2003年ドイツグランプリ (Groser Mobil 1 Preis von Deutschland) は、2003年F1世界選手権の第12戦として、2003年8月3日にホッケンハイムリンクで開催された。
レース前
前回イギリスグランプリの後、ジャガーはドライバーの一人アントニオ・ピッツォニアを解雇、ジャスティン・ウィルソンがジャガーのシートに座ることになった。なおウィルソンの在籍していたミナルディはニコラス・キエーサを起用。1998年以来となるデンマーク人ドライバーで、F1参戦はこれが初めて。
なおミナルディはこのレースから金曜テストにのみ参戦するドライバーとしてジャンマリア・ブルーニを走らせる。ジョーダンもこのレースでゾルト・バウムガルトナーを起用するが、この二人は2004年ミナルディでチームメイトになる。
決勝
展開
オープニングラップでラルフ・シューマッハ、バリチェロ、ライコネンの3人が絡む大クラッシュ。ファーマンとフレンツェンもリタイヤするほか、移籍直後のウィルソンもマシントラブルでリタイヤしてしまう。
レースはモントーヤが支配的な展開となり、ルノー勢やフェラーリのシューマッハ、マクラーレンのクルサードらがバトルをするという展開になった。シューマッハはコースオフしたアロンソをかわした。
レース終盤、シューマッハはヘアピンで2位トゥルーリをオーバーテイク、コースを大きくはみ出す大胆なオーバーテイクでトゥルーリを2位の座から引きずり下ろし、クルサードもトゥルーリをオーバーテイクする。
しかしレース終盤、シューマッハのブリヂストン・タイヤがパンクしポジションを大きく落とし、ルノーのマシンは再び3位に戻る。
レースはそのままモントーヤが制し、2位のクルサードが開幕戦以来の表彰台。3位のトゥルーリはルノーで初めての表彰台で、1999年ヨーロッパグランプリ以来の表彰台となった。トヨタのパニスとダ・マッタが5位と6位で地元グランプリでF1参戦開始以来初となるW入賞を果たした。チェッカーを受けたのは11台というサバイバルレースとなった。
レース終了後、ラルフ・シューマッハは事故の原因を作ったとして次戦ハンガリーGPでグリッド降格のペナルティを受けることになった(のちに撤回)。
結果
注
第12戦終了時点でのランキング
- ドライバーズ・チャンピオンシップ
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- コンストラクターズ・チャンピオンシップ
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- 注:ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。
参照
座標: 北緯49度19分40秒 東経8度33分57秒 / 北緯49.32778度 東経8.56583度 / 49.32778; 8.56583