアクセスの良さなどから増加に転じた[10]。2014年(平成26年)には42年ぶりに人口が8,000人を超えている[11]。今後は再び緩やかな減少を続けると推計している[10]。
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東川町と全国の年齢別人口分布(2005年)
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東川町の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 東川町 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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東川町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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8,204人
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1975年(昭和50年)
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7,616人
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1980年(昭和55年)
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7,774人
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1985年(昭和60年)
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7,760人
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1990年(平成2年)
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7,418人
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1995年(平成7年)
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7,211人
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2000年(平成12年)
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7,671人
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2005年(平成17年)
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7,701人
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2010年(平成22年)
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7,859人
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2015年(平成27年)
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8,111人
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2020年(令和2年)
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8,314人
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総務省統計局 国勢調査より
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消滅集落
2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[12]。
- 東川町 - 6東区、6西区、大雪山国立公園、東20号、ノカナン
気候
ケッペンの気候区分によると、東川町は湿潤大陸性気候に属する。寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。冬季は-25℃前後の気温が観測されることが珍しくなく、寒さが厳しい。
東川(1991年 - 2020年)の気候
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月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
年
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最高気温記録 °C (°F)
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7.7 (45.9)
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14.2 (57.6)
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16.9 (62.4)
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28.1 (82.6)
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34.9 (94.8)
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36.1 (97)
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36.6 (97.9)
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37.0 (98.6)
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33.2 (91.8)
|
28.1 (82.6)
|
20.7 (69.3)
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12.5 (54.5)
|
37.0 (98.6)
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平均最高気温 °C (°F)
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−4.0 (24.8)
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−2.7 (27.1)
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2.1 (35.8)
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10.3 (50.5)
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18.1 (64.6)
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22.4 (72.3)
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25.9 (78.6)
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26.0 (78.8)
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21.5 (70.7)
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14.2 (57.6)
|
5.8 (42.4)
|
−1.5 (29.3)
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11.5 (52.7)
