天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会(てんのうはい JFA だい100かい ぜんにほんサッカーせんしゅけんたいかい、英: Emperor's Cup JFA 100th Japan Football Championship)は、2020年(令和2年)9月16日から2021年(令和3年)1月1日まで開催された天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会。
新型コロナウイルスの流行により日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の中断や日本サッカー協会 (JFA) の活動休止、特別措置法に基づく緊急事態宣言に伴う催事の制限などを受け、日程やレギュレーションが複数回にわたり変更される事態となった。
なお、ACL2021への出場については、本大会の決勝に進出した川崎フロンターレとガンバ大阪が同年のリーグ成績によりすでにグループステージ出場を決めていたため、J1で3位の名古屋グランパスエイトが繰り上げでグループステージ進出、4位のセレッソ大阪がプレーオフからの出場を獲得した[12]。
2019年11月14日に発表された日程[2]によれば、1回戦は土日に、2回戦からラウンド16(4回戦)までは全て水曜日開催なのは前回・前々回と同様だが、準々決勝は祝日となる11月3日と翌日の4日(水曜日)との分散開催となる予定となっていた。
その後、2020年3月14日の組み合わせ方式の変更に伴い、2回戦から4回戦までの対戦カード数が変更になり、4回戦のあとにラウンド16(5回戦)を組み込み、4回戦の予備日として確保されていた10月14日を充てることとなった[4][5]。これにより、それ以外の日程に変更は生じないこととしていた。
さらに、2020年4月23日に公表された大幅なレギュレーション変更により、開幕日も9月16日に後送りされ、7回戦制に戻された[8]。4回戦以降が週末開催に変更されたほか、都道府県代表のうち15代表は2回戦からのシードとなる。2020年6月18日に最終承認された案では、再度8回戦制となった[11]。
以下の「出場回数」についてはJFAの公式記録に基づくが、基本的には「前身となるチーム(クラブ化前の実業団チーム、など)からの通算回数」としている。ただし、一部に例外もある。
2020年のJ1リーグの成績上位2チーム、J2・J3の成績上位各1チーム
日本フットボールリーグ (JFL) からの推薦チーム[2]。
2020年9月3日までに全都道府県代表が出そろった[16]。一部の都道府県では都道府県予選大会を中止し、各都道府県サッカー協会からの推薦(基本的に前年度出場チームもしくは各都道府県で最上位カテゴリに所属するチームを推薦)により代表を決定した。
出場回数及び都道府県代表選考に関する備考
3回戦までの対戦カードは2020年7月29日に発表された[31]。
4回戦以降の抽選は天皇杯実施委員会で2020年11月19日までに非公開で実施された[36]。
5回戦から準決勝の会場は、12月10日に発表された(勝ち上がったチームによって会場が決まるものも含む)[37]。
新型コロナウィルス感染防止のためJリーグクラブが4クラブのみ出場且つ準々決勝以降に登場という特殊なレギュレーションで行われた本大会の決勝に駒を進めたのは、準決勝でJ3代表の秋田をシュートわずか1本に抑えるという完璧な試合運びで圧倒。4年ぶり2回目の決勝進出を決め、初の天皇杯獲得を目指す川崎[38] と、J2代表の徳島に度々主導権を握られながらも後半の2得点で勝利し、5年ぶり7回目の天皇杯獲得を目指すG大阪[39] のJ1代表の2チーム。両チームは11月25日のJ1第29節で対戦しており、この時はホームの川崎が5-0で圧勝しG大阪は目の前でリーグ優勝を決められる結果となっており、その雪辱を果たしたい試合ともなった[40]。
試合は立ち上がりこそ互角の展開となるものの、徐々に川崎が押し込み続ける展開が続き、ほぼ一方的な展開になるも、G大阪のGK東口順昭を中心とした守備陣に阻まれ、前半はスコアレスで折り返す。後半も川崎ペースで試合が進み、迎えた後半10分(55分)、DF旗手怜央がつないだボールをFWレアンドロ・ダミアンが体勢を崩しながらスルーパス。これに反応したFW三笘薫がG大阪DF陣の間を抜け出し右足でゴールに流し込み、川崎がついに先制点を挙げる[41]。その後、G大阪は選手交代でMF倉田秋をボランチに置いたことでパスの回りが良くなり、一気に反撃に出るが、川崎はGKチョン・ソンリョンら守備陣の粘り強いディフェンスで最後までゴールを許さず、このまま1-0でタイムアップ。川崎が初の天皇杯獲得と、史上4クラブ目となるリーグ戦とのシーズン二冠を果たした[42]。なお、現役最後の試合となった川崎MF中村憲剛は、監督の鬼木達が中村を延長戦突入後の交代カードとして考えていたこともあり、最後まで交代出場はなかった[43] ものの、優勝という最高の形で現役を終えることとなった。
川崎フロンターレ v ガンバ大阪
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