日本向け製品のシュリンクフィルム包装のカップ底面にある「開封口」には透明なシール(正式名称はタックシール、かつてはバーコード印刷)が貼ってあり、そのシールを剥がすことでフィルムに切れ目が入り、開封を容易にしている。凹凸が少ないこの容器に包装フィルムが密着しており、突起状の道具で突き刺して切り裂かなければ開封しづらいという他商品にはない欠点を、容器に大きな改良をすることなく対処している。また、「カップに湯を入れた後、フタにこのシールを貼って閉じることができる」という利便性も兼ね備えている。また、懸賞の応募シールとしても使用されたことがある。このシールは1984年9月より採用されてきたが[58]、2021年6月4日、同社が2019年より実施している「カップヌードル DO IT NOW!」プロジェクトの一環でプラスチック原料を削減するために廃止されることが発表され[59]、代替として2021年6月より、フタの開け口を2つに増やしたWタブが採用されている[59]。発表前日の2021年6月3日には公式Twitterにて予告投稿がなされ、話題を呼んでいた[60][58]。ビッグサイズは上記のシールが継続使用されていたが、2023年6月よりWタブに順次切り替えられた[61]。ミニサイズは対象外。
1992年には米国ブラックミュージック界の大御所ミュージシャンであるジェームス・ブラウンが初代MISO(みそ)のCMキャラクターに起用され話題となった。彼の楽曲「Get Up(I Feel Like Being Like A)Sex Machine」の中のフレーズ「Get Up!」が日本人の耳には「ゲロッパ(ゲロンパ)!」と聴こえるという事もあって、それを「ミソンパ!」というフレーズに置き換え彼本人が歌うというセルフパロディ的な内容だった[121]。近年、このMISOはしばらくメニューからは外されていたが、味と具材を大幅に刷新し再びラインナップに加わったのは、奇しくも彼が亡くなる前月の2006年11月だった。2009年3月現在販売されているものは通算3代目にあたる。
2017年は「HUNGRY DAYS 編」と称して、国内外の名作をモチーフとして、窪之内英策がデザインしたキャラクターが現代日本で生活し、青春(アオハル)を繰り広げているという設定のアニメーションCMをタツノコプロが制作しており、6月の『魔女の宅急便』編[137]、9月の『アルプスの少女ハイジ』編[138]、11月の『サザエさん』編[139]、2018年1月の『最終回』編が放送された。2019年5月からは「HUNGRY DAYS 編」の新作として『ONE PIECE』とコラボレーションした「HUNGRY DAYS ワンピース ゾロ篇」[140]、また同年9月13日より「HUNGRY DAYS ワンピース ナミ篇」、「HUNGRY DAYS ワンピース ビビ篇」が同年12月6日、そして最終回である「HUNGRY DAYS ワンピース 頂上騎馬戦篇」が2020年2月7日にカップヌードル公式サイトにて先行公開され、TVでも放送された。なお、このシリーズより、アニメ製作がシャフトに変更された。