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日平均気温 °C (°F)
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−8.1 (17.4)
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−7.3 (18.9)
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−2.5 (27.5)
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4.8 (40.6)
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11.8 (53.2)
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16.5 (61.7)
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20.3 (68.5)
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20.5 (68.9)
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15.7 (60.3)
|
8.8 (47.8)
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2.0 (35.6)
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−4.9 (23.2)
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6.5 (43.7)
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平均最低気温 °C (°F)
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−13.3 (8.1)
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−12.8 (9)
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−7.6 (18.3)
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−0.6 (30.9)
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5.9 (42.6)
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11.4 (52.5)
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15.8 (60.4)
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16.1 (61)
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10.8 (51.4)
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4.0 (39.2)
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−1.9 (28.6)
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−9.2 (15.4)
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1.5 (34.7)
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最低気温記録 °C (°F)
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−29.1 (−20.4)
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−29.3 (−20.7)
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−24.8 (−12.6)
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−11.9 (10.6)
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−3.6 (25.5)
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0.1 (32.2)
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6.0 (42.8)
|
6.3 (43.3)
|
0.0 (32)
|
−4.6 (23.7)
|
−18.0 (−0.4)
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−25.5 (−13.9)
|
−29.3 (−20.7)
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降水量 mm (inch)
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37.8 (1.488)
|
33.2 (1.307)
|
39.1 (1.539)
|
44.7 (1.76)
|
69.5 (2.736)
|
78.0 (3.071)
|
139.0 (5.472)
|
157.9 (6.217)
|
132.1 (5.201)
|
95.5 (3.76)
|
90.3 (3.555)
|
66.1 (2.602)
|
983.2 (38.709)
|
平均降水日数 (≥1.0 mm)
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16.2
|
12.4
|
12.9
|
11.1
|
11.1
|
10.6
|
12.6
|
12.3
|
13.5
|
15.3
|
18.1
|
19.2
|
165.2
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平均月間日照時間
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63.3
|
83.8
|
122.9
|
150.0
|
187.0
|
167.7
|
159.0
|
152.4
|
142.4
|
116.9
|
59.8
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45.0
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1,450.1
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出典1:Japan Meteorological Agency
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出典2:気象庁[13]
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歴史
姉妹都市・提携都市
姉妹都市
文化交流提携都市
行政
東川町は2006年(平成18年)から町内で生まれてくる子どもたち(出生時に東川町に住民登録し、引き続き在住する子ども)に手作りの椅子をプレゼントする「君の椅子」プロジェクトを行っており、毎年選定するデザインを町内の工房で制作しているほか[29]、写真の町・東川町として人生における様々な節目や日々の様子を写真に残すことを奨励し、町からお祝いの意味を込めてプロのカメラマンが記念写真を無料で撮影し、地元で制作したオリジナルの額縁(フレーム)に入れてプレゼントする「写真の町・記念写真プレゼント事業」を実施している[30]。「ひがしかわ株主制度」は東川町ならではのプロジェクトに投資(寄付)することによってまちづくりに参加できる制度であり(1株1,000円)、株主は町内の公共施設の優待利用や投資株数に応じた株主優待などがあるほか、「ふるさと納税」として税法上の控除を受けることもできる[31]。
