■ ― 市 / ■ ― 町・村
地理院地図 Google Bing GeoHack MapFan Mapion Yahoo! NAVITIME ゼンリン
野々市市(ののいちし)は、石川県の中部に位置する市。金沢平野東部の手取川扇状地にあたる[1]。
隣接する金沢市や白山市のベッドタウンである。
2011年11月11日に、石川郡野々市町が市制を施行し、野々市市が誕生。石川県11番目の市となった。またこれに伴い、石川郡は消滅した。
野々市市は、名称に約物(特殊記号)のひとつ「々」を用いている唯一の市である[2]。
人口密度は本州の日本海側にある市町村で最も高い。
東洋経済オンラインの全国総合住みよさランキング2023[3]では1位を獲得しており、その他の年でもたびたび1位を獲得している。
北部と東部は金沢市に、西部と南部は白山市に隣接する[1]。石川県内で唯一、海に面していない市である。また、石川県の市町村で最も面積が小さい。
主に旧町域・村域に従い4地区に分けられる。
古代の遺跡として御経塚遺跡や末松廃寺跡がある。鎌倉時代・室町時代には守護となった富樫氏がここに館を置いた。江戸時代は、北陸街道の宿場町であったが、参勤交代で通過する藩は大聖寺藩のみであったため、規模は小さかった。
2010年実施の国勢調査で、石川県が2011年2月14日が発表した速報では市制施行の要件である人口が5万人を突破したため、2011年11月11日に市制施行した[12]。新しい市の名称は野々市市(ののいちし)[13]。
町長の粟貴章は市制施行の会見において、
というように市制施行日を同日に予定した理由を説明している[14]。
2011年4月28日に開催した町議会において市制移行を決議し、5月2日石川県に市制移行を申請した[15][16]。8月12日付の官報において、総務省は野々市町の市制移行を告示し、11月11日に野々市市が誕生することになった[17]。石川県内の地方公共団体の単独での市制移行は、1970年に松任町が市制移行し誕生した松任市(現・白山市)以来となる。
市制施行までは全国の町村の中では岩手県岩手郡滝沢村、愛知県愛知郡長久手町(いずれも当時)に次いで3番目に人口が多かった。
2022年3月24日時点[23]
※議長、副議長は会派に属さない。
金沢市の衛星都市(ベッドタウン)として発達していることから、スーパーマーケットや飲食店、量販店が進出している。
白山野々市広域事務組合消防本部が管轄している。
※郵便配達は新金沢郵便局(金沢市)が行う。
(観光欄も参照)
※IRいしかわ鉄道の野々市駅と北陸鉄道石川線の野々市駅は全く異なる場所に位置しており2km以上離れている。