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白山市(はくさんし)は、石川県の南部に位置する市。全域で白山手取川ジオパークをなす。
2005年2月1日に旧松任市と石川郡の2町5村が新設合併して誕生した。県内の自治体で最大の面積を有し、人口は金沢市に次いで2番目に多い。
市全域が県内最大の河川である手取川の流域である。日本三名山の白山を有する市南部は山岳地域で、手取川は北へと流れる。その後、中流で西へと曲がり、市北部にあたる下流域で手取川扇状地や独特の島集落を形成して日本海へと注ぐ。白山市域は、暖流の流れる日本海の影響を受けて積雪が多い。このように日本海から白山にかけての狭い範囲で水循環(水の旅)が生み出されていることから、市全域が「山-川-海そして雪 いのちを育む水の旅」をテーマとする白山手取川ジオパークとして認定されている[1]。
金沢市のベッドタウンとして住宅都市化が進み、更に工業都市としても急成長している。
合併後、一部地域(旧美川町、旧鶴来町、旧河内村、旧吉野谷村、旧鳥越村、旧尾口村及び旧白峰村の区域)では表記変更が行われたが、その他の地域では町名に旧市町村の字が継承された。
また、いわゆる「平成の大合併」において、石川県内では最大の合併となり警察署の管轄など白山市内でも区域の違いが生じた。以下、主な例を記載する。
市外局番は2008年3月1日に白山市全域で076への統一が行われた[3][4]。
2012年4月1日に松任警察署と鶴来警察署を統合し、白山警察署が新設された。また、鶴来警察署は白山警察署鶴来庁舎への移行が行われた[5]。
白山市の合併後も旧市郡の選挙区で選挙が行われてきた。なお、2011年4月10日の統一地方選挙からは、石川郡東南部選挙区のうち旧野々市町の区域を「石川郡選挙区」(2011年11月11日に野々市町の市制移行に伴い野々市市選挙区に改称)として分離し、白山市の区域を「白山市選挙区」とする選挙区の見直しが実施された。
白山ろく地域はJAの統合が進められたが、JA松任との統合は行われていない。そのため、JA白山の管轄地域が北陸地方でも珍しい飛地となっている。
斎場に関しては、旧市町村が管轄していた区域[7]を継承しているが、施設の統一は現在行う予定はない。
白山市では本庁方式を採用している。本庁舎のほかに、2つの支所および5つの市民サービスセンターがある[10]。
白山市の公式ウェブサイトのURLは、かつてwww.city.hakusan.ishikawa.jpとwww.city.hakusan.lg.jpの2種類が存在していた。GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンにおいては前者で表示された反面、石川県[11]のなどのリンク集においては後者で案内されていたが、2020年12月17日にURLを後者に統一した[12]。
2020年4月1日時点[14]
広い耕地と豊富な水を生かした稲作が平野部を中心に盛んであり、県内コメ生産額の14%を占める。トマト・レタス・メロンなどの野菜やナシの栽培も盛んである。
北部は扇状地であることから、大規模な工場建設が可能であり、各種製造業が盛ん。手取川の豊富な伏流水を活用した繊維や食品、精密機械などの工場が多い。
白山の地理的表示が2005年から定められている[18]。
現在「白山市」として正式に親善友好都市関係にあるのは、国内1都市・国外5都市である。
合併前の各市町村が締結していた友好姉妹都市との関係は合併に伴って一部変更され、国外については白山市としてすべて引き続き継承、国内については松任市と藤枝市との締結関係のみを継承し、それ以外の締結関係は各地区の交流事業として継続されている。
石川県警察白山警察署
白山市が手取川の伏流水を水源に、石川県環境部による県営水道が手取川を水源に供給する。
白山市単独の公共下水道と、石川県下水道公社の加賀沿岸流域下水道・犀川左岸流域下水道に接続されている。
金沢市のNTT西日本 金沢支店が管轄する(89 - 91局および97局を除く)。
市内の集配は以下の郵便局が行う。
また、夏季限定で白山の室堂ビジターセンター内に「白山山頂郵便局」が開設されている。
校名のあとに◎のあるものは小中併設校である。
松任海浜公園隣接の徳光パーキングエリア内の松任海浜公園バス停より乗降可能。
また、小松空港行きのリムジンバスが、上記の松任海浜公園バス停だけでなく北陸松任バス停からも乗降可能。
合併前の白山麓1町5村にそれぞれスキー場があり、5村営スキー場については、合併後は白山市が運営を継承、赤字解消のため、民間委託や廃止された。
このほか、以下の施設がある。
がある。