助成・支援制度
東川町では特徴ある助成・支援制度を設けており、下記はその一部を記載している[32]。
- WELCOME(ウエルコメ)事業 - 新たに東川町に転入してきた世帯に対し、東川産「ほしのゆめ」5 kgをプレゼントする事業(2006年11月1日以降の転入者から適用)。
- 新築苗木プレゼント事業 - 東川町で新たに住宅を建設した際に、新築を記念して苗木3本をプレゼントする事業
- 景観住宅建築支援事業 - 「東川町景観計画」施行により景観や環境に配慮した「東川風住宅」の建築を奨励しており、一定の基準を満たす住宅を建築して住宅空間を形成する際に、カーポートなどの建築経費を補助する事業(対象要件あり)。
- 薪ストーブ等設置事業 - 再生可能エネルギーの活用を積極的に行い、環境問題に配慮した生活と環境にやさしいまちづくりを推進することを目的とし、薪ストーブなどの設置費用を補助する事業(事業費の1/2以内で最大50万円、補助条件あり)。
- おいしい水給水施設整備事業 - 町民が衛生的で安全な生活用水を得るため、給水施設を整備する際に事業費の一部を補助する事業(対象要件あり)。
市町村長
議会
東川町では1963年以降、曜日を問わず2月28日を町議会議員選挙の投票日としている。統一地方選挙が施行される4月頃が農繁期にあたるため[34]。
官公署
国の機関
公共施設
- 東川町農村環境改善センター(東川町公民館)
- 東川町文化交流館
- 東川町文化ギャラリー
- 東川町郷土館
- 東川町複合交流施設せんとぴゅあI
- 東川町複合交流施設せんとぴゅあII
- 東川町地域交流センターゆめりん
- 東川町ふるさと交流センター
- 西部地区コミュニティセンター
- 第1地区コミュニティティセンター
- 第2地区コミュニティティセンター
- 第3地区コミュニティティセンター
- 東川町老人保健センター
- 東川町子育て支援センター
- 東14号墓地
- 東3号墓地
- 西8号墓地
スポーツ施設
- 東川町B&G海洋センター
- 東川町町民運動公園
- 東川町国民柔剣道場錬成館
- 東部地区公園(東川町ゆめ公園)
- 旭岳クロスカントリーコース
- 旭岳青少年野営場
- キトウシパークゴルフ場(東川町キトウシ森林公園家族旅行村内)
- 忠別川親水河川敷パークゴルフ場
- 大雪遊水公園パークゴルフ場
公的機関
警察
電力
- 北海道電力忠別川発電所、江卸発電所、ユコマンベツ発電所
消防
- 大雪消防組合東消防署(東川市街と東神楽市街の中間の東神楽町内に所在)
- 2007年に東川支署と東神楽支署を統合して設置
教育機関
専修学校
日本語学校
- 東川町立東川日本語学校 - 小学校の廃校跡に開設された全国初の公立日本語学校[35]。(東川町文化芸術交流センター内)
高等学校
中学校
小学校
- 東川町立東川小学校
- 東川町立東川第一小学校
- 東川町立東川第二小学校
- 東川町立東川第三小学校
特別支援学校
幼稚園・保育園
閉校した小学校
経済・産業
- 農業
北海道内随一の米どころであり、冷涼な気候、大雪山の清流、肥沃な土壌を活かして、米だけではなく高原野菜や花などの農産品も生産している[36]。商業は地域団体商標に登録している「東川米」や「大雪旭岳源水」を使用した商品を販売している[36][37]。2012年(平成24年)には湧水「大雪旭岳源水」を有効活用するため東川町も一部出資した「大雪水資源保全センター」が設立し、売上の一部を東川町へ寄付することによって町が行う自然保護と水資源の保全に役立てている[38]。
- 工業
木工業が盛んで多くの家具職人が集まっており、「旭川家具」の約30 %は東川町で生産している[36]。近年、大雪山の清流を生かした醸造業誘致に取り組み、2020年秋に三千櫻酒造が岐阜県から酒蔵を移転した。2021年に東川町は構造改革特区の一つである「ワイン特区」に認定され[39]、雪川醸造が東川町でのワインの生産を開始するなど、近年では醸造業も盛んになってきている。
- サービス業
「大雪山国立公園」入口の観光の町であり、北海道最高峰の「旭岳」(標高2,291 m)や北海道一の落差がある「羽衣の滝」(落差270 m)を有しているほか、旭岳温泉や天人峡温泉などの温泉地もある[36]。冬季は北海道パウダーベルトに位置することから、パウダースノー(japow)を求め、旭岳スキーコースには国内外から数多くのスキーヤー・スノーボーダーが訪れる。
組合
- 東川町農業協同組合(JAひがしかわ)[40]
- 東川町森林組合
商業施設
金融機関
郵便局
※ 集配業務は旭川東郵便局が担当
宅配便
- ヤマト運輸道北主管支店東旭川センター(所在地は旭川市)
- 佐川急便旭川営業所(所在地は旭川市)
交通
道の駅ひがしかわ「道草館」
空港
旭川空港は東川町中心部から車で約13分に位置している[3]。
鉄道
町内を鉄道路線は通っていない。JR北海道・旭川駅を利用するのが一般的。
廃止路線
かつては旭川電気軌道による鉄道路線(旭川電気軌道東川線)が通っていた。
バス
タクシー
道路
東川町は、シーニックバイウェイ「大雪・富良野ルート」のエリアになっている[42]。
索道
-
旭岳ロープウェイ山麓駅(2014年7月)
-
旭岳ロープウェイ姿見駅(2014年7月)
文化財
国指定
道指定
町指定
- 天然記念物
- イチイなど計9件 - 瑞宝寺境内、東川神社境内など
- 有形文化財
- 相馬妙見宮
- 土蔵
- 明治の家
- 大正の家 - 東川町キトウシ森林公園家族旅行村内
- 聖徳太子像、開拓記念碑など美術工芸品計5件 - 好蔵寺、瑞宝寺など蔵
選定
観光・レジャー
-
旭岳石室と大雪山愛の鐘(2014年7月)
-
天人峡と天人峡温泉(2008年10月)
-
東川町郷土館(2011年9月)
-
キャンモアスキービレッジ(2013年4月)
祭事・催事
- ひがしかわ氷まつり(1月)
- くらし楽しくフェスティバル(5月、9月)
- キトウシ国際サイクリング(6月)
- 旭岳 山の祭り【ヌプリコロカムイノミ】(6月)
- 町民体育祭(7月)
- どんとこい祭り(7月)
- 全国高等学校写真選手権大会(写真甲子園)・高校生国際交流写真フェスティバル(7月から8月)[48][49]
- 東川町国際写真フェスティバル(メイン会期は7月から8月)[50]
- 大雪 旭岳 SEA TO SUMMIT(8月)
- 大雪清流てっぺん祭り(8月)
名産・特産
米どころを活用して東川町が開発した米缶「ほしのゆめ」があり[51]、ショート缶サイズの缶に厳選した東川産「ほしのゆめ」150 g(約1合)が入っている[52]。東川振興公社がオンラインショップ「産直ひがしかわ本舗」を開設している[53]。また、木工業が盛んであり「旭川家具」を生産しているほか、豊かな自然や落ち着いた環境を求めて写真、陶芸などの芸術家が町内で活動している。
2020年からは、町の醸造所プロジェクトに公募した三千櫻酒造の進出により、日本酒「三千櫻」(みちざくら)の醸造が始まった[54]。また2021年に東川町はワイン特区に認定され[39]、雪川醸造が東川町でのワインの生産を開始した。
東川町が舞台(ロケ地)となった作品
映画
テレビドラマ
書籍
人物
出身人物
ゆかりのある人物
町民憲章・宣言
東川町町民憲章
私たちは大雪山ろくの清流が美田につづく東川の町民であることに誇りをもち、この憲章をかかげて住みよい郷土をつくることに責任を感じ、共にその実行につとめましょう。
- 1、私たちは、心をみがき、からだをきたえましょう。
- 2、私たちは、互いにむつみあい、楽しい家庭をつくりましょう。
- 3、きまりを守り、明るい社会をつくりましょう。
- 4、元気で働き、豊かな郷土をきずきましょう。
- 5、自然を愛し、高い文化を育てましょう。
— 昭和39年8月22日制定[55]
宣言
- 交通安全の町宣言(昭和37年9月9日)[56]
- 青色申告と完納の町宣言(昭和52年3月9日)[56]
- 写真の町宣言(昭和60年6月1日)[56]
- 防犯の町宣言(平成2年6月20日)[56]
- 暴力追放の町宣言(平成3年12月20日)[56]
- 食と緑の町宣言(平成4年12月18日)[56]
- 写真文化首都宣言(平成26年3月6日)[56]
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
東川町に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
行政
観光