旭川四条駅(あさひかわよじょうえき)は、北海道旭川市4条通18丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。駅番号はA29。宗谷本線のほか、新旭川駅 - 旭川駅間に乗り入れている石北本線の列車も停車する。
本項目ではかつて隣接していた旭川電気軌道東川線旭川四条駅、および当駅の開設以前に付近に存在した旭川市街軌道四条線四条十七丁目電停についても述べる。
歴史
当時の旭川市長の請願により設置された仮乗降場がその出自である[2][3]。1971年(昭和46年)から着手された宗谷本線旭川駅 - 新旭川駅間線増(高架複線化)に際してはその存廃が検討されたが、地元の要望が強く、工事費2000万円を地元が全額負担することで、高架上に新設移転し、正規の駅となった[3]。
年表
旭川電気軌道 旭川四条駅
- 1927年(昭和2年)
- 年月日不詳:四条通駅と四条駅が統合され、旭川四条駅が開業。
- 1937年(昭和12年)10月20日:東川線の旭川四条駅 - 旭川一条駅間の旅客営業廃止に伴い、旭川四条駅が旅客営業の起点となる。
- 1973年(昭和48年)1月1日:東川線が廃止。
旭川市街軌道 四条十七丁目停留場
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅。旭川駅管理の無人駅である。高架下に待合室、男女別の水洗式便所があったが、2022年3月で閉鎖された[9]。ホーム同士は階下の連絡通路で結ばれており、連絡通路が待合スペースとなっている[10]。
構内は旭川運転所への電車回送のため電化されているが、当駅を発着する定期旅客列車はすべて気動車での運行となっている。
のりば
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待合室出入口(2017年8月)
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待合室内(2017年8月)
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待合室からホームへの階段(2017年8月)
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ホーム(2017年8月)
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駅名標(2017年8月)
利用状況
乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
乗車人員推移
年度
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乗車人員(人)
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出典
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備考
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年間
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1日平均
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JR調査
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1977年(昭和52年)
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119.0
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[11]
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2017年(平成29年)
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133.6
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[JR北 1]
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2018年(平成30年)
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120.8
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[JR北 2]
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2023年(令和05年)
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93.6
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[JR北 3]
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駅周辺
旭川市の郊外住宅地である豊岡・東光方面への玄関口である。
高架下には通称「17丁目オール商店街」と呼ばれる商店街が線路に沿って1条通から6条通まで連なっている。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■宗谷本線
- □快速「なよろ」(2・3号のみ停車)
- 旭川駅 (A28) - 旭川四条駅 (A29) - 永山駅 (W31)
- ■普通
- 旭川駅 (A28) - 旭川四条駅 (A29) - 新旭川駅 (A30)
- ■石北本線(旭川駅 - 新旭川駅間宗谷本線)
- □特別快速「きたみ」(下りのみ停車)・■普通
- 旭川駅 (A28) - 旭川四条駅 (A29) - 新旭川駅 (A30)
かつて存在した路線
- 旭川電気軌道
- 東川線(廃止)
- 旭川一条駅 - 旭川四条駅 - 四条廿丁目駅
- 旭川市街軌道
- 四条線(廃止)
- 四条十七丁目電停 - 四条十一丁目電停
脚注
出典
JR北海道
- ^ “駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)事業計画(アクションプラン). 北海道旅客鉄道. pp. 11-12 (2019年4月). 2019年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月18日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)第2期事業計画(アクションプラン). p. 10 (2021年4月16日). 2021年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月29日閲覧。
- ^ “宗谷線(旭川・稚内間) 事業の抜本的な改善方策の実現に向けた実行計画(2024(令和6)~2026(令和8)年度)” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
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外部リンク