2006年サンマリノグランプリは、2006年F1世界選手権第4戦として、2006年4月23日にイモラ・サーキットで開催された。
このレースはサンマリノグランプリとして開催された最後のF1グランプリである。イモラはその後何年もF1を開催しなかったが、2020年にエミリアロマーニャGPとして復活開催した。
予選
展開
決勝
展開
ポールポジションを獲得したシューマッハがトップを守る。しかし後方でスーパーアグリの井出がビルヌーブ~トサの間でミッドランドF1のアルバースと接触。アルバースのM16はマシン底部を上にひっくり返った状態で停止する。幸いにも両ドライバーにけがはなかった。レースはセーフティカーが導入された。
セーフティカー開けた後はシューマッハがトップをキープ、しかし全車1回目のピットインが終わるとシューマッハのマシンのペースが落ち、シューマッハのすぐ後ろにアロンソがつく、というレース展開になる。周回遅れとなるマシンが出ている中、ルノー陣営はアロンソを先に2回目のピットインさせるものの、シューマッハが次の周にピットインしアロンソの前の2位で復帰、ピットインでの順位変更は起こらなかった。
その後先頭のモントーヤのピットインによりシューマッハが先頭、アロンソがそれを追う展開になるが、シューマッハはミスをせずラインを守る。一方アロンソはビルヌーブでミスをした結果、シューマッハとの差が広がる。これによりシューマッハは通算85勝目、ミシュラン勢がボイコットした昨年のアメリカグランプリ以来、全車がスタートしたレースでは2004年の日本グランプリ以来となる優勝を飾る。
予選で活躍したホンダ勢ではあったが軽い燃料でQ3を戦った結果であり、バリチェロ、バトンともにピットでのミスが重なり、とくにバトンは給油用ノズルをつけたまま発車しようとしてしまう。逆にマクラーレン・メルセデス勢が上位にあがり、特にモントーヤはフェラーリの1台を抑えて3位表彰台に登壇した。
スーパーアグリは井出のほか佐藤もレース終盤にリタイヤ。その後FIAからの勧告を受け次のヨーロッパグランプリではフランス人のテスター、フランク・モンタニーがドライブすることになる。その後井出はスーパーライセンスを剥奪され、これが彼の最後のF1グランプリとなった。
結果
関連項目
外部リンク