中宮温泉(ちゅうぐうおんせん)は、石川県白山市(旧国加賀国)にある温泉。白山白川郷ホワイトロードの無料区間内にあり[1][2][3][4][5]、冬季閉鎖される12月から4月までは休業となる[1][6]。
温泉街は白山国立公園内に位置する。山中の谷間に旅館2軒(にしやま旅館[1][7]・湯宿くろゆり[8])がある[2]。また、中宮温泉組合などが管理する共同の露天風呂「薬師の湯」が温泉内にある[3]。
開湯から1200年の歴史がある[4]。白山開山の祖・泰澄大師が、傷ついた白鳩を見て発見したとされる[1]。霊泉とされ1574年(天正2年)には初めて浴室が設けられるなど長い歴史を有する[9]。
1961年(昭和36年)4月1日 - 厚生省告示第73号により、「白山温泉郷」の一部として国民保養温泉地に指定。ただし、この「白山温泉郷」はあくまで指定する際の名称であり、実態として白山温泉郷が形成されていたわけではない。
2020年(令和2年)2月に、白山白川郷ホワイトロードの無料区間で大規模な土砂崩れが発生し[2][3][6]、翌年(2021年)4月まで休業となった[3]。また、2022年(令和4年)8月には2020年の災害とは別の場所で道路の崩落が発生[5]。石川県側から中宮温泉へ行くことが不可能となった[注釈 1][5]。